Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』で新シーズンがスタートしました。イヤー5シーズン2「オペレーション・スティールウェーブ」では、2人の新オペレーターのAce(エース)とMelusi(メルシ)に加え、多くのオペレーターにバランス・アップデートが加えられています。約4週間にわたるテストサーバーを経て正式版となった今回の変更点をすべて頭に入れて、新シーズンの戦いに臨みましょう。
オペレーターバランス調整
Amaru(アマル)
ラウンド開始直後から建物の上階に突入できるAmaru(アマル)のガジェットが調整されました。防衛側にとって対応が容易だった各ポイントが改善され、奇襲攻撃が好きなプレイヤーには使っていてさらに楽しいオペレーターとなっています。
- ガラフックで突入する際のスピードが微増
- バリケードを割ってから突入する点を変更。ガラフックを引っかけたときは窓だけを破壊し、バリケードは突入時にキックで破壊するようになる
- 突入後の操作不能時間がわずかに短縮
- 落とし戸を割らずに上階に行けるようになった(ガラフックで落とし戸を直接破壊する)
- 突入中に左右を見られるようになり、突入と同時に左右の敵に容易に発砲できるようになった(これまでは突入の瞬間のみ左右を向けた)
Alibi(アリバイ)とMaestro(マエストロ)
- ACS12のリワーク
- スラグショットガンへ仕様変更
イタリアのオペレーターAlibiとMaestroが持っていたメインショットガンACS12が、これまでのドラムマガジン・フルオート式のまま、散弾ではなくスラグ弾へと変更されました。テストサーバーを経て、リリース版ではダメージ59、連射速度300となり、ADS速度も増加しています。
Finka(フィンカ)
- Finkaのアドレナリンサージによって蘇生した仲間の基礎体力を5から30に増加。ダウン状態のプレイヤーは、体力が50の状態で復活する(自分の基礎体力30+Finkaのナノブースト分20)
武器反動を減らすなど、味方全体に強力なバフをかけられる彼女のアドレナリンサージですが、新シーズンでは回復役としての側面が強化されました。負傷した味方を蘇生させた際の回復量が増えたことで、チーム全継続戦闘能力がさらに上がっています。
Kali(カーリー)
- 低速爆薬ランスが爆発するまでの時間を2.5秒から1.5秒に減少
- CSRX 300の射撃時の上向きの反動を改善
- 装備のP22 Mk5をSPSMG9(Clash(クラッシュ)のサブマシンガン)に変更
メインウェポン、ガジェットともに使いやすくなり、サブウェポンも選択肢が変化しました。SPSMGの方にはサイトがついているので、マシンピストルのエイムが苦手という方には朗報となります。
Oryx(オリックス)
- 壁に突撃したときに受けるダメージを10から5に減少
- 防弾カメラを新サブガジェットの感知アラームと入れ替え
- MP5にアングルグリップを追加
自らの肉体をガジェットとし、新しい工事要員となることが期待されていたOryxですが、やはり壁一枚につき10ダメージは許容ではないデメリットだったようです。壁一枚につき5ダメージと半額になり、また感知アラームを手に入れたことで、遊撃手として活躍する機会はさらに増えるでしょう。
感知アラームを所持しているオペレーター一覧
- Castle(キャッスル)
- インパクトグレネードと交換
- Rook(ルーク)
- 有刺鉄線と交換
- Tachanka(タチャンカ)
- 展開型シールドと交換
- Caveira(カヴェイラ)
- 防弾カメラと交換
- Mira(ミラ)
- 有刺鉄線と交換
- Goyo(ゴヨ)
- インパクトグレネードと交換
- Wamai(ワマイ)
- 有刺鉄線と交換
- Oryx(オリックス)
- 防弾カメラと交換
Clash(クラッシュ)
- SMGのサイトがレッドドットからリフレックスの緑色の三角形に変更。
Echo(エコー)
- ヨーカイドローンのバーストを受けたとき、カメラが揺れるエフェクトを削除。
- 混乱効果の長さが動作に影響されないように変更。持続時間は10秒で固定となり、視覚が混乱する度合いも効果中は一定になります。
- 展開型シールドをインパクトグレネードに変更。
ヨーカイドローンは天井に張り付いて見つけづらく、バーストでディフューザー設置を妨害できるうえに2つもあるということで、攻撃にとっては大きなストレス要素となっています。
今回の調整では、バースト効果中は画面がぼやけるのは変わりませんが、効果中に走ってもカメラが左右に揺れなくなりました。また、これまではバースト効果中はじっとしていた方が早く回復しましたが、Y5S2からは立っていても走っていても効果の持続時間は変わらなくなりました。競技シーンやランクマッチへの影響は不透明ですが、バースト効果がよりシンプルになり、使う方にも使われる方にも理解しやすくなったと言えます。
Kaid(カイド)とNomad(ノーマッド)
スコープつきマグナムが苦手という方に、モロッコの2人にはそれぞれ別のサブウェポンが追加されました。
- Kaid
- サブウェポンにLFP586を追加。
- Nomad
- サブウェポンにPRB92を追加。
Ela(エラ)とZofia(ゾフィア)
2人のガジェットによってコンカッション効果を受けたとき、マウス感度が変更されていた点が削除されました。
ポーランド姉妹が使うガジェットによるコンカッション効果は、見えない、聞こえない、走れないだけでなく、自分の動きまで鈍くなってしまう点が競技シーンでもストレス要素とされていましたが、これで多少は対抗しやすくなるでしょう。
Ying(イン)
- カンデラの数を4から3に減少(PC版は2020年4月30日に変更済み)
ランクマッチのルール変更
「オペレーション・スティールウェーブ」から、ランクマッチのルールがいくつか修正されました。
リーダーボード統一
これまでは地域ごとに集計されていたMMRが、世界統一のものになります。
MMRとはマッチメイキングレーティングの略。ランクマッチの結果に応じて増減するプレイヤー個々のポイントで、マッチング時に参照される値です。このMMRが一定数を超える度にランクが上がるというルールです。
今シーズンからはサーバーによってMMRが異なる、といったことがなくなり、全世界のプレイヤーが1つの順位表を共有します。
最低レベルが50に増加
プレイヤー同士で実力を競い合う「ランクマッチ」は、これまで参加条件として「最低クリアランスレベル30」が課せられていましたが、新シーズンからは「レベル50」が最低ラインとなります。ランクマッチ参加を目指していた方には残念なお知らせですが、基本的な部分をしっかり見直し、改めてレベル50を目指してがんばりましょう。
また、最近シージを買ったばかりという方は、EAA!!の「シージ初心者講座」で初歩を学んでみてください。
「チャンピオン」ランクの条件変更
ランクマッチの最高峰である「チャンピオン」帯に昇格する条件も変更されました。
- 5,000以上のMMR
- 最低100マッチを完了させる
- 試合放棄はカウントされない
チーター被害がたびたび報告されているランクマッチの上位帯ですが、Ubisoftはこれまで「チーターを容易にレベルアップをできなくする」、「チーターのオフラインBANを行う」、「APACでもユーザーアカウントの2段階認証を導入する」などのアップデートを施しつつ、今後もさらなる不正対策を進めているようです。
テストサーバーが通常より1週間長く開かれていたこともあり、オペレーターの多数の変更点について忘れてしまった方もいるかもしれません。新しいシーズンが始まったら、以上に挙げた各種のステータスを再確認し、情報面で後れをとらないようにしながら戦いましょう。
『レインボーシックス シージ』の発売日は2015年12月10日で、対象機種はPS4、Xbox One、PC。
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Source: RAINBOW SIX SIEGE
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