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今から始める無料FPS『Destiny 2』: 前作から最新DLC「光の超越」までの6年間のストーリーあらすじ

今から始める無料FPS『Destiny 2』: 前作から最新DLC「光の超越」までの6年間のストーリーあらすじ
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11月11日から4年目DLCコンテンツ『Destiny 2 光の超越』が配信され、初心者の方々でも安心してゲームを学べるチュートリアルが実装されました。

しかし、前作『Destiny』が2014年に発売されてから6年も経過した今から本作を始めるには、ストーリーの情報量が多くなってしまったのも事実。 ゲーム内に用意された「伝承」という短編小説で描かれる設定のボリュームは映画を数本作れてしまうレベルで、設定資料をまとめた公式小説はなんと3巻まで発刊されており、さらにマンガ料理本まで登場しています。

そこで当記事では6年間の『Destiny』シリーズの歴史と、「光の超越」が一体どのような立ち位置のストーリーなのかをざっくりとご紹介します。

CONTENTS

『Destiny 2』の基本情報

これまでリリースされてきた拡張コンテンツと「光の超越」を含む2022年までのロードマップをまとめた公式動画

Destiny 2の「トラベラー」とは?

人類に叡智を授けたトラベラーは、「光の力」を扱う巨大な球体型生命体。21世紀に地球人とコンタクトし様々な叡智を授けて「黄金時代」を形成した。 『Destiny 2』では覚醒の際に外壁が剥がれるが、3年目最後の日のイベントで画像の姿に戻る。宇宙誕生の前から存在しているという説もある。

地球に来る前から「暗黒」という敵対勢力に執拗に狙われ続け逃亡していたが、地球まで暗黒が迫った際には力を振り絞り対抗し、休眠状態となってしまう。休眠直前に、光の力を宿して戦う「ガーディアン」を見出す使命をもった「ゴースト」を生み出す。

プレイヤーの相棒となるゴースト。ほぼセリフがない主人公のかわりに感情豊かに喋る。

『Destiny 2』1年目のキャンペーンにて休眠状態から目覚めるが、それが「暗黒」が再び活動を始めるトリガーとなってしまう。 3年目最後の日のイベントで前作『Destiny』と同じ球体に姿を戻す。

Destiny 2の「ガーディアン」とは?

プレイヤーの分身となるのがガーディアン。 「ヒューマン」、「エクソ(人の意志がインストールされたロボット)」、「アウォークン(かつては人間だったが変異した種族)」から選択できる。

過去になんらかの理由により死亡したが、「ゴースト」により「ガーディアン」として蘇生され光の力を行使する。初めて蘇生された際にはそれまでの記憶を失う。その後はガーディアンが死亡してしまっても、ゴーストが生存しているか、光の力そのものを奪われない限り復活できる。『光の超越』では、敵陣の暗黒の力「ステイシス」も扱えるようになる。

人類を守護するガーディアン。 「タイタン」、「ハンター」、「ウォーロック」の3種類のクラスから1つを選べる。

Destiny 2の「暗黒」とは?

太古の時代から、球体型生命体の「トラベラー」を狙う勢力。かつて太陽系に襲来し黄金時代を終焉させる「大崩壊」を引き起こす。 目的は宇宙を「最終形」と呼ばれる状態にすることとされており、プレイヤーと初めて接触してきたときは全く同じ姿で自らを「救済者」と呼称。 

存在自体は『Destiny』シリーズ最初期から語られていたものの、直接関わってきたのはつい最近。ピラミッド型の船による艦隊で地球圏に襲来。

暗黒と初対面ではプレイヤーの姿を使って語りかけてくる。

Destiny 2の「フォールン」とは?

フォールンは、人類よりも前に「トラベラー」の恩恵に授かっていた種族。しかし、フォールン版の「大崩壊」と呼べる「大嵐」でトラベラーに見捨てられてしまう。それ以降種族は衰退したが、再興のためにトラベラーを追い求めて太陽系に到来。

フォールンには階級制度が用いられており、階級が高いほどフォールンのエネルギー源「エーテル」を摂取することができるため、階級が高いほど体が巨大化する。4本腕が特徴の種族だが、階級が低いと腕を2本切断され、功績を上げれば修復される。

フォールンは1つの意志の下に行動しているのではなく、複数の「ハウス(クランのようなもの)」に分かれてそれぞれが独自に活動をしている。 暗黒とは別勢力だったが、暗黒に組みした勢力との戦いが『光の超越』のメインストーリーとなっている。

フォールン語では自身の種族を「エリクスニー」と呼称。 人類がつけた堕落を意味する「フォールン」という名前は侮辱的だと嫌っている者もいる。 派生として「スコーン」がいる。かつてはトラベラーをめぐり人類と敵対して残虐の限りを尽くしたが、現在は人類に協力する個体やハウスも出現し始めた。

Destiny 2の「ハイブ」とは?

ハイブは、地球が誕生するより昔の時代に、元々は数年しか生きられない種族が虫の神と契約し進化した種族。

契約の代償として体内に虫を宿しており、虫が発する強烈な飢餓を満たし続けなければいけない(ゲーム内でも倒した際にまれに確認できる)。魔術や呪いを用いたり、用意周到な計画を立てたりと強力な腕前と高い知能を有する。

ハイブの指導者である「オリックス」は前作『Destiny』で討伐済みだが妹の「サバスン」と「シヴ・アラス」は存命で今後の鍵。太古の時代から「暗黒」の尖兵として「トラベラー」を追跡し、トラベラーと共存していた数々の世界が暗黒に飲み込まれるのを見届けてきた。

Destiny 2の「カバル」とは?

カバルは、銀河に一大帝国を有する集団。 『Destiny』ではカバル帝国の太陽系先遣隊が火星を制圧するも、我らが「ガーディアン」とハイブの指導者である「オリックス」によりズタズタにされ、本国に救援を要請。

『Destiny 2』の冒頭で遂に「ガウル」率いる本隊の「レッド・リージョン」が到着しシティが崩落、トラベラーを捕獲され光を失った多くのガーディアンが命を落とす。これが「カバル大戦」の始まりとなる。 時を同じくして追放されていた先代の皇帝「カルス」が地球圏を訪れる。

「暗黒」に組みしていないが、暗黒に触れた存在はいくらか存在する。

Destiny 2の「ベックス」とは?

ベックスは、宇宙創造よりも前から存在し、時間さえも干渉できると言われている機械生命体。

実はレディオラリアと呼ばれる液体が本体。『Destiny』のメインキャンペーンでは「謎の人物」に導かれて「ブラック・ガーデン」を襲撃し、ベックスが崇めるブラック・ハートを破壊するまでが描かれた(ただしこの話には続きがあり『Destiny 2』の3年目拡張コンテンツ「影の砦」で判明する)。

『光の超越』ではそれ以降は音信不通だった「謎の人物」が登場し、ベックスのさらなる謎を解明していく。 目的は「光」も「闇」も存在しない0と1だけの宇宙の創造と目されているが、同時に暗黒を崇拝して力を利用しているなど、まだまだ謎が多い。

Destiny 2の「宿られた軍」とは?

宿りの力を行使しているオリックス

宿られた軍は、暗黒により歪められた存在。元々の姿では持ちえなかった新しい力が付与される。「オリックス」が宿られを生み出していたが、元を辿れば虫の神アッカを殺害して奪った力。「オリックス」を討伐後は沈静化すると思われていたが、「サバスン」が宿られを生み出す力を引き継いだために宿られは現在も活動中。

広がり続ける『Destiny』の世界

ご覧のとおり、基礎中の基礎をざっと説明してみただけでも中々の量になってしまいましたが、これらは氷山の一角に過ぎません。 それほどまでに『Destiny 2』の重厚なSF世界観はこの6年間で積み上げられ今もなお拡張し続けています。

それではここからは『光の超越』に至るまでの『Destiny』と『Destiny 2』のあらすじをまとめていきます。

『Destiny』シリーズの歴史

黄金時代

21世紀、トラベラーが太陽系に来訪し木星の衛星2つ、水星、金星をテラフォーミング。その後にトラベラーが火星に向かっていることを察知した人類は火星に3人の宇宙飛行士を送り、火星に降るはずのない雨を降らしているトラベラーとの接触に成功し「黄金時代」が幕を開ける。


トラベラーがもたらした叡智により人類の寿命は3倍になり、科学技術が進化し太陽系の宇宙開拓が進む。この時に人間の意志を機械の体に移した「エクソ」や「エングラム」、「グリマー」など様々な遺産を開発。

大崩壊

しかし、黄金時代は暗黒の襲来により300年の歴史に幕を閉じる。 最終的にトラベラーが犠牲となり暗黒を追い払うも、一度は太陽系を股にかけた人類は絶滅寸前にまで追い込まれる。

なお、大崩壊の少し前にトラベラーの力に頼らず生きていこうと地球を離れた集団がブラックホールのようなものに飲み込まれ第3のプレイヤー種族「アウォークン」に変異。

トラベラーは最後の力で「ゴースト」を生み出し光の力を扱える「ガーディアン」を見出すように指示を出し休眠する。ここから「暗黒時代」が始まる。

暗黒時代

暗黒時代にフォールンが地球に襲来。宇宙海賊と称されるほどにあらゆる物資を略奪していくフォールンの手により、数少なかった人類はさらに減少していくことに。

時間の流れが違う異空間で数千年の時を過ごした「アウォークン」が地球圏に帰還。

この頃に史上初のガーディアンたちが誕生し超人的な力で支配する暴君と化すが、後に「鉄の豪傑」と呼ばれるガーディアンたちにより討伐、または改心し、人類が一つに向かう。

シティ時代

休眠するトラベラーの麓に人類が集い「シティ」を建造する。この頃から「シティ時代」が始まったとされる。

フォールンがシティに迫る一大決戦「シックスフロントの戦い」が発生し、鉄の豪傑が率いるガーディアンたちが勝利。
その後、鉄の豪傑は黄金時代のテクノロジーを利用しようとするが、その結果、黄金時代のナノテクノロジーの「ZIVA」をにより2人を残して全滅する。この時の生き残りの「サラディン卿」が現在も毎月開催されるPvPイベント「アイアンバナー」を主催する。

それからも数々の歴史を重ねて『Destiny』へ。

初代『Destiny』あらすじ

ガーディアンの目覚め

荒野で目覚めたプレイヤーは金星で「謎の人物」と邂逅。ベックスの脅威と本拠地であるブラック・ガーデンの情報を知る。


「アウォークン」の本拠地「リーフ」で女王「マラ・ソヴ」と女王の弟「ユルドレン・ソヴ」と面会。女王からブラック・ガーデンへの入り口は火星にあると学んだガーディアンは火星に展開していたカバル先遣隊と初接触。


ブラック・ガーデンに侵入し中枢にあったブラック・ハートを破壊。ここでメインキャンペーンが終了。


オリックス襲来

月に眠るハイブの神の息子「クロタ」の覚醒と討伐、ベックスの技術を用いようとするフォールンの「スコラス」を捕獲したガーディアンたちのもとに、遂にハイブの神である「オリックス」が襲来。

時間稼ぎとして、マラ女王とリーフの軍勢が犠牲になる(ただし女王は死んではいない)。 オリックスにより戦力が壊滅したカバルは本国に救難信号を送る。レイド「邪神、滅びる」にてオリックスの討伐に成功する。この戦いは「宿られた軍との戦い」と呼称される。


新世代の誕生

それから1年後、フォールンの一党「デビル・スプライサー」がZIVAと接触。 ガーディアンは「鉄の豪傑」の生き残りのサラディン卿と協力してデビル・スプライサーを倒してZIVAを封印し、新世代の「鉄の豪傑」となる。

『Destiny 2』あらすじ

メインキャンペーン

「宿られた軍との戦い」から2年。遂にカバル本国から遠征してきたカバルの精鋭部隊「レッド・リージョン」がシティを急襲する。この戦いでカバルの指導者「ガウル」がトラベラーを鹵獲。

ガーディアンたちは光を失いなすすべもなく殺害され、シティは陥落しレッド・リージョンの本拠地に変貌してしまう。

そんな絶望のなか、ただ一人だけ光を取り戻せたプレイヤーが、散らばった仲間たちを再集結させてガウルと決着。最終的にトラベラーが覚醒して全てのガーディアンが光を取り戻すことに成功する。 

この時にトラベラーが発した光は宇宙の彼方にまで届き、暗黒のピラミッド艦隊も再起動してしまう。

拡張コンテンツ「オシリスの呪い」と「ウォーマインド」

それからもガーディアンたちはベックスの仮想現実シミュレーション「無限の森」で、ベックス以外の全てが崩壊するという最悪の未来を予見した「オシリス」に協力し、絶望の未来の到来を妨害。

火星では黄金時代の軍事AI「ラスプーチン」が封じていたハイブの虫の神「ソル」を、ガーディアンとなり記憶を失う前のかつての自分を探し続ける「アナ・ブレイ」と「ラスプーチン」と共に討伐する。

2年目拡張コンテンツ「孤独と影」

オリックスの襲来時に行方不明となったマラ女王を捜索していた弟のユルドレンと、ユルドレンと親しくなったフォールンのファナティック(フィクルル)が刑務所に投獄される。看守を務める「バリクス」は自身の目的のため(『光の超越』で詳細が明らかに)に2人が脱獄する手助けをして失踪する。

脱獄騒動を鎮圧するためにガーディアンはケイド-6と出撃、ケイド-6はユルドレン率いる「スコーン」と激闘を繰り広げるがユルドレンに殺害されてしまう

関連記事: Destiny 2:「孤独と影」キャンペーン第1話“プリズン・ブレイク”をプレイ、硝煙香る鉄の牢獄でケイド6とのブロマンスデート [E3 2018]

最終的にガーディアンとペトラによりユルドレンとファナティックは討ち取られるが、その後にユルドレンがゴーストに蘇生され記憶を失い復活する(それから2年間音沙汰がなかったが『光の超越』と同時に始まった「斬獲のシーズン」でガーディアンと邂逅する)。

3年目拡張コンテンツ「影の砦」

1年後、月でエリス・モーンが大崩壊から潜んでいた1隻の暗黒のピラミッドを発見する。ピラミッドから発せられる力によりクロタ、ガウル、ファナティックといった過去の強敵たちを再現したナイトメアが出現。暗黒はナイトメアを通していかに光が無力で無責任かを語りかけてくる。 

さらにこの混乱に乗じてクロタの娘のハシュルドーンがピラミッドの力を吸い取ろうと暗躍。 全ての障害をねじ伏せたガーディアンはついに「救済者」と名乗る「暗黒」と接触する。 一方、エリスはピラミッド内部にある石像に触れたことで暗黒の力を手に入れてしまう。

月の件が一段落したあと、「無限の森」で行方不明となっていた「セイント-14」が帰還。レッド・リージョン残党が巨大兵器「オールマイティ」をシティに落下させようとする事件が発生。

そしてついに、太陽系にピラミッド艦隊が到着。 衛星タイタン、衛星イオ、火星、水星が暗黒に飲み込まれて消失。地球もあとすこしで飲み込まれそうになるが再びトラベラーが覚醒し、かつての姿を取り戻す。

それと同時にガーディアンは「暗黒」に導かれ、舞台は木星にある衛星「エウロパ」に移る。

4年目拡張コンテンツ『光の超越』とその先へ

以上、これまでの『Destiny 2』では一体どのような歴史を歩んできたかを解説してきました。 2014年に『Destiny』が発売された頃から語られてきた「暗黒」がついにゲーム内でも登場しました。 エウロパでは暗黒の力「ステイシス」を身につけ、フォールンのトラベラー信仰を切り捨て新たな道を目指す「エラミス」が帝国を作り上げています。 さらに6年ぶりに「謎の人物」が現れ、これまで光の力だけで戦い抜いてきたガーディアンはついに暗黒の力に身を委ねるなど、物語はまさに光を超越するほど加速していきます。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • Destiny2序盤からの復帰勢でストーリーがわからなくて困っていたので助かりました!
    ケイド-6いなくなってたのね。軽口が好きだったのに。

  • 過去ストーリーとか見れなくて困ってたから助かる。
    ネタバレありでいいから光の超越の話もシーズンが終わったら更新してくれ~

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