CoD:ヴァンガード:アンチチート”RICOCHET”流出は「想定内」で大きな影響はない模様、チート業者「分析は非常に簡単」

CoD:ヴァンガード:アンチチート”RICOCHET”流出は「想定内」で大きな影響はない模様、チート業者「分析は非常に簡単」

『Call of Duty: Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)』および『Call of Duty: Warzone(コール オブ デューティ ウォーゾーン)』に向けて新たに発表されたアンチチート構想「RICOCHET」。このシステムを構成するドライバが早くも流出したことが先日話題となりましたが、これはActivisionの想定の範囲内であった可能性があります。

「RICOCHET」ドライバ流出の真相は?

日本時間10月14日、今後の『CoD:ウォーゾーン』アップデートと、11月5日リリースの『CoD:ヴァンガード』に向けて、Activisionから新たなアンチチート構想「RICOCHET(リコシェ)」が発表されました。

このRICOCHETはカーネルレベルドライバを伴っていることが特徴で、『ウォーゾーン』などのアプリケーションと外部ツールのやりとりを直接監視することにより、チートツールをこれまで以上に速やかに検出する効果が期待されています。

しかし、RICOCHETが発表された翌日の10月15日には、早くもこのドライバがチートソフト開発者を含むハッカー界隈にリークされてしまったことが@AntiCheatPDから報じられています。

リークは想定の範囲内?

期待のアンチチートがリリース前にリークされたということで、ざわつくCoDコミュニティでしたが、今回の流出騒動はActivisionの想定の範囲内である可能性が浮上しています。

VICEが2人の匿名の消息筋から得た情報によると、ActivisionはRICOCHETの信頼性と安定性をテストするために以前から何人かのテストプレイヤーに向けてRICOCHETを配布していたそうです。いわば公開テストされていた形であり、チートツール業者にドライバが発見されるのは不可避だったと言えます。

外部のプレイヤーと行っている公開テストの存在については、Activison側も10月16日のツイートで以下のように認めています。

  • RICOCHETアンチチートは、ライブテストでコントロールされています。皆さんのPCに導入する前に、徹底したテストを行っているところです
  • このテストでは、リリース前バージョンのドライバを、指定したサードパーティーに提供しています
  • サーバー側のアップグレードもリリースに向けて準備中です

この件に関して、ライアットゲームズでアンチチート・チームを率い、『CoD:V』の開発にも携わっているPaul Chamberlain氏は、VICEのテクノロジー関連ニュースを手がけるMotherboardに対し、オンラインチャットで以下のように回答しています。

Chamberlain「(開発スタッフは)チートコミュニティがドライバにアーリーアクセスするのを望んでいないのは明らかですが、一般の方々を対象にテストを行えば、ほとんどの場合、それは起こり得ます。そのため、リリース準備の整っていないバージョン(例えば、難読コード化されていないバージョンや、デバッグシンボルが使えるバージョン)でテストを行っていない限り、チート開発者がわずかに有利になるという程度の影響しかありません。公開テストを実施することは、Activisionにとって、機密性を高めることよりも価値があると思われます」

チート業者は先手を打てた?

一方、チートプラットフォームサイト「Phantom Overlay」を運営するZebleerからVICEに送られたメールによると、彼らは件のアンチチートドライバの解析を、今まさに行っているところだそうです。

Zebleer「私にとっては、広範なアクセスができるのはもう少し後になると見越していたので、やはりリークです。このリークは、例えばTwitchのソースコードのリークがもたらしたのと同じ脅威を、CoDにもたらすものではありません。ですが、どのみち新しいアンチチートの導入に際して入手できたわけなので、今手に入ろうが、後になろうが、リバース作業は始めていたでしょう。リークによって生じる唯一の違いは、実装前に先手を打って、今からリバース作業と分析を始められるということです」

今回流出したドライバそのものは、リリース時に全プレイヤーがダウンロードするものであるため、いずれにせよチート業者の手に渡ることになります。ポイントは、このアンチチートのリバース・エンジニアリングを開始できるタイミングで、チート業者からすれば、今回の流出によってチートツール作成の予定が早まったと捉えられそうです。

Zebleer「このドライバは楽な仕事だと言えるでしょう。CoDがアンチチート分野での新しい取り組みを大がかりに宣伝したことを考えると、このドライバのリバース作業と分析が、非常に簡単だったことにとても驚いています。RICOCHETに勝てるのはトップレベルのスプーフィング・プロバイダだけでしょうが、勝つ方法はいくつかありますよ」

チート業者はこのように余裕を見せていますが、今回の流出による大きな影響はないという点では、開発者とチート業者の見解は一致しているようです。それでもRICOCHETに対して不安を募らせているプレイヤーは一定数いるはずなので、Activision側の今後の発言に引き続き注目したいところです。

『CoD:ヴァンガード』の発売日は2021年11月5日で、対象機種はPS5 / PS4 / PC / Xbox One / Xbox Series X | S。

Source: Vice

コメント

  • Comments ( 6 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By 匿名

    チート対策なんてのはな黙ってやるもんだし
    一般ユーザーの消費者からしたらできて当たり前なんだよ
    結局批判に耐えかねて対策してますアピールをするのが目的なんでしょ

    • By 匿名

      チート対策で高名なRiotも度々ブログで情報発信してるし、その効果などもアピールしてるんだけど
      ユーザーにとって対策取られてる事が分かるのは安心感にも繋がるし、それで実績を上げれば運営にとっても信頼感の向上に繋がる
      そもそも出来て当たり前じゃないからこれだけ業界の問題として根深く残ってるのだが

      まぁ正にその実績が見えないってことが問題だから、君みたいな残念な見方をしてしまう人が出てくるのだろうな

    • By 匿名

      批判と誹謗中傷のラインもまともにわかんないんだろうし喋んない方がいいよ。

  2. By 匿名

    まぁどうせチーターが皆無の完璧なシステムなんて存在し得ないんだから、事後対応をどれだけ厳密に徹底してやるかだわな

  3. By 匿名

    チートを使う・売る連中じゃなく、チートを使われて迷惑を被ってるメーカーに非難が集まるのは変な話だよね

  4. By 匿名

    ユーザー「もううんざり」

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