本日2022年2月11日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』のライブサーバーにて、テスト環境「エクスペリメンタル」を実施しました。今回のエクスペリメンタルは「クリエイター・エクスペリメンタル・カード」と称し、コンテンツクリエイターたちのアイデアをもとに大胆なバランス調整が行われています。
なお、2月11日15時時点では既知の問題の発生により、一時的にエクスペリメンタルは無効化されています。
追記(2022年2月12日):現在、プレイ可能です。
「クリエイター・エクスペリメンタル・カード」第2弾
今回の限定版エクスペリメンタル・カードは、「オーバーウォッチ」のコンテンツクリエイターたちが直接手掛けた大幅なバランス調整が目玉となります。各クリエイターは、自身の担当するロールのヒーローであれば自由に変更を加えることができます。各ロールを担当する参加者をご紹介します。
・ML7 - サポート
・LemonKiwi - タンク
・Jake - ダメージ
・Wanted - ダメージ
パッチノートを読んでゲームをプレイし、チームと特訓を重ねてクリエイター・カップ・トーナメントに備えましょう!大会の詳細を確認し参加登録するには「Overwatch Flash Ops: Experimental Card Creator Cup」のページにアクセスしてください!
2021年12月1日に実施されたクリエイター・エクスペリメンタル・カードの第2弾ということで、今回もかなり大胆なバランス調整が行われています。 それに伴い、エクスペリメンタル・カップ2も開催されます。エクスペリメンタル・カップ2の詳細についてはオーバーウォッチのニュースページをご覧ください。
第1弾では、クリエイター・エクスペリメンタル・カードの内容がゲーム本編に実装される予定はないと明言されていましたが、一部実装された事を考えると今回もいくつか実際に採用される事があるかもしれません。
また、現在既知の問題を解決するため、エクスペリメンタルが一時無効化されています。実際に、エクスペリメンタル実施直後に変更点の確認を行った際、後述のタンクのアルティメットダメージ減少などが機能していない事が確認できました。
ヒーローのアップデート
- 一般
- ヒットスキャンの距離減衰が最大距離で30%から50%に増加
タンク
- すべてのタンクの武器、アビリティ、アルティメットのダメージを50%減少。
- タンクに適用されるクラウドコントロール系アビリティのうち、以下のタイプは効果時間を50%減少
- スタン
- 睡眠
- ノックダウン
- ノックバック
- 速度低下
- 固定
- 以下のクラウドコントロール系アビリティは変更なし
- メイの“ブリザード”
- ラインハルトの“アース・シャター”
- ザリアの“グラビトン・サージ”
- ウィンストンの“プライマル・レイジ”
一部Ultを除きタンクのクラウドコントロール耐性が強化。一方で、タンクの攻撃は全ての与ダメージが50%に抑えられています。これついて、今回変更を担当したクリエイターLemonKiwi氏がTwitter上で「少々やりすぎであった」と発言。また、何らかの対応を取れないか開発チームと話し合うとも述べられています。
ラインハルト
- 一般
- アーマーを200から400に増加(全体力500から700に増加)
- “ファイア・ストライク”
- “ファイア・ストライク”を受けた敵の受ける回復が4秒間、50%低下
- “チャージ”
- 複数のターゲットを押さえることができる
- 最初の2秒間の移動速度が40%増加
- コマンドを再入力することでキャンセル可能
アーマー付与による体力強化はD.Vaとレッキング・ボールを除くタンクの共通強化(付与量には違いあり)。他にも全体的に強化と言える変更点が並んでいますが、同じくタンク共通の調整である武器ダメージ半減で“ロケット・ハンマー”の威力が85ダメージから42.5ダメージに低下しています。
広い範囲をカバーできる反面、大振りなアクションが伴うラインハルトにとってこれはかなりの痛手であり、強化された“チャージ”の最大ダメージも300から150に低下してしまっており魅力半減です。
オリーサ
- 一般
- アーマーを250から500に増加(全体力550から700に増加)
- “フォーティファイ”
- 移動速度が40%増加。8メートル範囲内の味方は移動速度が20%増加し、ダメージが20%軽減
- “ストップ!”
- スフィアを発射しなくなる
- 代わりにツルが5メートル範囲内のもっとも近くにいる敵ターゲットに取りつき、1.5秒間、オリーサに引き寄せる
- “スーパーチャージャー”
- 仲間にダメージバフを与えなくなる
- 10メートル範囲内にいるすべての敵の移動速度が40%低下
防衛寄りの性能から一転、突撃性能に特化した性能に。特に“フォーティファイ”の味方バフは、ルシオの“クロスフェード”(25%)とほぼ同程度の速度バフに加え、被ダメージ20%軽減と優秀。
“ストップ”は、スフィアから伸びるツルが直接オリーサから発生します。ツルが取り付いた対象は、1.5秒間オリーサの半径5m以内から出ることができなくなり、オリーサ側が対象から離れた場合は進行方向に対象を引っ張る事が可能。
“スーパーチャージャー”は、ビジュアルはそのままに接続対象が相手ヒーローとなり、デバイスから半径10m以内の対象へのデバフ効果に変更されています。
ザリア
- 一般
- ライフが200から300に増加。アーマーが0から300に増加。シールドを削除(全体力400から600に増加)
- “パーティクル・バリア”
- 1エネルギーごとに自身の移動速度が0.5%の増加し、最大50%まで増加
- “バリア・ショット”
- 1エネルギーごとにターゲットの移動速度が0.5%の増加し、最大50%まで増加
ザリアは両バリアに速度バフの効果が付きました。速度バフの大小はエネルギー量依存であるため安定性に欠けますが、最大値の50%はソルジャー76の“スプリント”と同じであり、かなりの速度です。
多くのタンクヒーローと同じく行われている体力の増加やアーマー化は、バリアで積極的にダメージを受けに行くザリアと好相性ではありますが、今まで可能であったシールドによる自動回復ができなくなっている点には注意。“パーティクル・キャノン”のサブ射撃による自傷ダメージにも気を配る必要があります。
シグマ
- 一般
- アーマーを0から200に増加(全体力400から600に増加)
- シールドを削除
- “ハイパー・スフィア”
- 射出数を2から1に減少。リカバリー時間を1.2秒から0.5秒に短縮
- “アクリーション”
- ヒット時1回分のチャージを獲得、このチャージ分を使用した後にクールタイムが開始
- “キネティック・グラスプ”
- アビリティ使用中はクラウドコントロールの影響を受けない
- “エクスペリメンタル・バリア”
- クールダウン時間を最低0.1秒に短縮
体力のアーマー化については、ザリアと同じく自傷ダメージに注意。“エクスペリメンタル・バリア”は旧性能のシグマを彷彿とさせる高速展開が可能になり、“ハイパー・スフィア”は、2連投から高回転の単発射撃に変更され癖の無い性能に。
“アクリーション”の変更点は、外した場合いつも通りの性能で、ヒットした場合は即2発目が使用できるようになります。このヒットは直撃はもちろん爆風ダメージのみでも有効。ただし、2発目はヒットの有無に関わらずクールタイムが発生するため、使用可能な状態ではそれが1発目なのか2発目なのかをしっかりと把握しておく必要があります。
“キネティック・グラスプ”はパッチノートに記載されている通り、発動中はクラウドコントロール系の影響を無効化します。無効化はシグマの向いている方向を問わず有効であり、背面からの“チェイン・フック”や“スリープダーツ”はもちろん、“ブリザード”による凍結や“グラビティ・フラックス”の浮遊も無効化可能。なお、“アース・シャター”の叩きつけや“グラビティ・フラックス”の持ち上げ(叩きつけは無効)ダメージ自体は受けるので注意。
レッキング・ボール
- “グラップリング・クロー”
- 6秒後に自動的に切り離されなくなる。6秒以上持続している場合、最大速度に到達したり、ダメージを与えたり、ノックバックしたりできなくなる
- “マイン・フィールド”
- 敵にダメージを与えると、2.5秒間ブラインド状態にする。ブラインド状態の間、プレイヤーはHUD以外見えなくなる
- “パイルドライバー”
- ダメージを与えた敵1人ごとに、“アダプティブ・シールド”のクールダウンが1秒短縮される
“マイン・フィールド”のブラインド効果追加はOWにおいてかなりの驚異となる変更。2.5秒はそれなりの長さであり、“マイン・フィールド”が元々有している連鎖性能や各種ノックバック付与との相性も抜群です。
ロードホッグ
- 一般
- ライフを600から300に減少。アーマーを0から300に増加
- “チェイン・フック”
- 敵を引っ張る速度が75%上昇
- “テイク・ア・ブリーザー”
- 回復量が300で固定ではなくなる
- 基本値の100に加え、周囲の味方1人につき100回復
- 味方のダメージヒーローの近くにいるとダメージを25%軽減
- このバフは5メートル範囲内のすべての味方に適用される
- 味方のタンクヒーローの近くにいるとダメージを50%軽減
- “ホール・ホッグ”
- ノックバック効果を削除し、アビリティの任意中断を可能に
ロードホッグは体力の総量に変化はありませんが、一部がダメージ軽減効果のあるアーマーに変更され実質的に耐久力が上昇。
“ホール・ホッグ”はノックバック効果が削除され持ち前の超火力を発揮できるかと思いきや、全タンク共通調整である与ダメージ半減によって程々に抑えられています。それでもヘッドショット判定をしっかりと狙う事で高い与ダメージに期待できる他、好きなタイミングでキャンセルできる様になった事で元々Ultに備わっている終了時のリロード効果を有効活用できます。
“テイク・ア・ブリーザー”は味方の数をカウントする“アダプティブ・シールド”のような仕様になっており、付近の味方に対しても恩恵を与える効果を追加。ライブ仕様の単騎完結型ヒーローから、チームワークが求められるヒーローへと変更されています。
D.Va
- 一般
- ジャンプキーの長押しに降下速度の低下機能を追加
- “フュージョン・キャノン”
- メイン攻撃のダメージを弾1つにつき2から1に減少
- “ディフェンス・マトリックス”
- 敵のアルティメットの射出物をブロックすると、アルティメット・チャージが30%増加
- “ブースター”
- クールダウンを4秒から2秒に短縮
一般調整はマーシーの“エンジェリック・ディセント”のような使用感。“ブースター”のクールタイム短縮と合わせ空中で高い機動力を発揮します。
“ディフェンス・マトリックス”でのUlt吸収による30%チャージはUlt1種につき30%で固定。“タクティカル・バイザー”や“デッド・アイ”など複数発発射するUltの場合も30%しか獲得することは出来ません。
ウィンストン
- 一般
- アーマーを150から300に増加 (全体力500から650に増加)
- “ジャンプ・パック”
- アビリティ使用時、敵に僅かなノックバックを付与
- “プライマル・レイジ”
- ライフの増加量が1000から1700に上昇
- ライフが毎秒75減少し、最低350まで減少
- メイン攻撃のコマンドを長押しするとパンチがチャージされ、ノックバック率を最大100%まで増加できる
“プライマル・レイジ”の減少ライフは回復が可能。また、ライフ増加量が700上昇しているため、効果時間10秒の間フルでダメージを受けた場合の-750との差し引きは-50止まり。調整点は恩恵の方が大きい場面が多くなりそうです。
ダメージ
ゲンジ
- “風斬り”
- チャージを2つに増加
- 敵をキルするごとにチャージが1補充される
- “龍撃剣”を発動すると同様にチャージが1補充される
- ダメージを50から30に減少
- “龍撃剣”
- 持続時間を6秒から3秒に短縮
- 終了後、攻撃速度が6秒間40%増加
“風斬り”は、単発の威力が下がった代わりに2回分までストック可能に。キルによるクールタイムリセットは1回分ですが、キルできなかった場合も離脱用に1回分を確保しておけるのは強力。“風斬り”→“風斬り”→“龍撃剣”発動(1回分獲得)→“風斬り”→“龍撃剣”で200族をキルする姿は、まさに忍者。
“龍撃剣”の効果時間短縮はそれなりの弱体化ではありますが、6秒間の攻撃速度上昇は“手裏剣”(サブ射撃)を1マガジン分投げれる時間であるため、次の“龍撃剣”を早期に用意する事ができます。
ドゥームフィスト
- 新パッシブ
- 基本アビリティの1つを使用して敵にダメージを与えなかった場合、その他2つのアビリティのクールダウンを1秒短縮する
- サイズミック・スラム
- コマンドを再入力すると、0.2秒遅れでキャンセル可能
派手さはありませんが堅実な強化。ドゥームフィストは3つのアビリティを状況に応じて攻撃用と撤退用で使い分けるため、必然的に次のアタックが早まる場面が多くなります。特に“ロケット・パンチ”は他2つのアビリティに比べ2秒クールタイムが短いので、これを撤退用に用いる事でサイクルをより潤滑にする事ができそうです。
エコー
- 新パッシブ:同化
- ファイナル・ブロウを決めると、現在失っているライフ量の30%を回復する
- この方法で回復するとアルティメットがチャージされる
- このパッシブは“コピー”にも適用される
- グライド
- 移動速度を25%上昇
チームで行動するため常にファイナル・ブロウを取り続けるのは困難ですが、他ヒーローの自己回復同様Ultのチャージも可能であり、あって損のない変更点。特に体力の多いタンクを“コピー”した場合に30%の恩恵が大きく機能するのではないでしょうか。
メイ
- 一般
- 完全に凍結させた敵が、すべてのダメージ源のクイック近接攻撃から受けるダメージが100%増加
- “アイス・ウォール”
- 壁で持ち上げられたヒーローを上方に大きく飛ばす効果を追加
- “クリオフリーズ”
- 効果範囲を50%拡大
凍結時の近接2倍はラインハルトの“ロケット・ハンマー”を合わせたくなりますが、“ロケット・ハンマー”の威力が半減しているためライブ比等倍止まり。タンクは凍結状態も他ロールの50%の時間で解除されるので注意が必要です(“ブリザード”を除く)。
元々応用の効くアビリティであった“アイス・ウォール”は更に面白い性能になり、プレイヤーの発想力が試されます。“クリオフリーズ”は氷塊のサイズが拡大、障害物判定を生かした“自爆”のブロックなどが狙いやすくなっています。
ファラ
- “ロケット・ランチャー”
- ロケットが直撃した敵は0.5秒間、移動速度が25%低下
- ロケットの直撃によるノックバックが100%増加
- “コンカッシブ・ブラスト”
- チャージを2に増加
- ノックバックされた敵は、すべてのノックバックに対して1.5秒間、耐性がつく
ドゥームフィストと同様に派手さはないものの使い勝手が向上する調整。“コンカッシブ・ブラスト”は1.5秒の耐性付与の影響で2連発で大きく吹き飛ばす事は出来ませんが、きちんと間隔を開ければ元々のクールタイム9秒待ちとは比べ物にならない連続ノックバックを狙う事ができます。
また、ノックバック耐性の付与は敵のみが対象であるため、自身の移動のため連続で使用し、奇襲を仕掛けることは可能です。
ジャンクラット
- 一般
- 特徴的な足音を削除
- “RIPタイヤ”
- タイヤが壁から離れた時に加速するように
義足故の独特な足音がなくなり足音によるヒーロー判別が若干困難に。“RIPタイヤ”は壁登りを経由することで、破壊等で対応し辛い動きが可能です。
ソンブラ
- “マシン・ピストル”
- 武器の拡散を20%減少
- 連射速度を毎秒20発から24発に増加
- “ハック”
- 妨害された場合のクールダウンを2秒から3秒に延長
- 持続時間を5秒から3.5秒に短縮
- “ステルス”
- 持続時間を8秒に設定
- 最大持続時間に達して解除された場合は音声が再生されない
“マシン・ピストル”は純粋強化。“ハック”の弱体化はアビリティを楽しむクリエイター・エクスペリメンタルでは仕方の無い対応といった所でしょうか。
“ステルス”の無音解除はハマれば強力ですが、戦場で8秒間不在になるリスクと天秤にかけて判断を。
バスティオン
- 一般
- キャラクターサイズを15%縮小
- “偵察モード”
- 弾薬数を35から100に増加
- 武器の拡散を20%減少
- “自己修復”
- 射撃を行いながら使用可能に
“偵察モード”の使用感やサイズ縮小など純粋強化が並びます。が、パッチノートに記載されていない変更点として“セントリー・モード”への変形不可があります。
回復しながら攻撃のできるシンプルなダメージヒーローというとソルジャー76が対抗馬となりますが、距離減衰や射撃レートで劣るため、マガジンサイズと“自己修復”の回復速度、単発高火力のUltで上手く差別化をしてあげたい所。
ハンゾー
- “龍撃波”
- 壁にヒットした場合、即龍化するよう変更
- “電光石火”
- 5本の矢を速射する効果を削除し以下のバフを6秒間適用
- “体術”のクールダウンを4秒から1秒に短縮
- 弓を引く間の移動速度低下を削除
- 弓を引ききる時間を0.75秒から0.45秒に短縮
- 5本の矢を速射する効果を削除し以下のバフを6秒間適用
“龍撃波”の発動は、詠唱に0.9秒と矢の龍化に0.6秒必要ですが、この0.6秒の部分を壁に当てる事で短縮可能に。“電光石火”は全くの別物となり、アグレッシブな立ち回りをサポートする性能になっています。
トールビョーン
- “リベット・ガン”
- メイン攻撃でダメージを与えると、ダメージが5増加するバフが累積される
- バフは1発あたり5秒間持続する
派手もしくは実用的な調整が目立つクリエイター・エクスペリメンタル・カードにおいてかなり渋めの調整、サブ射撃がバフ獲得対象外なのも気になるポイントです。パッと思いつく+5(70→75)の恩恵は、トレーサーの“リコール”狩りヘッドショット。累積量次第で化ける可能性はあるものの、持続時間に制限があるため実戦でどこまで伸ばせるのかは未知数。
アッシュ
- “ザ・ヴァイパー”
- 弾薬を個別にリロードしなくなる
- 2.25秒で全弾薬をリロードする
- “コーチ・ガン”
- クールダウンを10秒から13秒に延長
- “ダイナマイト”
- 自爆ダメージを削除
- 爆発ダメージを一律化(50ダメージ)
“ザ・ヴァイパー”のリロード時間は、初動0.5秒+0.25秒/発であるため残弾5発でトントン、4発以下で強化として機能します。ただし、1発込めて即射撃という動作ができないため、後1,2発欲しい場面では少々不便に。
“コーチ・ガン”のクールタイム増加は受け性能の低いアッシュにとってかなりの痛手。“ダイナマイト”の自傷ダメージがなくなり、爆発ダメージが一律最大値の50となっているので、こちらと併用してなんとか凌ぎたい所。
キャスディ
- 一般
- ライフを225から200に減少
- “ピースキーパー”
- リカバリー時間を0.5秒から0.42秒に短縮
- サブ攻撃を削除
- “コンバット・ロール”
- クールダウンを6秒から8秒に延長
- 空中で使用できなくなる
- “デッド・アイ”
- 発動中にキャスディの周りに表示される視覚効果を減少
“ピースキーパー”のリカバリー短縮以外は、ほぼほぼ弱体化。特にサブ射撃のファニングショットができなくなった事による瞬間火力の低下が気になります。
“デッド・アイ”は特徴的な発光がなくなり、位置の特定が気持ち困難になっています。それでもタンブルウィードが転がってしまうのはご愛嬌。
リーパー
- “シャドウ・ステップ”
- クールダウンを10秒から5秒に短縮
- “レイス・フォーム”発動中でも使用可能
- “レイス・フォーム”
- クールダウンを8秒から4秒に短縮
- 武器がリロードされなくなる
- 移動速度バフが適用されなくなる
“シャドウ・ステップ”と“レイス・フォーム”の併用が可能になり、ほぼ確実に“シャドウ・ステップ”を通す事ができるようになっています。 “レイス・フォーム” のクールタイム短縮と合わせ、神出鬼没の立ち回りが可能。
ただし、“レイス・フォーム”の性能はクールタイムを除き弱体化されている他、併用時には“シャドウ・ステップ”の合計動作時間(準備1.5秒+硬直2秒)が“レイス・フォーム”効果時間の3秒を超える点は要注意。
ソルジャー76
- “タクティカル・バイザー”
- 発動中にソルジャー76の周りに表示される視覚効果を減少
- “ヘリックス・ロケット”
- 自身がダメージを受けなくなる
- クールダウンを6秒から8秒に延長
“タクティカル・バイザー”は特徴的なバイザー展開(発光)がなくなり、“デッド・アイ”と同じく位置の特定が気持ち困難に。“ヘリックス・ロケット”は強化と弱体化の両方が行われていますが、差し引きマイナスの印象。
ウィドウメイカー
- “グラップリング・フック”
- クールダウンを12秒から15秒に延長
- “ヴェノム・マイン”
- 最大3つのマインを設置可能
- クールダウンを15秒から10秒に短縮
- ダメージを毎秒15から10に減少
- 持続時間を5秒から3秒に短縮
- 弾速を20から30に増加
スナイパーヒーローから毒ガスヒーローに転身。と見せかけて、使用回数をストックできるわけでなく、クールタイムも10秒とそれなり、トータルダメージも低下しているため、毒状態の一時的なウォールハック効果を狙いやすくなる程度の調整です。
トレーサー
- “パルス・ボム”
- アルティメットのコストを50%減少
- 爆発ダメージを350から190に減少
- 自身がダメージを受けなくなる
“パルス・ボム”は元々のコストが“メック召喚”に次いで低い(“コアレッセンス”や“ラリー”の半分以下)ため、今回のコスト減少により、クールタイム長めの通常アビリティのような感覚に。爆発ダメージが190になっているため、付着ダメージの5と合わせても200族をキルできませんが、自爆ダメージがなくなっているので近接攻撃と合わせれば問題なし。
サポート
アナ
- “バイオティック・ライフル”
- リロード時間を1.5秒から0.75秒に短縮
- “スリープ・ダーツ”
- 睡眠状態にされたターゲットがキル・フィードに表示されるようになる
- 味方に対して睡眠状態の敵の上にアイコンが表示される
- タレットを睡眠状態にできるようになる
- “自爆”中に飛行するD.Vaのメックを止められるようになる
- “ナノ・ブースト”
- 受ける回復量を50%増加
- 発動時間を0.15秒から0.05秒に短縮
- ターゲットがファイナル・ブロウを決めると、アナのすべてのクールダウンを1秒短縮
“スリープ・ダーツ”のキル・フィード表示は、通常のログに比べサイズが小さいため判別が可能。また、睡眠アイコンはゼニヤッタの付与オーブのように壁越しでの確認が可能であるため、“スリープ・ダーツ”のヒットに味方が気付きやすい仕様になっています。
タレットを睡眠状態にした場合、スリープ状態中は完全に無力化できます。“自爆”メックに関しては“ブースター”の慣性を停止させることは出来ますが、起爆自体の阻止は不可。それでも機動力の乏しいアナにとっては嬉しい調整です。
バティスト
- “エグゾブーツ”
- ジャンプの最大の高さを50%増加
- 最大チャージ時間を1秒から2秒に延長
- “イモータリティ・フィールド”
- 持続時間を5秒から1.5秒に短縮
- クールダウンを25秒から23秒に短縮
- ライフの閾値を最大ライフの10%から20%に増加
- “アンプリフィケーション・マトリックス”
- 発動中、“バイオティック・ランチャー”で自身を回復できるようになる
- 持続時間を10秒から8秒に短縮
“エグゾブーツ”は最大高度が高くなっている反面、現在のフルチャージ高度までのチャージ時間は増加。
“イモータリティ・フィールド”は、閾値の上昇と引き換えに効果時間が大幅に短縮され、回復のための時間稼ぎには使用し難くなっていますが、対“自爆”などピンポイント耐久の場面ではメリットが生きてきます。
ブリギッテ
- “インスパイア”
- ブリギッテがデスした瞬間に効果が終了するよう変更
- “シールド・バッシュ”
- 移動距離が15%増加
- 地形との衝突時に速度を保持するようになる
- “ウィップショット”
- “ラリー”発動中、“ウィップ・ショット”が以下の効果に変更される
- 7メートル範囲内のすべての敵にダメージとノックバックを与える
- 自身の動きが0.75秒間制限される
- “ラリー”の残り時間に4秒上乗せした時間がクールダウンに追加される
- “ラリー”発動中、“ウィップ・ショット”が以下の効果に変更される
“インスパイア”は、発動時に範囲内の味方に対して15/秒×6秒の回復効果を付与しますが、これがデスによって即時終了するようになっています。
“ラリー”発動中の“ウィップ・ショット”は発動時フレイルを伸ばして回転するシュールな動作を行い、敵にダメージ+ノックバックを与える性能に。周囲の敵をまとめて退ける事ができますが、射程距離が20mから7mと大きく短縮されている点とクールタイムが大幅に伸びてしまう点 (発動は“ラリー”中に1回のみ) が少々残念。
ルシオ
- “ソニック・アンプリファイア”
- ダメージ量を20から25に増加
- “サウンド・バリア”
- 効果範囲内にいる敵が6メートルノックバックされる
“ソニック・アンプリファイア”は1トリガーで4発発射されるため、全弾ヘッドショットで200族をキル可能に。壁際限定ですが“サウンド・ウェーブ”→近接攻撃と繋ぐ事で250族もキルできます。後述するアナの“スリープ・ダーツ”の確認しやすさ強化と合わせる事で、狙える場面があるかもしれません。
マーシー
- “ヴァルキリー”
- アルティメット・アビリティではなくなる
- アビリティ2に設定
- 回復量を毎秒55から70に増加
- “カデュケウス・スタッフ”のビームが他の仲間に追加で付かなくなる
- 持続時間を15秒から3秒に短縮
- クールダウン時間を20秒に設定
- 飛行中の移動速度を7から6に減少
- “ガーディアン・エンジェル”の移動速度を25から20に減少
- “リザレクト”
- アルティメット・アビリティに設定
- 一度に最大5名まで蘇生可能
- 最大範囲を5メートルから8メートルに拡大
Ult“ヴァルキリー”とアビリティ“リザレクト”が入れ替わり、 “リザレクト”は旧マーシーのUltさながらの複数蘇生が可能になっています。
“ヴァルキリー”はライブ性能に比べ、多くの項目が通常アビリティ化に伴い弱体化していますが、単体ヒール速度のみ60/秒→70/秒に強化されています。常時“リジェネレーション”発動や“カデュケウス・ブラスター”のマガジン無限化は健在なので、小回りの効く使い勝手の良いアビリティといった印象です。
モイラ
- 新パッシブ
- クイック近接攻撃を成功させると敵の移動速度が1秒間、30%低下する
- 敵1人につき10秒間のクールダウンが発生
- “バイオテック・グラスプ”
- メイン攻撃の最大エネルギーを12.5%増加
- “バイオティック・オーブ”
- 有効なターゲットの近くにいてもオーブの移動速度が変わらなくなる
- オーブが常に秒速5.5メートルで移動する
- アビリティ発動後、メインまたはサブ攻撃を1秒間長押しすると、秒速20メートルの高速なオーブが発射される
- “コア・レッセンス”
- 同じターゲットに2秒間当て続けると、対象が3秒間地面から浮き上がる
- 敵1人につき1回しか発動しない
“バイオティック・オーブ”は回復とダメージ共に低速と高速2種類の投擲が可能になり、その速度はそれぞれ常時一律化。“バイオテック・グラスプ” は回復リソースのタンクが拡張。
“コアレッセンス”の浮かせ効果は、シグマの“グラビティ・フラックス”のような若干の拘束効果も有しています。
ゼニヤッタ
- 新パッシブ:上昇
- ジャンプボタンを長押しするとより高くジャンプ可能
- 破壊のオーブ
- 弾薬数を20から25に増加
- 調和のオーブ
- 2秒間付与し続けると、ロール別に特定の効果を付与する
- タンク:ダメージを20%軽減
- ダメージ:移動速度を10%上昇
- サポート:回復量を毎秒30から40に上昇
- 2秒間付与し続けると、ロール別に特定の効果を付与する
- 不和のオーブ
- ダメージ増幅を25%から20%に減少
エイプリルフール調整を思い出させる新パッシブが追加され、“破壊のオーブ”と“不和のオーブ”は他調整との全体的なバランスをとった形。
“調和のオーブ”は付与対象のロールによって追加効果が変わる面白い性能となっており、2秒以上の継続付与と条件はあるものの、追加効果はいずれも攻防両面で生きる性能なので状況に応じて使い分けも可能。
シンメトラ
- 一般
- ロールをダメージからサポートに変更
- 他サポートヒーローと同様にデフォルトで味方の体力を視認可能に
- “フォトン・プロジェクター”
- メイン攻撃のダメージを毎秒60/120/180から40/80/120に減少
- サブ攻撃のダメージを120から80に減少
- タレットやバリアなどの非ヒーローに対するサブ攻撃のダメージが最大50%増加
- 弾薬数を70から80に増加
- “セントリー・タレット”
- ライフを30から50に増加
- ダメージを与えなくなる
- 味方を回復する
- タレット1つあたりの回復量は毎秒20
- 最大射程を10メートルから12メートルに延長
- リカバリー時間を0.75秒から0.5秒に短縮
- クールダウンを10秒から8秒に短縮
- ターゲットの移動速度を低下させなくなる
- “テレポーター”
- クールダウンを10秒から12秒に延長
- テレポートした仲間の移動速度が2秒間、40%増加する
- この効果は味方1人につき10秒間のクールダウンが発生
- “フォトン・バリア”
- ライフを4000から2500に減少
- 持続時間を12秒から10秒に短縮
- アルティメットのコストを9%減少
古参プレイヤーには懐かしいサポートシンメトラが復活。回復動作に関しては当時の面影は無くなり“セントリー・タレット”を利用する手法に。回復場所を用意するという新しいサポートの動きに期待です。
基本的な“セントリー・タレット”の挙動は、対象が敵から味方になり、ダメージがヒールになっているイメージ。タレット1つの回復速度は20/秒とそれほど高くありませんが、3つ合わせれば60/秒と“ヴァルキリー”発動中のマーシーと同じ値です。
流石に攻撃性能は低下していますが、“フォトン・プロジェクター”サブ射撃の対物性能は据え置き。“テレポーター”に課された速度バフクールタイムの設定は、連続使用による常時高速化の抑止が目的と思われます。
“フォトン・バリア”は、展開時間と耐久値の両方が弱体化されているものの、十分及第点。実戦的な回復性能次第では、コストダウンと相まってかなりの回転率を発揮する可能性にも期待できます。
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Source:Overwatch
コメント
コメント一覧 (4件)
なかなか面白かった
ダメージ半減はともかくタンク調整の方向性としてはこれがたたき台でいいのでは
マーシーのmass rezはコレジャナイ
タンクがタンクらしいし最初からこれでよかったのでは感
まさに小学生が考えたかのような案ばかりだな。お試し鯖とは言えひどいな。
面白い調整が多くてやってみたい
特に汚れ役のタンクが打たれ強くなるのは嬉しい