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SteelSeries 最新ワイヤレスヘッドセット「Arctis 7P+」徹底レビュー: 多機能な専用ソフトと万能ゲーミング性能、見た目もGOOD!

SteelSeries スティールシリーズ Arctis 7P+ 徹底レビュー
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SteelSeries より、2月11日に国内で発売されたゲーミングヘッドセット「Arctis 7P+ Wireless」を提供して頂きました。

結論から述べると、ゲーミングに必要な性能はもちろんのこと、想像以上に多機能で万能な無線ヘッドセット。ゲーマーとして欲しいと思った要素は完備されています。特にPC専用ソフトが優秀で、ゲームに関する用途であれば完璧だと感じます。

「無線は収録に使えない」と思い込んでいたのですが、Arctis 7P+に対応する専用ソフトが動画収録で使えるレベルに引き上げたのでメインギアとして乗り変えました。そんなガチゲーマーの筆者が、2週間ほど使いこんだ徹底レビューを3ページにわたってお届けします。

CONTENTS

SteelSerie Arctis 7P+ Wireless レビュー

SteelSeries Arctis 7P+ レビュー

  • どんな製品?:ミドルエンド無線ヘッドセット。PC/PS4/PS5/Nintendo Switch/スマートフォンなどに対応
  • どんな人に向いている?:ゲーミンググレードの無線ヘッドセットを使いたいコアゲーマー
  • 価格は?:オープン価格23,070円(税込)
  • 良いとこは?:海外レビューで受賞歴のあるArctisサウンド / 豊富な機能 / 所有欲を満たすPS5カラー
  • いまいちとこは?:音量ダイアルが緩かったり、マイク自動ミュートはないため操作に気を使う部分が多く、初心者向けではない
SteelSeries Arctis 7P+ Wireless パッケージ表
SteelSeries Arctis 7P+ Wireless パッケージ裏
SteelSeries Arctis 7P+ Wireless パッケージ中身1
SteelSeries Arctis 7P+ Wireless パッケージ中身2

パッケージの中身は「Arctis 7P+本体、ワイヤレストランスミッター(Type-C)、説明書、EMOJIカード、オーディオケーブル、変換ケーブル1(オス:Type-A、メス:Type-C)、変換ケーブル2(オス:Type-A、オス:Type-C)」となっています。

実際に使ってみた感想

今回「Arctis 7P+」を筆者の環境からできる限りの性能調査をしてみました。
※このレビューには個人的な感想も含まれます。あらかじめご了承ください!

外観

SteelSeries Arctis 7P+ Wireless 正面
SteelSeries Arctis 7P+ Wireless 横
SteelSeries Arctis 7P+ Wireless 操作部分
Arctis 7P+ ワイヤレストランスミッター

「Arctis 7P+」の良いところ

  • 密閉型ヘッドセットなので周囲の雑音を気にせずゲームに集中できる
  • AirWeaveイヤークッションとサスペンションバンドによる装着は圧迫を感じさせないフィット感
  • PlayStation5向けにデザインされた「白・黒・青」のカラーリングは所有欲を満たす
  • 軽量スチールフレームはしなやかで頑丈
  • 本体に音量とサイドトーンを調整するダイアルが搭載、見ないで操作できる。
  • 音量がWindows&ゲーム機と独立して調整できる(収録などに影響しない)
  • マイクの質は無線ヘッドセットの中でも最高クラス
  • マイクミュートだとマイク先端が赤色になって分かりやすい
  • Discordの認定を受けたマイクは双方向性によるノイズキャンセリングで自分の声を相手にしっかり伝えられる
  • バッテリーは最大30時間で、15分の急速充電で約3時間稼働
  • 海外の様々なメディアで受賞歴のある認められたサウンド
  • PS5やSwitch、スマートフォンなど、Type-C端子があればワイヤレストランスミッター接続するだけで即利用可能
  • PlayStation 5のTempest 3D AudioTechに完全対応
  • PC専用アプリ「SteelSeries GG」からマイクの音量調整とイコライザー機能などが使える
  • SteelSeries GGのアーリーアクセス機能「Sonar」を使えば7.1サラウンドなど利便性が大幅向上

Arctis 7P+は密閉型ヘッドセットなので装着すると身の回りの環境音がほとんど聞こえなくなります。そのため余計な雑音を気にせずゲームに没入しやすいです。装着感はイヤーパッドに耳の中がスッポリ収まりつつも圧迫しないデザインとなっており、SteelSeriesの開発したAirWeaveイヤークッションは通気性が優れていて蒸れにくいです。

AirWeaveイヤークッション。内側が一部レザーで覆われてる

サスペンションバンドはAirWeaveイヤークッションと合わさって装着時に適度な圧迫感が来ます。筆者は気に入りましたが頭部の大きさによっては意見が分かれそうな感触です。一般的なヘッドセットと似たサイズのArctis 7P+は公称本体サイズが記載されていないため、可能であれば販売店舗で展示品の試着を強くオススメします。

サスペンションバンド

オーディオ音質ですが、高音と低音のバランスを整えて聞き取りやすく出力してくれます。重低音に含まれる振動のような震えを抑えて重要な音がしっかり再生されるイメージです。効果音の激しいFPSでも自分が欲しい音だけ拾うのに集中しやすいです。というよりはっきり効果音が聞こえすぎて自分がゲームの世界に居るような気分でした。

海外レビューでも絶賛されて受賞までしてるそうなので実績のあるサウンドとして信頼性があります。ちなみにレビューを記入している本日まで再生中に音が飛ぶ(通信が途絶える)といった症状は一切発生しませんでした。遅延に関しても有線と判別できないレベルだったので問題ありません。鑑賞用途は専用品と比べれば及第点ですがハイレゾ対応モデル「Arctis Pro」があるので、どちらも両立したい方は調べてみましょう。

まるでゲームの中に居るような表現(公式画像)

付属品のオーディオケーブルで、アナログ接続(有線)が可能です。Arctis 7P+にケーブルを接続すると自動で電源がオフになり、ケーブルを抜くまで電源も入れられなくなります。Arctis 7P+をPCやゲーム機に繋げることでバッテリーを消費せずに使用できます。アンプなどを介さない接続であれば無線と音の違いはほぼありませんでした。

3.5mm4極接続なのでPSコントローラーは問題ないですが、PCの場合は分岐ケーブルが別途必要になります。3.5mm-3.5mmにも対応していますが、こちらも別途ケーブルの用意が必要です。

アナログ接続方法はMicroUSBと3.5mmジャックの2種類

マイク音質は雑音が混ざらず声を正確に伝えられる感じ。Arctis 7P+のマイクはDiscordの認定を受けています。空母デッキクルーが使用しているものと同じ双方向性デザインを採用しており、優れたノイズキャンセリングで環境音と自分の声、両方を取得して環境音だけノイズキャンセリングします。会話が途切れずしっかり内容を伝えられるという点では最高クラスのマイク性能を持っています。声を出しながらサイドトーン(自分の声をリアルタイムにスピーカーから再生する機能)のダイアルを操作できるので調整も簡単です。

公式によるArctisシリーズのマイクテスト
マイクミュートがオンになってるとマイク上部のLEDが赤く光る

Arctis 7P+は様々なプラットフォームに対応していますが、PlayStation 5Tempest 3D AudioTechに完全対応。PS5にはUSB Type-C端子が本体にあるためワイヤレストランスミッターを直接刺し込むだけで自動接続してくれます。ただしサイズの関係で隣のUSB Type-Aを塞いでしまうため、正面Type-Aを使う必要がある方はType-A→Cの変換ケーブルでワイヤレストランスミッター接続すれば大丈夫です。

PS5のTempest 3D AudioTechは周囲だけじゃなく距離や上下まで把握できるほど音の定位を究極に突き詰めた3Dオーディオなので、より一層心地良い没入感を得られます。

PS5正面のType-Cにワイヤレストランスミッター接続すると認識、ただしType-Aを塞ぐ。付属品の変換ケーブルを使えば解決
PS5 サウンド設定では「USBヘッドセット(Arctis 7P+)」と表示されていた。マイクも同じ
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