2022年5月6日、Blizzard Entertainmentは現在実施中の『Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )』第1回PvPベータに対しアップデートを実施しました。
今回のアップデートでは主に、2からの新要素である「ロールパッシブ」や5vs5化の影響を受けゲームバランスの悪化が見られたヒーローへのバランス調整となっています。また、ロール縛りのないオープンキューの実装やレッキング・ボール使用時に発生していたクラッシュ等の不具合修正も実施されています。
本アップデート内容は『Overwatch 2』PVPベータテスト限定で、現在の『Overwatch(オーバーウォッチ )』ライブ環境に影響はありません。
OW2 PvPベータテスト アップデート全般
- 一般
- クイックプレイにオープンキュー(1:2:2のロール固定なし)を実装
- キルフィードとアクティビティフィードのUIを調整
- オーディオミックスの調整
- 3人称視点での低音周波数の低減
- リバーブシステムの不具合(全方位からの残響音)を修正
ヒーローのバランス調整
ソジョーン(強化)
- “レールガン”(サブ射撃)
- 弾の幅を0.05mから0.1m
- “パワー・スライド”
- クールタイムを7秒から6秒に短縮
高威力ではあるもののヒットスキャンではないため、扱いに癖のあった“レールガン”(サブ射撃)。判定の拡大により、その取扱い難易度が緩和されています。優秀な機動力アビリティである“パワー・スライド”も純粋強化を受け、新ヒーローならではの戦いをより楽しめるように。
ソルジャー76(バランス調整)
- “ヘビー・パルス・ライフル”
- ダメージを20から18に減少
- “スプリント”
- 速度バフの量を+50%から+40%に減少
- “タクティカル・バイザー”
- 発動中、正確にエイムが合っている場合のヘッドショットを有効に
- 距離減衰無効の効果を削除
ダメージヒーローのロールパッシブ効果である「移動速度1.1倍」との相乗効果により、とてつもない機動力を発揮していた“スプリント”、5vs5への移行(タンクの1名化)で猛威を振るっていた“ヘビー・パルス・ライフル”の2つがバランスを取る形で弱体化。
同じくタンク減少の恩恵を大きく受けていた“タクティカル・バイザー”も距離減衰の影響を受けるようになり、交戦距離を意識する必要が生まれています。唯一の強化点である、ヘッドショットの有効化は頭をしっかりと狙う必要はありますが、外れてもボディショットになる保険付き。距離次第では今まで以上の火力に期待する事もできます。
ソンブラ(弱体化)
- “ステルス”
- 速度バフの量を+65%から+50%に減少
こちらもソルジャー76の“スプリント”同様、ロールパッシブとの兼ね合いを考慮しての調整です。
ロードホッグ(強化)
- “ホール・ホッグ”
- アルティメットのタイプを起動型(“デス・ブロッサム”など)から強化型(“龍撃剣”など)に変更
- 射撃の実施に射撃キーの入力が必要に
- Ult発動中も通常アビリティの使用が可能に
- スタン等による強制終了が発生しないように
- アルティメットのタイプを起動型(“デス・ブロッサム”など)から強化型(“龍撃剣”など)に変更
発動タイプの変更により、使い勝手が大幅に向上。Ultの発動状態を維持したまま“チェイン・フック”、“テイク・ア・ブリーザー”を使用でき(射撃との併用は不可)、スタンやスリープによる強制終了がなくなります(影響自体はあり)。
また、射撃→中断→射撃の動きが可能になったことで、環境キルを狙う際も小回りの利いた撃ち方ができるようになっています。もちろん、射撃キーを押しっぱなしにすることで従来の射撃方法を再現する事も可能。
ウィンストン(強化)
- “テスラ・キャノン”(サブ射撃)
- 射撃コストを20から12に減少
“ジャンプ・パック”→着地際に“テスラキャノン”サブ射撃開放→近接→着地といった強力な連携からの削り切り“テスラ・キャノン”(メイン射撃)の安定性が向上。1マガジンあたりの最大チャージ連発回数も5回から9回に増加しており、立ち回りでの使い勝手も向上しています。
レッキング・ボール(強化)
- “ロール”
- 加速ヒット時のノックバック量を36%増加
ロールこそ異なるもののソルジャー76やソンブラと同じく、ロールパッシブを考慮した調整。タンクのロールパッシブの1つである「30%のノックバック耐性」に対し、相殺以上の効果を発揮します。もちろん、他ロールは無印以上に吹き飛ぶように。
ザリア(弱体化)
- “グラビトン・サージ”
- 持続時間を4秒から3.5秒に短縮
“レイス・フォーム”や“フェード”といった「フェーズ効果」の仕様変更や、タンクの減少を受け、より強力なUltとなっていた“グラビトン・サージ”が弱体化。
ルシオ(弱体化)
- “クロスフェード”(回復)
- 自己回復ペナルティを30%から60%に増加
常時自己回復が可能な反面、自身の回復量は味方ヒーローよりも低い数値に抑えられている“クロスフェード”。しかし、サポートのロールパッシブである「最終被弾から1秒の経過で15/秒回復」と合わさることで、味方への“クロスフェード”回復量の2倍近い自己回復が可能となっていたため弱体化。
バティスト(強化)
- “バイオティック・ランチャー”(サブ射撃)
- 1マガジンの弾薬数を10から13に増加
タンクの減少や5vs5化により、散開しての交戦機会が増えたため扱い辛いヒーローとなっていたバティスト。回復弾の増量で個々の回復に対応しやすくなり、リロード回数の減少も見込めます。
アナ(バランス調整)
- “バイオティック・ライフル”
- 1マガジンの弾薬数を12から15に増加
- “バイオティック・グレネード”
- 効果時間を4秒から3秒に短縮
タンクの人数が減少し、受ける、耐えるといった動きが難しくなった事や、サポートのロールパッシブによって攻撃用として使用しやすくなっていた事で、より強力なアビリティとなっていた“バイオティック・グレネード”の回復阻害効果。効果時間の短縮は回復強化効果にも適用されるため、“バイオティック・ライフル”のマガジンサイズ拡大で帳尻を合わせる形に。
ゼニヤッタ(強化)
- 一般
- シールドヘルスの量を150から175に増加(計225)
- “Snap Kick”(新規パッシブ・アビリティ)
- 近接攻撃のダメージが50%上昇(30→45)し、ノックバックが大幅に増加する
タンクの減少やクラウドコントロール系アビリティの減少、ダメージヒーローロールパッシブの影響で、受け性能の低さが顕著に表れていたゼニヤッタに予想外の強化。体力増加でシンプルに耐久性能が強化されただけでなく、新パッシブが接近にアビリティを使用するヒーローなどに対し一定のけん制効果を発揮します。
ブリギッテ(強化)
- “シールド・バッシュ”
- ノックバック効果を2倍に増加
派手な変更ではありませんが、“シールド・バッシュ”ヒット後の着地先確認が容易になっています。2倍と言っても“ロケット・フレイル”の射程内であるため、“シールド・バッシュ”→“ロケット・フレイル”→“ウィップ・ショット”の連携は健在。
その他、ヒーローやマップ、システム面等の不具合修正についてはパッチノート(英語)をご確認ください。
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- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
Source:Overwatch
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