Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』eスポーツ競技シーンでは、日本国内でもプロ10チームによるRJL(Rainbow Six Japan League)が進行中。6月4日には、RJL初の観客入りオフライントーナメントとなる「RJL2022 Season1 Playoff Stage2」のDAY1が開催されました。
「RJL2022 Season1 Playoff Stage2」開催中
日本国内のプロ10チームが1年を通して競い合うリーグ戦「RJL 2022」では、6月4日と5日を通して、シーズン1のチャンピオンチームを決定するトーナメント「RJL2022 Season1 Playoff Stage2」が開催中です。
今回のトーナメントは日本のシージ界としては約2年ぶりの観客入りオフラインで、新宿住友ビル三角広場にて2日間に渡って開催されます。
当日は各チームのブースや物販コーナーも設置され、選手と観客がともに楽しめるイベントとなりました。
なお、大会には当日券もあり、物販コーナーはチケットなしでもグッズ購入が可能とのことなので、たまたまスケジュールに空きができたという方も、ぜひ三角広場までお越しください(商品価格はこちらのページをご確認ください)。
DAY1の結果
- DONUTS USG vs FNATIC:2-0
- Crest Gaming Lst vs FAV gaming:2-0
- KAWASAKI SCARZ vs IGZIST:2-0
- CYCLOPS athlete gaming OSAKA vs REJECT:2-0
USGとLst、新勢力が躍動しAPACチームを下す
新宿住友ビル三角広場にて行われた観客入りRJLプレイオフは、BO3が4試合行われるということもあり、土曜日の午前9時からのスタートとなりました。しかし朝から会場には大勢のファンが詰め掛け、オープニングから大きな盛り上がりを見せていました。
この日の第1試合は、USG vs FNATICでした。試合は序盤から人数差が開かないぎりぎりの接戦となりましたが、徐々にUSGがペースを引き寄せます。ピックマップの「ヴィラ」を7-3で勝利すると、FNATICのピックマップである「高層ビル」でも徐々に主導権を奪い返し7-3で勝利。準々決勝を2-0のストレート勝ちでしめくくりました。
試合後にUSGの皆さんにインタビューをさせていただいたところ、Rento選手は「(観客入りオフラインでも)あまり緊張はせず、普段よりもうまくプレイできました」と語っていました。加えてPerro選手も「チーム全員で戦っているという感じがしました」と述べており、オフライン環境をむしろチームの力にした勝利だったようです。
続く第2試合はLst vs FAV。第1マップではLstが「オレゴン」をピックし、APACのベテランチームを相手に7-3と危なげなく試合をまとめます。この成功についてインタビューの場でうかがったところ、コーチやアナリストを含め、全員でFAVへの研究対策をしっかり持ち込んだうえでの試合だったそうです。
しかし第2マップの「テーマパーク」では、Lstは6-2でマッチポイントを取ってからFAVに一気に寄せられ、オーバータイムに持ち込まれるという難しい場面に直面しました。この試合はフルラウンドまでもつれましたが、最後はLstがチームとしての成長を見せ、APACリーグ所属のFAVに8-7。全体マップスコア2-0で準決勝に進出しました。
単独での立ち回りでチームに貢献したOkOmEsH選手に、マッチポイント以降の試合運びについてうかがってみると、「最初の方はカンで動いていたんですが、6-2から追いつかれてからは情報共有をちゃんとしないとまずいと判断し、僕やWh1skey選手とで相手の情報を取り合って戦うようにしました」と話してくれました。最近加入が発表されたAcerola選手も、一ヵ月ほど前からチームとともに準備をしていたため、コミュニケーションや情報共有はしっかりできていたと試合を振り返っていました。
オリジナルSCARZ復活勝利 / CAGは怒濤の帰国から驚異の2-0
この日の後半となる第3試合は、REChaaaaN選手が戻ってZepto時代のRJCメンバーとなったSCARZと、IGZISTのマッチアップでした。この試合は第1マップの「山荘」、第2マップの「ヴィラ」ともに、SCARZがリードを取ったところからIGZISTが組織力と個人技で対応していくという展開が見られました。SCARZはこの接戦を、それぞれ8-6と7-5で制し、マップスコア2-0で勝利しました。
試合展開について、試合後にPyon選手にうかがったところ、IGZISTに追いつかれる展開が連続した点については「自分たちにコミュニケーションエラーがあり、確実にラウンドを取ろうとしたことがIGZISTに隙を与えてしまった」と振り返っていました。それでも接戦を制することができた要因については、「攻撃ではドローンで、防衛ではPulse(パルス)などのガジェットで相手の情報を取れていたので、そこで差を作れました」とのことです。
この日最後の試合はCAG vs REJECT。CAGはBlackRay選手以外のメンバーがアメリカからどうにか帰国し、空港からそのまま会場入りするという強行日程での出場。一方で、迎え撃つREJECTはブートキャンプを経て万全の準備で今回のトーナメントに臨みました。
長距離移動によるパフォーマンスへの影響が懸念されたCAGでしたが、第1マップ「銀行」の戦いではAnitun選手のエースも見られるなど、REJECTの素早い展開にも的確に対応し、7-5で勝利し会場全体を沸かせます。
第2マップの「クラブハウス」ではCAGが防衛で4-2とリードした一方、REJECTも攻防交代後は対応して5-4と迫ります。しかしタイムアウトを挟んだCAGは一気に攻撃を完結させ、7-4で「クラブハウス」を制覇。マップスコア2-0でREJECTに勝利し、シーズン1優勝を目指して明日のDAY2につなぐことに成功しました。
環境の都合上、「久しぶりのシージ」という公式戦を行なったCAGメンバーでしたが、2-0勝利というこの成果には、観客だけでなく選手の皆さんも驚いていたようです。明日のLst戦について意気込みをうかがったところ、Anitun選手は「リーグ戦では8-7だったので、今度は大差で勝ちたいです」と疲労を感じさせない落ち着いた様子で語ってくれました。
トーナメントの日程・配信情報
「RJL2022 Season1 Playoff Stage2」はこのまま連日でDAY2へと続きます。日程および配信情報は以下の通りです。
- 6月5日(DAY2)
- 9:00:オープニング
- 9:15:セミファイナル1
- 12:45:セミファイナル2
- 16:15:3位決定戦
- 19:45:ファイナル
- 22:45:エンディング
配信はX-MOMENTの公式チャンネルより行なわれます。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: X-MOMENT
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