いつかはくると考えられたいた「車移動中のTVゲーム」ですが、電気自動車メーカーの「TESLA(テスラ)」がPCゲームプラットフォームSteamへの対応を正式発表。車内でPCゲームができる時代が到来しました。
移動中にPCゲームができる時代
ガソリン車に替わる電気自動車の最大シェアを誇るTESLAの車は、定期的にソフトウェアアップデートが配信され、新しい機能が追加されます。 そんなTESLAが2022年ホリデーシーズン向けに大型アップデート計画を発表し、まさかのSteam対応を公表しました。
実はTESLAが提供する電気自動車にはインテル製CPU、もしくはAMD製CPUが搭載されており、AMDのNavi 23 RDNA GPUも積んでいます。このGPUの性能は10 TFLOPSあるとされ、簡単に言ってしまうと車の中にPS5を積んでいるようなものです。
最近ではTwitterを買収したことでも有名なTESLAのオーナーのイーロン・マスク氏は、世界2位の大富豪であると同時にゲーマーでもあり、TESLA車はこれまでも次世代機向けアップデートが配信されたばかりの『Witcher 3(ウィッチャー3)』や、アクションシューティングの『Cuphead』などをプレイできました。
しかし、Steamに対応することによりゲームライブラリが一気に大拡張され、搭乗者は文字通りいつでもどこでもPCゲームをプレイできる環境が用意されることになります。
Steam対応モデルテスラの価格
電気自動車はガソリンのかわりに電気をバッテリーに充電するのが特徴ですが、どうしても充電には時間がかかるため、自宅に充電環境がない方は充電ステーションで長い時間待たなければいけません。TESLA車がSteamに対応することで、暇な時間にPCゲームで時間をつぶすことも可能になりました。
ただし、今回Steamに対応した車種はモデル Sとモデル Xのみとなっており、販売価格は1,000万円以上となっています。
最近では日本でも携帯PCゲーム機の『Steam Deck』が発売開始されたり、ロジクールが海外で携帯ゲーム機『Logitech G Cloud - Handheld Gaming Console』をリリースするなど、一昔前にくらべてPCゲームがPCの前にいなくてもプレイできるようになってきました。TESLAの発表でさらなる選択肢が増えることになります。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source:TESLA
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富豪も買うか怪しい