アメリカでは現在、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収をめぐる裁判で、連邦取引委員会(FTC)の公聴会が行われているところです。
現地時間6月30日はこの公聴会の最終日。これまでもゲーム業界ウォッチャーにとって興味深い、さまざまな内部事情が明かされてきましたが、この日はさらに、2023年内発売予定のAAAタイトル『コール オブ デューティ 2023(仮)』が、「11月にリリース予定」という話まで出てきてしまいました。
注目集まる「2023年のコール オブ デューティ」の続報
『コール オブ デューティ 2023(仮)』については、アクティビジョンの決算資料などを通じて、2023年内にリリースされること自体は発表されているものの、正式なリリース日程は非公開のままでした。過去には「11月10日」という、リリース日に関する具体的な「内部情報」なるものも出回りましたが、こちらはあくまで噂話の段階です。
その正体については、「『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』のタイトルで完全新作がリリースされる」という噂がポビュラーです。しかしアクティビジョンからは「フルプレミアムリリースをする」という謎の表現が使われているのみで、「『CoD:MWll』の大型DLCになる」という説も完全に消えたわけではありません。いずれせによ、遠くはないであろう正式発表を誰もが待っているところです。
世にも珍しい裁判官リーク?
そんな中、アクティビジョンの買収を完了させようとしているマイクロソフトは、現在アメリカの規制当局であるFTCとの裁判に向けた公聴会を行っているところです。
公聴会にはマイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏だけでなく、アクティビジョンCEOのボビー・コティック氏ら重要な関係者が次々に登壇。裁判資料として「CoDのアクティブユーザー数」などの本物の内部情報が一般公開されるという、興味深い場面も見られています。
CharlieIntelが報じたところによると、その最終日にマイクロソフトとFTC、そして裁判官らが「Xboxが『コール オブ デューティ』に対抗できるゲームを作れないのはなぜか…」、「CoDは毎年のナンバー1タイトルでユニークな立ち位置にあり…」といったやり取りをしていた中で、裁判官がしれっと「今年のコール オブ デューティは11月にリリースされ…」といった発言をしていたそうで、ファンたちが驚きの声をあげています。
毎年同時期にリリースされているCoDだけに「11月発売」は決して驚くべきことではない妥当な日程とはいえ、裁判所ソースのリーク情報は予想外の展開です。
CoD公式Twitterも反応
北米CoD公式Twitterも、意味深な目玉の絵文字を投稿。このツイートだけを見ると意味不明ではあるものの、投稿タイミングが「11月リリース」の話が出たのと同じタイミングだったことから、「裁判所のリークを認めたのか?」などと憶測を呼んでいます。もちろん真相は定かではありません。
もういつ発表されてもおかしくない
しかし2022年の流れを振り返ると、6月の上旬時点で既に『CoD:MWll』のオフィシャルトレーラーが公開されていたので、『コール オブ デューティ 2023(仮)』も、いつどんな発表があってもおかしくない状況と言えます。引き続き、正式発表のときを静かに待ちたいところです。
- タイトル:Call of Duty: Modern Warfare ll(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア Ⅱ)
- 発売日:2022年10月28日
- 対象機種:PS5/PS4, Xbox X|S/Xbox One, PC(Battle.net / Steam)
Source: CharlieIntel
コメント
コメント一覧 (12件)
ゴーストの過去編DLCでしょ あのクラフト要素をがっつり活用して
「ゲリラ戦にようこそ…」
Cod色々と失敗しまくってんじゃない?