Activision(アクティビジョン)のCoDシリーズ最新作『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3/ MWⅢ)』では、いよいよ日本時間10月7日から各プラットフォームでベータテストがスタート。
このベータに先がけて、メイン開発スタジオであるSledgehammer Gamesの開発スタッフらが、『CoD:MW3』のガンスミスモードについて解説した。新たに登場する「コンバージョン・キット」をはじめ、新鮮な試みやさまざまな改善点が確認できる。
『CoD:MW3』ガンスミスの新機能
『CoD:MW3』の「ガンスミス」の仕組みは、『Call of Duty: Modern Warfare ll (コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2/ MWll)』と概ね同じ。対戦を通じて武器XPを獲得し、武器をレベルアップ。その過程で、各武器とプラットフォーム用のアタッチメントをアンロックしていく。
バレルやマズル、マガジン、サイト、レーザー、リアグリップなど、おなじみのアタッチメントが集まったら、自分のプレイスタイルごとに最適なものを選択してカスタマイズ。リリース時は別の進行ルートも加わる。
『CoD:MW3』のガンスミスでは、新要素も登場。動画では、Sledgehammer GamesのシステムデザイナーNick Carraro氏と、デザインディレクターZach Hodson氏が、「Conversion Kit(コンバージョン・キット)」というものを紹介している。
このコンバージョン・キットを使うことで、武器のアイデンティティが根本から変化。まるで新武器のような感覚で、新しいプレイスタイルが可能になる。
コンバージョン・キットとは?
『CoD:MW3』では、武器のレベルが最大に達すると「Aftermarket Parts(アフターマーケット・パーツ)」の機能がアンロック。ここで自分の武器を、その外見ごと大幅に改造できるようになる。リリース時に実装されるコンバージョン・キットも、アフターマーケット・パーツの一種だ。
コンバージョン・キットをアンロックするには、その武器を最大レベルまで到達させた後、アクセス可能になるゲーム内チャレンジを達成する必要がある。
チャレンジを最後までこなし、コンバージョン・キットを獲得。つまりコンバージョン・キットとは、武器のレベル上げにおける、最後にして最高の報酬として位置づけられる。
アタッチメントの注意点
コンバージョン・キットを含め、アフターマーケット・パーツは武器を別モノのように大きく変化させる。
つまり、ベース武器では使えなかったアタッチメントが、アフターマーケット・パーツをつけるとアクセス可能になることもある。逆に、ベース武器では使えたアタッチメントが使えなくなることもある。
コンバージョン・キットの例
コンバージョン・キットを使うと武器がどのように変化するのかが、3つの例で紹介されている。
1. Pulemyot LMGをブルパップ式に改造
- 最大レベル到達時のアンロックチャレンジ:腰だめ撃ち、またはTACスタンスを使って25キル
ベルト給弾式LMG「Pulemyot LMG」を、ブルパップ・コンバージョン・キットで変形。武器の機動性や操作性、連射速度、さらに腰だめ撃ち時とTACスタンス使用時の反動制御のしやすさが、それぞれ大幅に向上する。つまり、LMGの装弾数を犠牲にすることなく、ラン&ガンのプレイスタイルを可能にしてくれる。
アフターマーケット・パーツには、ストック用のリコイルパッドもあり、これを追加することで命中率が向上。また、アフターマーケット・ブルパップ・バレルをつけると、弾速や射程も向上。アグレッシブなプレイスタイルを支える基盤となる。
2. Renettiハンドガンにパーツをつけてフルオート・カービンに
- 最大レベル到達時のアンロックチャレンジ:5つのアタッチメントを装着して30キル
3Dプリンターで形成したパーツを使って、バースト射撃機構のハンドガンRenettiを、SMGのようなフルオート・ハンドガンに変形。機動性と反動を犠牲にして、弾速や射程、連射速度を向上させられる。
コンバージョンすることで、ベース武器のRenettiではできないTACスタンスも可能になり、交戦時の選択肢を増やしてくれる。
コンバージョン・キットとあわせて、さらに大型マガジンを装着してリロード回数を減らしたり、バレル・アタッチメントで射程を伸ばしたりできる。最高速度で戦うために、集中的に腰だめ撃ち時の性能を上げることもできる。
3. WSP Swarmをアキンボに
- 最大レベル到達時のアンロックチャレンジ:プレシーズンのウィークリーチャレンジを通してアンロック
Uzi風マシンピストルの新武器WSP Swarmのフレームに、サポート用パーツ「Akimbo Brace Stocks(アキンボ・ブレイス・ストック)」を装着することで、左右それぞれの手にWSP Swarmを持ったアキンボ・スタイルが可能となる。
アキンボだと射程と機動性は損なわれ、ADSもできなくなるが、二丁マシンピストルの優位性を活かして敵に銃弾の雨を浴びせられる。
アキンボ・コンバージョン・キットとともに、レーザー・アタッチメントを装着すれば、腰だめ撃ち時の性能が向上。また、ホローポイント弾とサプレッサーを一緒に装着することで、アキンボのアグレッシブさを保ちつつ、ステルスプレイができる。
ガンスミスのさらなる変更点
『CoD:MW3』のガンスミスでは、武器システム全体がさらなるイノベーションを遂げている。
- アタッチメントのアンロック方式改善
- 『CoD:MW3』で登場する新武器用のアタッチメントは、1つの武器でアンロックすれば、同じものを装着できる他の武器でも使用可能になる
- たとえば「Assault Stock(アサルトストック)」アタッチメントは、AMR9 SMGのレベル8で、Riveter Shotgunのレベル12でそれぞれアンロックできる。しかし、AMR9 SMGがレベル8以上になれば、Riveter Shotgunでも使えるようになる(逆の場合も同様)。
- 等倍サイトの強化
- 『CoD:MWll』に登場した等倍サイトとは異なり、新しい等倍サイト・アタッチメント各種は、装着してもADS速度にペナルティを与えない。等倍サイトを装着していても、アイアンサイトと同様の感覚で素早く標的を狙える
アタッチメントのアンロックがよりスムーズに。また、アイアンサイトではなく等倍サイトを選ぶ意義も増したことから、『CoD:MW3』の武器カスタマイズはさらに楽しいものになりそうだ。
『CoD:MW3』のベータテストは、いよいよ日本時間10月7日より各プラットフォームで順次開催。PS版なら、日本のプレイヤーは予約購入なしで初日からベータに参加できる。PlayStationユーザーは迷わず参加しよう。
ベータに先がけて、日本時間10月6日深夜1時からは特別配信「COD Next」も開催される。マルチだけでなく、ゾンビモードやウォーゾーン、そして『ウォーゾーン モバイル』の新情報も大量に発表されるので、「COD Next」も忘れずにチェックしておこう。
- タイトル:Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア Ⅲ)
- 発売日:2023年11月10日
- 対象機種:PS5/PS4, Xbox X|S/Xbox One, PC(Battle.net / Steam)
Source: CoD Official
コメント
コメント一覧 (18件)
2023年になってもやることは武器レベル上げかよ
今のクソ使いづらくて見にくいUIでもう一年の方がめんどくせぇよ
MW2の武器はコンバージョンキットの対象外なのだろうか。引継ぎ可能といえどパーツ周りの互換性が気になる
どうせロクにテストも調整もしないから全武器の完全上位互換のぶっ壊れLMGカスタムが発見されてそれ一強になって終わる未来が見える
MWⅡの等倍サイトはデメリットありのまま、とか言わないよな流石に
MWⅡ内ならともかく、MWⅢの方では古いサイトもデメ無しにしてくれないと既に武器間で不公平だよな
それにしても、コンバージョンキットってのは面白いな
今回挙がった三つ以外にも色々あるならカスタム幅広まって楽しそうだ
勝手に辞めとけよ
UI変わる方がめんどくせえだろ
レーザー銃化するコンバージョンキットとか出すなよ
とりあえず最大武器レベル75とかにしなければいいよ
噂には聞いてたけどUIマジでそのままだな。
ロビー画面とかもそのままだったら、新鮮味なさすぎてモチベきついかも
性能は変わらず見た目だけ変える機能も欲しい