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Sony傘下のBungieがスタッフ大量解雇か、『Destiny 2』拡張コンテンツ「最終形態」と新作『Marathon』の発売も延期?

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Bungie基本プレイ無料FPS『Destiny 2(デスティニー 2)』を開発したソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)傘下のゲームスタジオBungieは、大規模なリストラの一環として、非公開の数のスタッフを解雇したとBloombergが報じた。Xでも多数のスタッフがこれを裏付けるポストを行っている。

また、『Destiny 2』の新拡張コンテンツ「最終形態」の配信日は2024年2月から2024年6月に、Bungieの次回作となる『Marathon(マラソン)』も発売日が延期されたようだ。

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Bungieが大量リストラ

今年2023年は非常に良質なゲームが豊富な年だったが、その裏ではコロナ禍で膨れ上がったゲームバブルが弾け、様々なゲーム開発企業が大規模レイオフを敢行する厳しい年でもあった。 そんな2023年の悲劇にBungieも名を連ねることとなった。

日本時間10月31日、Bungie CEOのPete Peterson氏が社内にEメールを送り、職員たちがレイオフの対象となり一斉に職を失うと判明した。 解雇された人数の総数は不明だが、X(旧ツイッター)には数多くの人たちがレイオフされたと報告している。

Bungieが大規模レイオフを敢行、『Destiny 2』の10年サーガ最終章の次期DLCと新作『Marathon』が発売延期との報道
コミュニティマネージャさえも解雇

対象となった部署は、ゲーム開発部門からパブリッシングや法律関係のリーガルなど多岐にわたるが特に被害を被ったのがコミュニティマネジメント部門だ。毎週Bungieの活動報告書である「今週のBungie」を執筆していたコミュニティマネージャーたちもレイオフされてしまった

開発スタジオとコミュニティの架け橋となるコミュニティマネジメント部門だが、実はBungieはこの分野の活動が非常に優れており、The Game of the Yearを決めるThe Game Awardsでは、2019年に最も優れたコミュニティサポート部門を受賞した実績もある。 そんな経歴もお構いなしだ。

レイオフは重鎮も対象となっている。 それがMichael Salvatori氏だ。 Bungieの黎明期から『Halo(ヘイロー)』シリーズのBGMを作曲し、『Destiny』シリーズでも数多くの名曲を手掛けている。 言うなれば伝説的作曲家だ。 そんな人物ですらレイオフされたことに驚きを禁じえない。Salvatori氏は公式ホームページのこれまでの功績をすべて削除している。

Bungie CEOのコメントと周囲の反応

Bungieのピート・パーソンズ最高経営責任者(CEO)は、Xに次のように投稿。「Bungieは本日、スタジオに多大な影響を与えてくれた同僚たちに別れを告げる、悲しい一日となりました。彼らが私たちのゲームとBungieの文化への貢献は非常に大きく、今後もずっとBungieの一部であり続けるでしょう」

続くスレッドでは、「彼らは本当に才能のある人たちだ。もし(他の開発スタジオに)空きがあれば、私は彼ら一人一人を強く推薦したい」とも述べている。これらのコメントから、少量のリストラでないことは察せられる。

しかし、このレイオフの説明になっていない淡白な発表には、『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』開発スタジオのRespawn Entertainmentでグローバルソーシャルメディアのリード職を務めているAlex Ackerman氏が「あなたがソーシャル部門のリード職をレイオフしていなければ、そんなポストはさせなかったでしょう。残念です」と批判的なコメント。

また、かつてBungieのコミュニティマネージャーを務め、猟奇的なファンによるハラスメントからライアットゲームズに移籍したDMG04ことDylan Gafner氏は「今朝、レイオフの影響を受けた友人たちからメールが届いた。 良い仕事をするために身を粉にして働いている人たちが、経営陣の不手際で経済的な安定を失うのを目の当たりにし続けるのは苛立たしい。腹立たしいとさえ思う。 避けられたと思える、誤った決断がなされ続けた」と、Bungie上層部を批判している

『Destiny 2』はライブサービス型の運営をしており、コミュニティとの継続的な信頼関係を結ぶのが重要だ。その活動を支えていた数多くの従業員たちの突然のレイオフには、コミュニティ内外から多くの批判が寄せられている。 ファンとの信頼関係も大きく揺らぐだろう。

PlayStation部門でリストラ進行中?

【速報】SONYが『Destiny 2』開発スタジオのBUNGIEを約4,100億円で買収
大金で買収したばかり

Bungieは、2022年7月にSonyが約37億ドル(当時の為替で約4,900億円)で買収されている。 Sonyがライブサービス型へビジネスをシフトするため、Bungieの技術力を評価した形だ。買収に支払った金額のうち12億ドルは、Bungieからスタッフが流出しないための保持費として充てがわれていたはずだ。

レイオフがBungie主導なのかSony主導なのかは現時点ではわからないが、大金を払って確保しておきたかった人材たちを一斉にレイオフするのは異常事態だろう。

SIEは今年2023年にPlayStation部門全体で人員削減を進めているとされ、TD Cowenのアナリストであるダグ・クルーツ氏は、投資家向けのメモの中で「ここ数日の出来事から、PlayStationはリストラ中だと思われる」と書いている。

D2「最終形態」と『Marathon』も発売延期か

匿名の関係者は、Bungieが『Destiny 2』へ配信予定の新拡張コンテンツ最終形態」の配信日を2024年2月から2024年6月に延期し、Bungieの次回作となる『Marathon(マラソン)』の発売日も2025年にずれ込んだとのこと。

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Source: Bloomberg

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 全く同意です。
    ストーリーと世界感が好きで発売当初から続けていましたが、最近の稚拙なイベントやストーリー、
    レイドエキゾの出の悪さに辟易していました。
    bungieがこれまでの功績を作ってくれた社員を大切にしないのであれば、もうこのゲームに期待することはできないですね。

  • 全く同意です。ストーリーと世界観が好きで1発売当時から続けてきましたが、最近の稚拙なストーリーとレイドエキゾの出の悪さに飽き飽きしていました。
    このゲームだけは最後までやると思っていましたが、bungieがこれまでの功績をつくってくれた社員を大切にしないのであれば、もうプレイすることはないかもしれません

  • 大金でBungie買ってその後に大量レイオフするソニーは気が狂ってるのか?
    何がしたいのかさっぱりわからん、マジでマイクロソフトにまた買われてたほうがマシだっただろ

  • もう終わって良いんじゃないかなこのゲーム
    今更新規が始めたって追いつかないしパーティ推奨ゲーだから安定した人たち集めるのも大変だし 周回ゲー+運が必要だから酷いし
    確か10年続けるって言ってなかったっけ?
    来年で10年目だから終わりにしようぜ
    てかもうそんなに経つのか…

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