Activision(アクティビジョン)が手がけるCoDシリーズ最新作『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3/ MWⅢ)』は、イギリスにおける11月のゲームソフト売上において1位であったことが報じられた。
しかし、昨年のタイトル『Call of Duty: Modern Warfare ll (コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2/ MWll)』と比較すると、発売後3週間の売上が38%ダウンしたという結果が出ている。
『CoD:MW3』がイギリスで売上1位
Game Sales Data(GSD)によると、イギリスにおける11月のゲームソフト売上ランキング・トップ10は以下の通りだった。
- 『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3』
- 『EA SPORTS FC 24』
- 『ホグワーツ・レガシー』
- 『スパイダーマン2』
- 『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』
- 『Football Manager 2024(フットボールマネージャー2024)』
- 『アサシン クリード ミラージュ』
- 『マリオカート8 デラックス』
- 『Nintendo Switch Sports(ニンテンドースイッチスポーツ)』
- 『グランド・セフト・オートV』
注:ランキングはデジタルと実物ソフト、両方の合算。GSDでは、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジアなど世界の50地域におけるゲームソフトの売上を週次で集計している。しかし任天堂のタイトルについては、デジタルの売上データは含まれない。
トップはActivision Blizzardの『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3』。『FIFA』シリーズを引き継ぐ定番タイトル『EA SPORTS FC 24』や、Switch版のリリースによって売上が前月比100%アップした『ホグワーツ・レガシー』を退け、コール オブ デューティ最新作がブラックフライデーの激戦を勝ち抜いた。
『CoD:MWll』からは38%ダウン
しかし、昨年のタイトルである『CoD:MWll』と比較すると、発売後3週間の売上本数は38%ダウンした。
『CoD:MWll』は、タスクフォース141の活躍を描く「モダン・ウォーフェア」シリーズの最新作として注目を集め、10日で10億ドルという破格のセールスを記録(詳細記事)。『CoD:MW3』はその直接の続編としてリリースされたものの、イギリスではさらなる売上増を果たせなかった。
世界での合算売上については、今後Activisionの決算などを通じて明らかになると思われる。しかしCoD大国の1つであるイギリスのセールスは、全体の数字を暗示する。
一方では良い報せもあり、『CoD:MW3』は、発売2週間における1人あたりのプレイ時間については『CoD:MWll』を上回ったことがActivisionより報告されている(詳細記事)。
全体売上はわずかにダウン、コンソールはPS5がトップ
すべてのゲームタイトル合算では、11月は455万本のゲームソフトを売り上げた。
しかし、これは2022年11月と比較して3%少ない数字。昨年とラインナップを比較したとき、『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』や『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のような、売上のけん引役となるタイトルに乏しかったことが一因とされる。ブラックフライデーの期間に限れば、全体売上は昨年から0.8%増と、わずかながら伸びている。
一方でコンソールの売上点数については、GfKのデータによると、前月比176%、前年比32%と大きく上昇した。今年のブラックフライデーには、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のPlayStation 5も参加できたことがその理由として挙げられている(昨年まではブラックフライデーに備えた在庫が確保できていなかった)。PS5は現地におけるコンソール売上の約半分を占め、前月比149%、前年比126%の売上増が見られた。
- タイトル:Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア Ⅲ)
- 発売日:2023年11月10日
- 対象機種:PS5/PS4, Xbox X|S/Xbox One, PC(Battle.net / Steam)
Via: gameindustry.biz
コメント
コメント一覧 (11件)
MW2のDLCって時点でまあ買わない人多いだろうしな
実際は使い回しは感じてもキャンペーン以外はそんなに酷くないけど