Ubisoft(ユービーアイソフト)は『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の次回大型アップデート、イヤー9シーズン1(Y9S1)「オペレーション・デッドリーオーメン」の全情報を公開。
この記事では、防衛オペレーターAzami(アザミ)の弱体化や、盾オペレーターのリワーク。さらに新機能のロッカーなど、バランスやシステムへのさまざまなアップデートを紹介する。
Azami弱体化
防衛オペレーターAzami(アザミ)のKIBAバリアーが弱体化され、銃弾で破壊可能に。「大口径の銃弾を使えばより大きなダメージ」を与えられるとのこと。
たとえばKali(カーリー)のスナイパーライフルや各種ショットガンだと、比較的すぐに壊れる(Kaliなら3発、ポンプアクションショットガンで3発、セミオートショットガンで6発など)。一方でアサルトライフルやSMG、9mm拳銃になると、ワンマガジンでは壊せず弾数を消費する。
その法則性はつかめていない。「威力が高そうな武器」ほど破壊しやすいが、破壊に必要な弾数やダメージは、同じ弾薬を使う武器の間でもバラバラだった。さらに、D-50は50口径弾を使うにもかかわらず24発も必要で、やや直感性に欠ける部分もある。
補足すると、武器に拡張バレルをつけると必要弾数がやや減る。爆発物や、近接攻撃3回で壊れる点はそのまま。
いずれにせよ、これまでの防弾仕様と比べると明確な弱体化。攻撃側は爆発物の節約ができそうだ。その反面、KIBAに向かって撃ち続けていると決め撃ちで反撃されることも想定されるので、安全に壊すなら爆発物を使うのが最適である点は変わらない。
盾リワークが実装
いわゆる盾オペレーター。Blitz(ブリッツ)、Montagne(モンターニュ)、そしてFuze(フューズ)のバリスティックシールドがY9S1でリワークされる。
盾の仕様は以下のように変化する。以前テストされていたものとほぼ同じだが、シールドバッシュのダメージが65に上昇した点が異なる。
- ピストルの腰だめ撃ちが不可能に。頭を出してエイムすることで発砲
- 代わりに、真正面からは手を撃たれなくなり、リロード中も手元が盾に隠される
- ダッシュのアニメーション変更。盾を正面に構えたままダッシュできる
- シールドバッシュ(近接攻撃)のアニメーション変更。盾を傾けずに突き出し、頭部も露出しなくなる
- シールドバッシュは一撃負傷ではなく、Oryx(オリックス)らのような転倒アニメーションになる。1発65ダメージ
- シールドを構えたままバリケードに対面すると「突破」のプロンプトが出る。「突破」で無傷のバリケードを破壊できる
- 「突破」のアニメーション中、Blitzはフラッシュを使えない(バリケードを突き破るのと同時にフラッシュを放つ、という動作ができない)
- 視点移動にフリールック追加。盾を正面に向けたまま、射撃キーを長押しすることで左右を確認できる
- 盾を撃たれると、画面左下のゲージが溜まる。盾オペレーターのスピードが低下し、視界も悪くなり、耳鳴りがして周辺の音が聞こえなくなる(抑圧メカニズムと呼ばれる)
- 防衛のClash(クラッシュ)にも制圧効果がかかる。Clashはフリールックできず、「突破」もできない
防衛視点では、「盾オペレーターの腰だめ撃ちでたまたまヘッドショットが入る」という理不尽さがなくなり、Blitzに突撃された状況でも、盾を撃ちまくることでスピードダウンさせられる。
攻撃視点では、盾オペレーターをしっかり味方と連携させることで、Montagneのように体を使ってチームを導くプレイがBlitzやFuzeにも部分的に可能になる。
新機能:ロッカー
メニュー画面に新機能「ロッカー」が追加。これまでオペレーターのスキンなどは個別のオペレーターメニュー内で閲覧できるのみだったが、今後はこの「ロッカー」で一括管理できる。
現在持っているヘッドギア、ユニフォーム、カードなどを確認したり、並び替えて閲覧したりするのに便利。今後正式リリース予定の「マーケットプレース」にも役立つだろう。
アルファパックなどにアクセスできる「パックマネージャー」も、このロッカーの機能の一部となる。
ラペリングの改善
『レインボーシックス シージ』の特徴的なシステムであるラペリングの操作性が改善。ラペリングを実行した際、ワイヤーの出現アニメーションが短くなり、素早く昇れるようになった。また、ラペリング終了時にかかるアニメーション硬直も短縮。操作感が快適になっている。
投てき物の軌道が可視化
新機能。フラググレネード、Valkyrie(ヴァルキリー)のブラックアイ、ドローンなど、何かを投げる際は、それが落下する場所のガイドが画面上に表示されるようになる。
便利とはいえ、ベテランにはむしろ邪魔かもしれない。オプションでオフにする機能も同時に実装される(「設定」 →「全般」 →「投てき軌道表示」)。
ランクマッチへの変更&アンチチート
主に新規プレイヤーを対象に、ランクマッチへの参加条件が変更された。また、1シーズン以上空けて復帰したプレイヤーが、すぐにはランクに戻れなくなった。
- ランクマッチの参加条件:
- 最低クリアランスレベル50
- 攻撃オペレーター10人をアンロック
- 防衛オペレーター10人をアンロック
- 1シーズンランクマッチをしなかったプレイヤーは、クイックマッチかスタンダードで5勝するとランク解禁
アンチチートにもさらなる改善を実施。新しいチート検知モデルを実装し、データBANと機械学習機能を強化したものとなる。
対AIモードにアップデート
Y8S4で実装された訓練用コンテンツ「VS AIプレイリスト」や「マップ訓練」にもアップデート。敵AIもより賢くなっており、難易度を上げると簡単には勝てなくなるとのこと。
- VS AIプレイリスト:
- 山荘、カフェ、銀行、領事館、オレゴンを対戦マップに追加
- 対戦できる敵AIにAlibi(アリバイ)とMelusi(メルシ)を追加
- 人間プレイヤー側も、選択可能なオペレーターを6人増加。Ash(アッシュ)、Finka(フィンカ)、Buck(バック)、Jackal(ジャッカル)、Lion(ライオン)、Iana(イアナ)
- マップ訓練:
- 訓練可能なマップを追加:高層ビル、海岸線、国境、ナイトヘイヴンラボ
まだまだ開発途中な印象のある対AIモードだが、完成すれば他のゲームには見られない練習モードになるだろう。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Press Release
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