Ubisoft(ユービーアイソフト)は『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の次回大型アップデート、イヤー9シーズン1(Y9S1)「オペレーション・デッドリーオーメン」の全情報を公開。
この記事では、サイトへの改変や、他の各アタッチメントの性能変更など、ロードアウトに関する変更点をまとめて紹介する。
『R6S』Y9S1のアタッチメント変更点
Y9S1「オペレーション・デッドリーオーメン」では、バランス調整の一環として各種のアタッチメントとライトマシンガンに手が加えられる。
長らく議論になっていた1.5倍という拡大倍率がゲームから削除されるのが注目ポイント。他にも細かな変更が行われ、各武器のアタッチメント構成をまた改めて見直すことになるだろう。
(以下、デザイナーノートの内容を反映して更新)
サイトを4種類に再整理
これまで「アイアンサイト+等倍、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍サイト」が使えたのに対し、今後は「アイアンサイト、等倍、2.5倍、3.5倍」の4種のみとなる。
- 1.5倍、2倍、3倍という拡大倍率はゲームから削除
- これまで「1.5倍サイト」だったものは「2.5倍サイト」の1つになって統合
- 「2倍サイト」と「3倍サイト」だったものは、「2.5倍」、「3.5倍」に
また、アイアンサイト(サイトなし)に新たな使い道が与えられる。これまではMP7など一部の武器でのみ活用されていたが、今後はアイアンサイトにすることで武器のエイム速度が最も速くなる。エイム速度は2.5倍か3.5倍サイト装着時が基準となり、等倍サイトをつけるとエイム速度に5%のボーナス。アイアンサイトだと10%のボーナスがかかる。
整理されたサイトの分配
各メイン武器のサイト構成は以下。新たなルールとして、攻撃側のアサルトライフルとライトマシンガンには、すべて2.5倍サイトを装着できる点はおさえておきたい。つまりAsh(アッシュ)のR4-CやIQ(アイキュー)のG8A1にも2.5倍サイトがつけられる。
- 攻撃側アサルトライフル&ライトマシンガン
- サイト:14種(2.5倍 x3種、等倍 x10種、アイアンサイト)
- ※Deimos(デイモス)のAK-74Mのみ倍率サイトがないが、あくまでTS時点の話と思われる
- 攻撃側DMR
- サイト:16種(2.5倍 x3種、3.5倍 x2種、等倍 x10種、アイアンサイト)
- ※Glaz(グラズ)のOTs-03はスコープがデフォルトなのでサイトは10種。「リフレックスC」が無い
- 攻撃側サブマシンガン(MP7)
- サイト:14種(2.5倍 x3種、等倍 x10種、アイアンサイト)
防衛側で倍率サイトにアクセスできるオペレーターはほぼ変わらず。Warden(ウォーデン)が外れてMelusi(メルシ)と入れ替わった。
- 防衛側サブマシンガン&ライトマシンガン(ALDA 5.56)
- サイト:11種(等倍 x10種、アイアンサイト)
- Tachanka(タチャンカ)のDP27のみ「リフレックスD」にもアクセス可能
- 2.5倍サイト3種にアクセス可能:
- Castle(キャッスル)のUMP45
- Doc(ドク)のMP5とP90
- Rook(ルーク)のMP5とP90
- Tachankaの9x19VSN
- Frost(フロスト)の9mm C1
- Goyo(ゴヨ)のVector .45
- Wamai(ワマイ)のMP5K
- MelusiのMP5
- Thorn(ソーン)のUZK50Gi
- Mozzie(モジー)のP10 Roni
- サイト:11種(等倍 x10種、アイアンサイト)
- 防衛側アサルトライフル(SPEAR.308)
- サイト:11種(等倍 x10種、アイアンサイト)
- 防衛側DMR(Mk 14 EBR、AR-15.50)
- サイト:14種(2.5倍 x3種、等倍 x10種、アイアンサイト)
ショットガンは攻防ともに、これまで通り等倍のみ。スラグショットガンなら2.5倍サイトが使える。
- ショットガン(攻防ともに)
- サイト:11種(等倍 x10種、アイアンサイト)
- スラグショットガン(BOSG.12.2、ACS12、TSSG12)は、2.5倍 x3種にもアクセス可能
新アタッチメント「水平グリップ」
バーティカルグリップとアングルグリップに次ぐ、「水平グリップ」が新登場。武器に装着するとオペレーターの移動速度が5%上がるという、新奇なボーナス効果が付与される。なお水平グリップとは「グリップなし」状態を意味する。
実際にテストプレイで走ってみたところ、たとえば「スピード3+アサルトライフル+水平グリップ」は、「スピード3+ハンドガン」と同じ速さになった。いわゆるピークアドバンテージへの影響なども、実戦ができるようになったらさらに調べていきたい。
レーザーサイトでエイム速度アップ
レーザーサイトの効果を変更。今後は、装着するとエイム時間が10%短縮されるボーナスがつく。ガンファイトで差を作りたいプレイヤーには、赤点が出るデメリットに釣り合う便利なアタッチメントだ。
アンダーバレル・アタッチメントがつけられる武器なら、すべてレーザーサイトを装着可能。ところで、アンダーバレルには未だにこのレーザーしか選択肢がないが、今後増えるのかも気になる。
エイム速度を比較検証
(※この検証はデザイナーノートが公開される前に、先行プレイビルドで実施したもの)
実際のところ、サイト4種とレーザーサイトのエイム速度補正はどのようになっているのだろうか。
まず、これまでの各武器のエイム速度については2020年1月のパッチ4.4.3で仕様が公開された。
- アサルトライフル:0.40s
- DMR:0.40s
- サブマシンガン:0.30s
- ライトマシンガン:0.45s
- ピストル:0.20s
- サブ武器のSMG:0.275s
- ショットガン:0.25s
ここから、Y9S1デザイナーノートではすべての武器のエイム速度が見直された。また、プレイに影響はないが武器カテゴリーがより細かくなった。
- アサルトライフル:0.52s
- DMR:0.52s
- サブマシンガン:0.46s
- ライトマシンガン:0.56s
- スナイパーライフル:0.52s
- ショットガン:0.34s
- スラグショットガン:0.52s
- ハンドガン:0.240s
- リボルバー:0.240s
- マシンピストル:0.38s
- ハンドキャノン:0.24s
練習場で、「アイアンサイト、等倍、2.5倍、3.5倍」それぞれのエイム速度を検証(映像は60FPS)。さらにレーザーサイトをつけた場合も合わせ、計8パターンのエイム速度を比較した。DMRを使ったのは、エイム仕様がアサルトライフルと同じで、3.5倍サイトもつけられるため。
エイム開始時点から完了までを測ったものの、残念ながらぴったり仕様通り(DMRなので0.52s)になっているものがない。あくまで相対比較のための数字と思って欲しい。
数字から分かるように、確かにレーザーサイトをつけるとエイムが約10%速くなる。最も速いのはアイアンサイトで、「アイアンサイト+レーザーサイト」の組み合わせだと、さらに速くなる。等倍と2.5倍の間にはわずか0.01秒の違いしかなく、2.5倍と3.5倍のエイム速度は同じだった。
アイアンサイトを見かける機会が増えるのかもしれないが、多くの場合、視認性に問題がある。「等倍+レーザーサイト」でアイアンサイトとほぼ等しくなるので、こちらの方が実戦向けかもしれない。
おまけで、ハンドガンにレーザーをつけた場合も検証。こちらは仕様通りエイム速度0.2sだが、Zofiaたちのピストル(RG-15)のみ0.23sがデフォルトになっていた。
あくまでテストサーバー時点の話だが、ハンドガンにレーザーサイトをつけても意味がないようだ。RG-15のみ、例外的にレーザーサイトが有効と分かる。
アングルグリップの効果変更
アングルグリップの効果を変更。20%のリロード速度ボーナスが付与されるようになる。こちらも新たなタイプのバフ効果。
水平グリップ(移動速度ボーナス5%)やバーティカルグリップ(反動制御ボーナス20%)と比較すると、リロード速度ボーナスにうまみは感じにくい。しかしアングルが最適という武器もあるはず。今後は武器のカスタマイズがさらに楽しくなるだろう。
LMGに「スピード低下」効果
一時期は攻撃側のメタの中心だったが、バランス調整やリコイルのリワークを経て存在感が薄れていたライトマシンガン。Y9S1では再び調整が加えられる。
- 強化:LMGのリコイルパターンを見直し。やや扱いやすくなった
- 弱体化:装備中、オペレーターの移動速度10%ダウン
移動速度にデバフがかかるのは興味深い変更。新たに「スピード1よりもさらに10%遅い」というスピードが実現する。実際にスピード1オペレーターにLMGを持たせて、他の武器種を持っているスピード1と一緒に走ってみると、少しずつ距離を離されるのを確認できた。
なおLMGに「水平グリップ」をつけると、中間の速さになる。以下のような並び。
- スピード順(参考)
- 「スピード1+LMG」 < 「スピード1+LMG+水平グリップ」 < 「スピード1+LMG以外の武器」
イヤー9シーズン1「オペレーション・デッドリーオーメン」でも、武器メタがまた大きく変化しそうだ。テストサーバーは現地時間2月26日スタート。PC版プレイヤーは変更された各アタッチメントをぜひ試してみて欲しい。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Press Release
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コメント
コメント一覧 (18件)
ここでネガってるやつは想像で話してるだけのかまってちゃんだぞw
インビ視聴者数の最高値更新した事実1つで喋られなくなる可哀想な人
一人でも楽しそうに壁と喋ってるからほっとけ
いつかは絶対に開発終了するんだからずっとオワコンって言い続けてればいつかは当たるんだからそれまで言い続けてるだけでしょ
頭UBIどころかなんも詰まってないでしょアイツら
欲しかったアタッチメント調整がやっときてくれて嬉しいわ
人気そんな落ちてんの?つべの日本語配信のコメントで今回のインビの視聴者ピーク時40万って見たんだけど
昔のシージってもっと人気あったの
めちゃくちゃおもろそうな調整でもネガり出すやつの方がおかしいわ
オワコン、調整がおかしい、もう終わりなんて言われてもう4年は経ってるぞ
それでも終わってないのは曲がりなりに上手く変化してきただけにすぎない
アイアンサイト➕レーザーサイトの構成でも今とADS速度変わらないのね…
ADS速度が早かったシージが戻ってくると思って楽しみにしてたけどこれなら復帰しないわ笑
知れてよかったありがとうEAAさん
目指してる先が崖なのは「人間」が見ればわかるからこれ肯定してる奴は人以下の猿ってことか、なるほどな
面白いこと言うわ
ん~ 毎回インビで1年先のアプデ告知したり、微妙だよな・・・先過ぎて
オペとMAP以外最初のS1で全部入れとけよって話だし
毎年こんなんでステージつまんないの多いし
人気が落ちるべく落ちてるって感じ、メーカー的に9年稼げてるだろうから良いんだろうけど
頭ラフランスだね
それでもお前より大分マシや
最近の流行り、調整見てりゃ目指してるとこなんて「人間」が見りゃ誰でもわかるはずなんだがな
自分達で実装した1.5と2消すのもアホだし、ただでさえおっそいエイム速度を更に下げるのもアホ
新規がどうとか一時言ってたけどこんなもん余計に足遠のくだけだろ
ゲーム自体もエイム速度遅くしてガン見ロックゲーム加速させておしまいってか
何考えてんだか、流石頭UBI