Ubisoft(ユービーアイソフト)は『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の最新アップデート、イヤー9シーズン2「オペレーション・ニューブラッド」をリリース。新シーズンとともに、シージでは初となる月額サブスクリプションサービス「メンバーシップ」がスタートした。
このメンバーシップ会員になると、1か月ごとに1,380円かかる代わりに会員限定アイテムやブラボーパックなど、ゲーム内通貨で4,500 R6クレジット以上に相当する特典が手に入る。一方では、過去の類似コンテンツよりも値上がりして見える点がコミュニティから非難されている。
『R6S』の月額サブスク制度「メンバーシップ」
新シーズンとともに、シージの月額サブスクリプション「メンバーシップ」が始まった(公式サイト)。入会すると、以下の豪華特典が毎月プレゼントされる。
- 入会時&毎月の更新時のプレゼント
- バトルパス レベルスキップx10
- ブラボーパックx1
- 毎月28日のプレゼント
- エピックバンドル
- レジェンダリーアイテム1種:武器スキン、ヘッドギア、ユニフォームの中から1種
- 1シーズン(3ヵ月)を通して会員であり続けると、限定の「アニメーションつきカード背景」をプレゼント
- 毎シーズンのプレミアムバトルパスと同じ機能&特典にアクセス可能
- プレミアム限定アイテム
- バトルパス進行に30%のブースト
- ショップアイテムの10%割引
- 新オペレーターアンロックまたはオペレーター引換券
- ブラボーパック計18個
- ブラボーチケット1個
- 600 R6クレジット
- メンバーシップ価格
- 1か月:1,380円
- 12か月分のセット:11,200円
メンバーシップへの加入は、PC版はゲーム内から行う。コンシューマー版(PS、Xbox)はそれぞれのプラットフォームのストアでも加入できる。6月18日までに加入することで、Ash(アッシュ)のエピックセットと600 R6クレジットが手に入るキャンペーンを実施中。
特典にはプレミアムバトルパスも含まれるが、メンバーシップに加入する前にバトルパスを購入していると、その分の補償は受け取れない点は要注意。
海外コミュニティでは物議
「シージプレイヤーにとって新たな選択肢となるだろう」と締めくくりたいが、このメンバーシップには発表当時から反対意見が目立つ。5月の「マンチェスターメジャー」で行われた公開パネルでは、現地会場からブーイングがあがったほど(配信の該当部分)。
否定的なコメントとしては、「シージは無料のゲームじゃないのに、本体を買わせて、さらに有料の会員制度まで導入するのは良くない」という主旨ものが多い。
本体が有料で、後から有料DLCも出るゲーム自体は珍しくない。とはいえ毎月自動的に1,380円ずつ払わされる点は確かに引っかかる。後述の通り、以前の「イヤーパス」からも値上がりした。
「メンバーになるとチーターに会わなくなるなら良いんだが」というコメントもあるが、メンバーシップはシージのゲームプレイ部分には影響しない。関係するのはあくまでコスメティックアイテムとバトルパスのみ。対戦で優遇されるような仕組みもない(優遇されたらそれはそれで騒動になるだろう)。
これによりRedditでは「ボイコットしよう」という過激な意見さえも。運の悪いことに、今シーズンは(新兵リワーク以外に)新オペレーターがいないという味気なさもコミュニティの不満に拍車をかけたようだ。
イヤーパスの方が良かった?
建設的な反対意見としては、「イヤーパスで十分だったのではないか」というものもある。クリエイターのMacie Jayの投稿が多くの共感を呼んでいる。
「僕はぜんぜんマーケティングの専門家とかじゃないけど、間違いなく月額メンバーシップよりもイヤーパスの方がよっぽどみんな幸せになったよ。(イヤーパスなら)プレイヤーも幸せになってUbisoftも儲かるんじゃないの? みんなWin-Winだ」
イヤーパスとは、以前販売されていたアイテム。その名前から察せられるとおり、毎年のはじめに販売されるこのイヤーパスを購入しておくと、その1年間で追加される新オペレーターなどのコンテンツが毎シーズン自動的にアンロックされていく。有料版バトルパスにもアクセスでき、さらにショップ割引などの特典も得られた。
新しいメンバーシップはいわば、かつてのイヤーパスを月額化して報酬を増やしたもの。価格もその分上がっている。イヤーパスは1年間のみ有効だが、通常版は3,960円。プレミアム版は7,920円だった。
対して、メンバーシップは12か月分のセットでも11,220円。毎月自動更新にしていると、12か月で16,560円(=1,380 x 12)。ゲームプレイに影響しないコンテンツとしては、なかなかの額だ。円安を加味しても値上がりしたと言えるので、特典をどこまで豪華に感じられるかがカギだろう。
1か月試してみる?
補足すると、特典としてプレゼントされるスキンも必ずしも会員限定ではない。シージ公式サイトによると、最初の会員特典であるMozzie(モジー)のスキンは12か月後にマーケットプレースで入手可能になるという。
いずれにせよ、メンバーシップに入会しなくてもシージはこれまで通りプレイ可能。興味がなければスルーしよう。一方で「1か月1,380円でいつでもキャンセル可能」なので、試しに加入し、メンバーになるメリットがあるかを1か月かけて確かめてみるのもアリだろう。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: R6S Official
コメント
コメント一覧 (9件)
メンバーシップとかどうでもいいから、いつも通りバトルパスだけ買ったわ
自分のランクとかクリアランス見れるとこに「メンバーシップに加入しませんか!!(大声)」って宣伝入ってて草
宣伝はいらんて、そこに書いてても入らんやつは入らんしなんも書いてなくても入るやつは入るから
イヤーパスはそもそも無い年だってあったんだし、安い分得られるもの少ないし、比較先として選べるようなもんでも無いと思うんだがな
シンプルにイヤーパスの売上が芳しくなかったんだと思うが
イヤーパススキンも販売当初の時期ですら使ってる人見たこと無いし、槍玉に上げられるほどイヤーパスが人気だったとは思えん
売ってる時期もほんの少しの限られた期間だけだし
集客のために特別なスキンも作って、オールシーズン売上上がるサブスクで、ってやってったらコスト的にこの値段になったんだろう
何にせよスキンが気に入らなきゃ特別買う必要もないものに特段思うこともないわ
メンバーシップじゃなく新コンテンツや魅力あるリワークが少ない方のが気になるよ。不満をぶつける場所を見誤ってると思うね俺は
正直、まずまずのとこ今年はリワークで新オペ枠二個も潰してんのおかしいんだよな
アイドルのリワークもGOYOのリワークも盾のリワークも新オペ+リワークやったやろがい!って感じ
百歩譲って完全に存在自体を作り替える新兵はともかく、S4でブラビリワークだけして新オペ無し(予定)は終わってると思うわ
元は年8体だったのを4体に減らした上に、それじゃ飽き足らず2体にまで減らすとはな
とりあえず給料出たら年間サブスク課金するか
CoDとBFが落ち目な上バトロワ苦手、狙ったとこに弾が飛ばないゴミゲーも苦手と来てこのゲーム以外マトモな居場所ないしな
個人的な感想としては確かにシージは無料じゃないけど高々数千円のソフト本体の売上で9年ゲームが運営出来るわけないんだし別にこれぐらいは課金してもいいと思うわ
ゲーム内のあちこちにパスの広告つけんのやめてほしい
ホーム画面で自分のランクやキルレ見るたびに目に入るのうっとうしいわ
新兵リワークとブラビリワーク(予定)で実質新オペが2人しかいない事になるからイヤーパスという形で売るのはやめたんだろうけどそれと比べても値上がりしちゃってるのがね
リワークはお金にならないってのは分かるが新兵のスキンも全然作ってないみたいだし手抜き感すら感じるレベル
問題はイヤーパスが廃止されてる事じゃないの
イヤーパスも用意してりゃ好きな方選べた訳で
毎シーズンバトルパス買えばええやんと言われりゃそうなんだけど、イヤーパスを一発買っとくことで一年継続で遊ぶ気力みたいなもんにもなってたんだよ
あと普通に高い、アマプラとdアニ両方入れる額なんよ
月600円程度、年間で買えば割引で6000円程度ならイヤーパスにちょっと追加くらいの気持ちでサブスクできたろうに
不満なら普通にバトルパス買ってればええやんと正直思うが
更に上位のプランが増えたねってだけなんだし
まあ新兵リワークに合わせてマップ修正を複数やってたりすれば、もうちょっと不満貯まらなかったんだろうけど
S1でデイモスと一緒にリリースしてればそんな騒がれなかったろうけどね