Riot Games(アットゲームズ)の無料タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』のコンソール向けリミテッドベータ版が配信された。コンソールでもチート対策の”Riot Vanguard”が実装されているが、早速コンバーターを検知してBANした様子がXで報告されている。
待望のCS版配信
2020年6月にPC向けにリリースされた『VALORANT』だが、4年の月日を経てPlayStation 5 / Xbox Series X|S向けにコンソール版がついに配信された。 今回は日本を含む一部地域を対象にしたリミテッドベータ版と呼ばれるもので、事前登録して抽選に当たった人がプレイできる。
コンソール版は腰撃ち用のエイムモード”フォーカスモード”を導入したり、PCとはクロスプレイ非対応にすることでコンソールだけの競技シーンを生み出している。 一方でPCで解禁しているエージェントやスキンなどの進捗状況は共有される。
そして、CS版にもアンチチートソフトウェアの”Riot Vanguard”が仕込まれており、早速期待通りの活躍をしているようだ。
コンバーターをBAN
コンソール版で最も注目を集めるのがコンバーター問題だろう。コンバーターを悪用することで、マウス&キーボードをコンソールでも使用できるようにして、コントローラーよりも優位な立ち回りができるようになる。『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』でもこの問題は根深く、常にイタチごっことなっている。
Xでアンチチート情報を投稿している@AntiCheadPDが、とあるユーザーがコンソール版『VALORANT』でコンバーターを使用してBANされたと報告している。
動画によると2度にわたってチート行為を検知され、約1時間ほどアカウントがロックされたようだ。まだ初犯ということで罰則としては軽い気もするが、これはコンバーター悪用者には非常に脅威になるだろう。
実は筆者は今月頭に他誌の取材でRIOT GAMES本社にてコンソール版を先行プレイし、開発者にコンバーター対策について質問したところ、現在出回っている多くのコンバーターを実際に購入して研究したと回答を頂いた。熱心にデータを取り込んだことで非常に高い精度の検知率を誇っているようだ。 実際に、件の動画も4ラウンド目で検知されていることから仕事が早い。
しかし、先にも述べたようにコンバーター問題は常にイタチごっこだ。コンバーターメーカーはいつでも公式を出し抜けないかと研究してくる。 RIOT GAMESにはこれからも努力を惜しまず邁進し続けてくれるように応援したい。
- タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
- 発売日:2020年6月2日
- 対象機種:PC(Riot Games)
Source: @AntiCheadPD
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