Ubisoft(ユービーアイソフト)の『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、プレイヤー間でアイテムの取引ができる「マーケットプレース」が間もなく6月25日正式オープン。クリアランスレベル25以上で、二段階認証済みの全プレイヤーが利用可能になる。
膨大なアイテムの中から、コレクターたちはどんなアイテムを狙っているのだろうか。もしかしたら自分のロッカーにも貴重なものが入っているかもしれない。マーケットプレースが開く前に、コミュニティで「激レア」と評価されているアイテムをチェックしておこう。
7. 最初のプロリーグアイテム「プロリーグ シーズン1」
「PRO LEAGUE S1」スキン各種は、シージ競技シーンが始まった2016年4月よりDLCコンテンツとして販売されていたアイテム。現在は入手不可で、SteamやXboxストアにはページの跡地だけが残されている(Steam Database)。
これらは最初のプロリーグ関連アイテムという記念すべきスキン。「黒+金+白」のイメージがあるプロリーグスキンだが、第1弾はこのように青色が入っていたことが分かる。
なお、これらのスキンはマーケットプレースには登録されていない。もし取引可能になればそれなりの高値がつくだろう。
8. 伝説の超クールスキン「グレイシャー」
マーケットプレースのベータが始まったとき、売買可能として話題になったスキンの1つがこの「グレイシャー」シリーズ。上述のプロリーグシーズン1スキンに続く、最古のプロリーグ関連アイテムだ。
この「グレイシャー」はイヤー1シーズン1当時、ショップに出現してすぐに消えてしまったとされている。具体的な販売記録を示すデータは残っていないが、コミュニティでは「販売されたその日のうちに消えた」という話もよく見られる(R6 Bootcamp)。
いずれにせよ、「グレイシャー」は見た目のクールさと、購入タイミングの短さが相まってコミュニティの伝説に。ブラックアイスがアルファパックに入った後、長きに渡って激レアスキンの筆頭になっていた。なお当時の売価はたったの720 R6クレジット。今から振り返るとお買い得だっただろう。
9. 最古参しか持ってない「2015年のクリスマススキン」
シージ最初期のアイテムほど、そのレア度は高まっていく。
シージが正式リリースされたのは2015年12月。発売されて間もない時期のクリスマスに登場したのが、オールラウンドスキン「Ralphie」、9x19VSN用「Jumper」、そして556XI用「Rudolf」だ。
「Ralphie」は、クリスマス期間中にログインしたプレイヤー全員にプレゼントされた。「Jumper」はクリスマスに期間限定で販売されていたスキンだが、Ubisoft Clubのバグにより当時誰でもアンロックできたという話も残っている(Reddit)。
「Rudolf」については諸説ある。「選ばれたプレイヤーにのみUbisoftからプレゼントされた」という話がよく出回っているが、「実は無料でもらえたが、アンロックできると知っている人が少なかった」という話も。さらに「普通に販売されていた」という証言もある。2015年12月の話であるため、誰しも記憶が曖昧になるのはやむを得ない。いずれにせよ「Jumper」と「Rudolf」を持っているプレイヤーは少ない。
2016年のクリスマスチャレンジスキン「Nutcracker」も同じくレア。これは「ガジェットか近接攻撃でオペレーターを30キル」というアンロック条件だった(R6S Wiki)。
10. アルファ&ベータ参加者限定「ファイヤー」と「ピーコック」
時間はいよいよ「シージ発売前」へとさかのぼる。リリース前のアルファおよびオープンベータテスト、どちらかに参加したプレイヤーに贈られたのが限定スキン「ファイヤー」。また、ベータ参加者がリリース後シージにログインすると、さらなる報酬として「ピーコック」スキンも贈られた。
マーケットプレースには登録されていないが、どちらもシージでは最初のオールラウンドスキンに数えられる。もし売買可能になれば超高額スキンの仲間入りを果たすだろう。
しかし「ファイヤー」については、2020年ごろまで強制アンロックするグリッチが出回っていた(詳細は省略)。既に修正されているが、予想外に多くのプレイヤーが密かに「ファイヤー」を持っている可能性がある。本物のテスト参加者にとっては迷惑な話だろう。
おまけ:非売品スキンや珍エピソード
開発者専用スキン&チャーム
「フロントライン」は、シージ開発スタッフだけが持っているオールラウンドスキン。同様に開発者専用チャームも存在し、開発者を辞めるとこれらのアイテムも没収される(と言われている)。
開発者専用なので、マーケットプレースに出回ることはなさそうだ。欲しければシージ開発スタッフとなり、モントリオールで働くしかない。
なお残念なことに、このスキンはチーターにも愛用されているという。もし対戦で見かけても話しかけない方がいいだろう。
1日だけ売られていた「ESLチャーム」
「ESL GOLD」は、かつて世界のシージeスポーツを運営していたESLのスタッフ限定チャーム。非売品のはずが、「1日だけ誤って売られていたことがある」という話がコミュニティの逸話として残っている(Reddit)。名声で交換できたので、もしかしたら持っている一般プレイヤーもいるだろう。見ているだけで懐かしくなるチャームだ。
大会でのみ使われた「ヨーロピアン・フラッグ」
「ヨーロピアン・フラッグ」はイヤー2シーズン3の大会配信で「このスキン何?」と話題になったスキン(Reddit)。当時は「新シーズンの新スキンのチラ見せだろう」と言われていたが、結局リリースはされなかった。大会用のビルドが入った現地のPCでのみアクセスできた、まさに幻のスキンだ。
珍記録を作った「ランドオーナー」
BOSG用武器スキン「ランドオーナー」は、2019年の期間限定イベント「Showdown」の限定スキン。イベントのコミュニティチャレンジ報酬として用意され、世界のプレイヤー全員で「BOSGを使って600万回ヘッドショットキル」が求められた。
しかし、BOSGを使うこのチャレンジはあまりにも難しかったようだ。イベント終了まで残り3日の時点で160万回しかカウントされておらず、コミュニティチャレンジとしては初の失敗例に。「ランドオーナー」も幻のスキンになってしまうところだった。
結局その後、開発側もチャレンジ条件に無理があったことを認め、このスキンは全員に配布されることとなった(Reddit)。おかげで持っているプレイヤーは多いはずだが、「ランドオーナー」もまた思い出話をするにはうってつけのスキンだ。
マーケットプレースでシージの歴史を振り返ろう
今回は取り上げなかったが、他にも「GO4チャーム」や「オペレーターの誕生日チャレンジスキン」、イヤー3の「オペレーションキメラ」関連アイテムなど、コミュニティの思い出話とともに名前の挙がる貴重なアイテムは多数ある。
とはいえ、すべてがマーケットプレースで売買可能になるかは不明。たとえばランク報酬は、非常に貴重と思われる最初のブラックアイスチャームでも取引は不可能と思われる。
最初期のアイテムさえ手に入るマーケットプレースは、シージの歴史を振り返るうってつけのツールになるだろう。取り逃したシーズン限定アイテムを割安で入手するのにも便利だ。6月25日から、クリアランスレベル25以上かつ2段階認証を設定している全プレイヤーが、別途登録なしで利用可能。どんなアイテムがどんな価格で取引されているか、一度見て回ってみてはいかがだろうか。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Reddit, YouTube, X and others
コメント
コメント一覧 (4件)
持ってる中で一番レアそうなのはN◯RA RENG◯のMP5スキンだけど、まぁ持ってる人は多そうだなー
1年目のバレンタインに配布された迷彩は入ってないんだ
グレイシャーは単体で売られずプロリーグスキンを3つ買ったら貰えたスキンだったはずですよ
BOSGのスキン懐かしいそりゃパッドエイムのシージプレイヤーも大勢いる訳で難しい
当時自分もps4でやったが難しかった