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オーバーウォッチ2:「6v6復活」の可能性について開発がコメント、公開テストやHACKEDイベントで「異なる対戦フォーマット」のテスト検討中

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本日2024年6月29日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 のニュースページを更新。予告されていた通り、対戦フォーマット(6v6)をテーマとした「ディレクターの視点」が公開された。

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異なる​チーム編成の​フォーマットが​試せる​イベントを​いくつか​実施予定

『Overwatch(オーバーウォッチ)』
6v6復活の可能性は一応「あり」

今回公開されたディレクターの視点は、過去の対戦フォーマットの振り返りも含まれているため、過去に例を見ないほどの長編となっている。その中から対戦フォーマットのに関する今後の予定を抜粋すると「異なるチーム編成のフォーマットを試せるイベント」をいくつか実施したいとのこと。後述する「テストをすぐに実施できない理由」を解決するための作業規模から、早くても数シーズン後の実施になると記載されている。

公開テストが実現した場合、実施期間は数週間にわたる長期的なものを予定。コミュニティの6v6への関心度を測ると同時に、他の要素(5v5やアーケード等)への影響についても調べることで「オーバーウォッチ 2」全体の相関図における6v6の立ち位置を調べるという。

その結果「5v5の維持」か「6v6の復活」あるいは2つの対戦フォーマットの両立。どの選択になるかは別として、コミュニティの声をゲームに理想的な形で反映できるよう、テストから得られた情報を精査し「オーバーウォッチ」の未来を探っていくとのこと。

6v6とは別の「クイック・プレイ:HACKED」​もS13で実施予定

新しい対戦フォーマットも検討中

また、オーバーウォッチはリリース以降、何度か対戦フォーマットの大規模な変更が行われてきたが、その多くは「マッチの多様性を削る」要素を併せ持っていた。こういった変更の実施の結果、現在までに一部のプレイヤーから「マッチ間のバラエティが乏しく、どのマッチも同じように感じる」「マッチが代り映えしなくなったのは5v5のせい」という意見が開発に寄せられている。

これに対して開発チームは「5v5という大枠を変更せずとも、別の方法で多様性の復元は可能」と考えており、この「別の方法」を練り直すべく6v6とは別のテストも併せて実施される。

目標として掲げられているのは「今ほどチーム構成を固定せず、オープンキューほど緩くないチームの編成方式」。こちらの検証は、シーズン13の期間内に最低でも1回は「クイック・プレイ:HACKED」イベントとしての実施が予定されている。

6v6のテストをすぐに実施できない理由

ウィンストン ランク情報
一見、初代の使用に戻すだけに見えるが...

初代オーバーウォッチで実現していた6v6が、現在のオーバーウォッチ2ですぐに実施できない大きな理由として、以下の2つが挙げられている。

ゲーム自体のパフォーマンス

すぐにテストを実施できない最大の理由として「ゲーム自体のパフォーマンス」が挙げられており、1つのマッチに12人のプレイヤーが集まるため、フレームレートやメモリの使用率といった技術的要素をより最適化する必要があるという。

6v6自体は初代で実現できたことではあるが、5v5に移行したOW2からパフォーマンスに影響を及ぼす追加要素やアップグレードが複数行われている。

  • パフォーマンスに影響を与えるアップデート例
    • 味方のアウトライン
    • 回復ビジュアルのデフォルト化(元オプション)
    • 技術的に難易度の高いアビリティの追加
    • UI、ヒーロー、マップのビジュアルアップグレード

こういった要素を機能させつつ6v6の対戦を行うと、旧式のシステムで動かした際にパフォーマンス低下の可能性が考えられる。スピード感が魅力のオーバーウォッチにおいて、すべての対応プラットフォーム上でゲームを滑らかに動作させることは、ゲームプレイの品質を確保するうえで非常に重要な要素であるため簡単な作業ではないようだ。

解決していない、マッチングの待機時間

もう1つの理由は「マッチングの待機時間」。一定数のプレイヤーが6v6の復活を望んだ場合、待ち時間への対処が課題となるが、開発チームにはこの問題を解決できなかった過去がある。現時点で問題解決のアイデアが全くないわけではないようだが、このアイデアが実際に機能する保証はない。

待機時間が長くなってでも6v6をプレイしたい人は存在するのか。存在したとしても待ち時間の問題を解決せずに導入することは大きなリスクを伴う。

加えて、現在オーバーウォッチ2をプレイしている方の中には、5v5しか経験したことがないプレイヤー(2からの新規参入者)が数千万人も存在する。そのため待機時間の短縮を理由に、今の対戦フォーマットを好むプレイヤーに対して、「強制的に6v6を押し付けるようなことはしたくない」とのこと。

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 6vs6に戻すとかありえないでしょ
    エンジニアの人が言ってる通りで「誰もタンクをやりたがらない」問題はなにをしても解決しないよ。

    そりゃ競技性では6vs6のほうが間違いなく優れてたけど、
    サービスとして考えるならどう考えてもマッチング時間を短くするほうが重要。

  • 今更?

    大会の視聴を考えて5vs5にしたんだろうけど、ゲームの面白さが損なわれちゃったよな

  • 今戻すと5v5は失敗だったってことを認めることになるからそういう点でも難しいんじゃないかな。
    てかパフォーマンスは絶対6v6実装に関係ないでしょ。OW1の時GTX970とかだったぞ、未だにHaswellとかで開発してんの?

    • 6vs6は今でもカスタムゲームでできるけど、カスタムゲーの設定弄りまくりとかでなければPS4でも処理落ちが酷くなったとかは特にないな
      ただ開発者が言ってるならそうなんだろうね

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