大失敗ゾンビサバイバル『The Day Before』の開発スタジオがまさかの復活、資金集めを開始し海外ゲーマー驚愕

  • URLをコピーしました!

2023年に『The Day Before(ザ・デイ・ビフォー)』の大失敗で閉鎖したインディーズ系スタジオFntasticが、9月27日に突如として復活&ブランド再編を発表した。

新作パズルゲーム『Escape Factory(エスケープ・ファクトリー)』を引っさげて、現在は資金提供者を募集中。しかし『The Day Before』の一件を覚えている人々からは、やはり厳しい声が寄せられている。

CONTENTS

『The Day Before』のスタジオFntasticがまさかの復活

新作オープンワールドMMOサバイバル『The Day Before』公式トレーラー

『The Day Before』を覚えているだろうか。インディーズ系スタジオFntasticが開発したオープンワールド型ゾンビサバイバルTPSだ。開発中のトレーラーなどからは、『ディビジョン』シリーズや『Day Z』、『The Last of Us』シリーズといった作品の良い点を合体させた、意欲的かつゴージャスな大作として注目を集めていた

しかし、当初は2023年3月1日に発売を予定していたものの、商標権の問題などトラブルが相次ぎ延期の連続。ようやく2023年12月8日に販売価格4,500円でPCアーリーアクセスを開始したものの、オブジェクトが巨大化するバグの頻発など未完成ぶりが露呈し、Steamレビューは「圧倒的に不評」に。

結果的に『The Day Before』の失敗はスタジオにとって致命傷となった。アーリー開始からわずか4日目にして、Fntasticは「財政的な失敗」を理由にスタジオの閉鎖を発表。これにともない、ゲームサーバーもアーリー開始から約1ヵ月後の、2024年1月22日をもってあっけなく終了してしまう。

あわせて読みたい
レビュー:やっぱりダメだった『The Day Before』...「圧倒的に不評」で「クソゲーオブザイヤー」の声も 更新 2023/12/12:動画が削除されたため差し替え 「オープンワールド・ゾンビアポカリプス・MMOゲーム」としてSteamの超期待作となりつつも、様々な問題で完成が憂慮さ...

購入者全員への返金対応が案内されたため集団訴訟のような展開にはならずに済んだものの、『The Day Before』は「Steam歴代ワーストレビューランキングトップ10」、「返金率約46%」と、PCゲーマーのコミュニティに不名誉な記録を残した。

Fntasticsが新作ゲーム発表

そんなFntasticが、9月27日に突如復活を発表した。非常にプレーンなデザインの公式サイトが新設され、公式Xアカウントでも投稿を再開。Fntasticは現在、Kickstarterを通じて開発資金を募集している。オンライン協力型3Dパズル『Escape Factory』という新作に着手しており、そのデモ版をSteamで公開中

Escape Factory Trailer

こちらはご覧の通り『The Day Before』とはうって変わった、見下ろし型で進行するプラットフォーマーだ。他にも「プロップハント・ジャンル」の作品をもう1つ用意している。

『The Day Before』での大失敗を陳謝

同スタジオはさらに、『The Day Before』での大失敗を陳謝したうえで、「FNTASTIC 2.0」と銘打ったブランド再建プロジェクトも公開。「正直さ」、「透明性」、「プロ意識」を柱としつつ、「革新性、創造性、統一性、透明性を合わせたハイクオリティなゲーム体験を提供することに集中することが我々のミッション」と掲げている。

今回の資金集めが目標額に届かなかった場合はすべて返金するとし、誠実さもアピールしている。しかし、やはり世間の目は厳しいようだ。

  • 「そんなバカな話あるかよ」
  • 「ニセアカウントじゃないだと?」
  • 「お前らのしたことは忘れないからな」
  • 「イカれちまったのかよ?マジメな話、NOだ!こんなアセット転用しただけの『フォールガイズ』じゃ誰も騙されないぞ(『Escape Factory』)」
  • FNTASTIC 3.0が楽しみだ

など、XやYouTubeのコメント欄には辛辣な声が集まる。さらに「警告!詐欺の可能性アリ!」とコミュニティノートまでつけられる始末。

一方では、「『The Day Before』でやろうとしてたことは好きだったよ」と擁護する声や、Fntasticの過去作品で、かくれんぼテイストのPvPホラー『Propnight(プロップナイト)』の復活に期待する声など、今回の発表を前向きにとらえるゲーマーもいる。

果たして「FNTASTIC 2.0」は成功するのだろうか。いずれにせよ、インディーズ界でも珍しい事例として人々の記憶に残りそうだ。

Gaming Device Power Tune for FPS

マイクロソフト
¥8,018 (2024/08/30 09:34時点 | Amazon調べ)

Source: Fntastic

FOLLOW EAA!!

SHARE
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (8件)

  • どの面下げて出てきたんだ
    やってる事は違えど、この恥の知らない感じはポケットペアに通じるものがあるな

    • ポケットペアは後付け特許でいじめられてるだけやん

      • あそこのお偉いさんは間違いなく恥知らずだけどな
        任天堂が裁判起こすのも正当な権利だし
        好きなだけやってパクリ元に敬意もなく、いざ攻撃されたら「僕達はインディーの代表として圧力と戦います!」とのたまう奴に恥という概念はないだろうよ

  • コミュニティノートで詐欺の可能性とか言われてて草

  • 案の定
    本当にやる気があるなら、まずThe Day Beforeを何とかしてるだろって意見が多い

コメントする

CONTENTS