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『CONCORD』の開発スタジオ閉鎖、さまざまな選択肢を検討するも「閉鎖が最善」と判断

ヒーローシューター『CONCORD』の開発スタジオが閉鎖へ、さまざまな選択肢を検討するも「閉鎖が最善」と判断
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『CONCORD(コンコード)』はSony Interactive Entertainment(SIE)から2024年8月24日に発売され、わずか2週間後の9月6日にオンラインサービスを終了したヒーローシューター。SIEは本作について「様々な選択肢を検討」していると説明し、作り直される可能性も指摘されていた。

しかし10月30日、SIEにより、開発を手がけるFirewalk Studiosの閉鎖が報じられた。

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『CONCORD』の開発スタジオFirewalkが閉鎖

CONCORD
『CONCORD』デラックスエディションの収録内容(当時)

SIEのCEO・Hermen Hulst氏から同社従業員に向けて送られたメールが、現地時間10月29日付けで一般公開された(日本語版)。メッセージを通じて、SIE系列の2スタジオの閉鎖が発表されている。

「私たちは、短期および長期的なビジネス目標を確実に達成するために、常にゲームポートフォリオとプロジェクトの状況を精査しています。SIEのスタジオビジネスを強化する取り組みの一環として、Neon KoiとFirewalk Studiosに対して難しい決断を下すことになりました

Neon KoiはSIE系列スタジオの1つで、モバイル向けゲームを手がけていた。Bloombergが報じた内容によると、この2つのスタジオ閉鎖によって210の職が失われたことになる。

Firewalkには、以前も発表されていた通りあらゆる選択肢を検討していたとのこと。しかし最終的に、「ゲーム(『CONCORD』)と共にスタジオを閉鎖することが最善の道であると判断しました。Firewalk Studiosの熟練した技術、創造力、そしてこれまでの献身と努力に心から感謝しています」とHulst氏は説明している。

「新作シューター」として成功する難しさ

SIEからの発表と並行して、FirewalkもXアカウントにお別れのメッセージを掲載している。

「カードバトルや格闘ゲームの側面をFPSに組み合わせるなど、私たちはいくつかのリスクを選択しました。IPのこうした側面や他の側面は、私たちが期待したようにはいきませんでしたが、新しいものを世界に投じるというアイデアは、ゲームという媒体を前に進めるためには不可欠なものです」

「Firewalkの才能と個々人の技術レベルはまさしく世界レベルであり、SIEのチームおよびゲーム業界全体は、彼らとの仕事ができることを幸運に感じることでしょう。お問い合わせはPlayStationの求人部門まで。私たちを応援してくださった多くのチーム、パートナー、ファンの皆さんに感謝します」

『CONCORD』(コンコード) ローンチトレーラー

『CONCORD』は新作ヒーローシューターとして開発・リリースされたものの、ベータの時点から数字が芳しくない点がゲーミングコミュニティで逆に注目されていた。結局その懸念は正式リリース後も解消されず、サービス開始からわずか2週間で終了という残念な記録を残した。

失敗の原因を1つにまとめることは難しい。「有料タイトルだったため、クオリティの高い基本プレイ無料タイトルに見劣りした」、「ヒーローシューターという激戦区ジャンルで、新規プレイヤーを獲得する魅力に欠けていた」などさまざまな点が指摘されており、こうした複数の要因が複雑に絡み合った結果と思われる。

とりわけ残念なのは、こうした議論は「なぜプレイされなかったか」といった点にフォーカスしていることだ。「大注目されて初動で大量のプレイヤーを獲得したものの、完成度が低く、すぐに飽きられてしまった」という流れではなかった。つまり「『CONCORD』はゲームとして面白かったか」は、ベータ以降あまり掘り下げられなかった。

実際のところベータでは「間違いなく楽しかった」というコメントもあり、今回のリプ欄でもFirewalk元スタッフの次の挑戦に期待する『CONCORD』ファンの声もいくらか見られる。貴重な教訓とも言える今回の失敗が、いずれ何らかの形で報われることに期待したい。

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Source: SIE

ヒーローシューター『CONCORD』の開発スタジオが閉鎖へ、さまざまな選択肢を検討するも「閉鎖が最善」と判断

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • ゲーム内容は普通だけどポリコレのせいで消えたゲームみたいに言われてるけど
    ベータの時点でかなり不評でゲームとしてもアレなんだよなぁ

  • 制作側の自己陶酔オナヌーなんかユーザーは求めていなかったんや

    ニーズに沿った面白いゲームをただ作ればよかった

  • 少数派に配慮すると何が起きるか、という事をコンコードを機に企業全体で考えて欲しい。

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