Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、現地時間3月4日より新シーズン「オペレーション・プレップフェーズ」がスタート。ついにイヤー10を迎えるシージだが、そのシーズン1では新オペレーターRauora(ラウオラ)が登場し、セットプレーに新たな選択肢を提供する。
テストサーバーに参加できなかった方も、新シーズン開始前に、Rauoraの固有ガジェット「D.O.M.ランチャー」の予習をしておこう。
『R6S』新シーズンRauoraの予習
今回はcorerossとThe Dangleberriesの動画を参考に、Rauoraの細かな仕様をチェックしていく。
D.O.M.ランチャーの基本

- D.O.M.ランチャー
- 最大4枚の「D.O.M.パネル」を発射できる
- 射程は1~15メートル
- ラウンド開始時は1枚しか持っておらず、20枚ごとに追加チャージされる
- 発射ごとに4秒クールダウン
まず、(イヤー9ですっかり見なくなった戦法だが)ラウンド開始直後のラッシュには使えない点は注意が必要だ。ラウンド開始時はD.O.M.パネルは1枚しかなく、1発撃つごとにクールダウンもかかる。Rauoraはあくまでも、遊撃ルートの妨害や、中~終盤で行うセットプレーを想定したデザインと思われる。
バランスのとれた開閉ユニットの仕様
パネルの上部にある四角いユニットを撃つことで、パネルを開閉できる。ただし、6メートル離れると、この開閉ユニットが無効化する(撃っても反応しなくなる)という仕様は覚えておきたい。

おそらく発表された際に想定されていたように、遠く離れたところからでも開閉できると攻撃側が有利になりすぎるのを防ぐ目的だろう。ショックドローンなどのテーザーを使う際も、誰かがパネルの近くにいる必要がある。

- 開閉機能とその制限
- パネル上部の四角い開閉ユニットを撃つことで、パネルを開閉できる
- ただし、オペレーターが6メートル以内にいないと、この開閉ユニットが有効化されない
- テーザー系(ショックドローン、イービルアイ、アーガスランチャー)は、6メートル以内に人がいるなら反応する
- 防弾カメラのEMPバーストで開けられる
- ZOTOキャニスターで開けられる
パネルが開く時間については、防衛側がやや不利になるようにデザインされている。
- パネルが開く時間:
- 攻撃側は1秒
- 防衛側は3秒
- パネルが閉じる時間:
- 攻防ともに3秒

細かいことだが、開閉ユニットの有効/無効は、パネルの裏と表で連動していない。
たとえば、パネルの裏側に防衛側がいると、裏面のユニットは有効化される。しかしこのとき、表側に誰もいなければ、表側の方のユニットは有効化されない。つまり開閉ユニットの反応を利用して索敵するような便利な使い方はできない。

- その他の仕様
- たとえ6メートル以内にいても、展開型シールドなどの遮蔽物が間にあると開閉ユニットは有効化されない
- ユニットが有効化された際にサウンド・キューが鳴るが、(密閉された場所なら)パネルの反対側にその音は響かないため、やはり索敵用には使えない
- Smoke(スモーク)のガスグレネード:
- パネルを閉じた状態でガスをたくと、ガスはパネルの外に漏れない
- ガスをたいた後にパネルを閉じた場合、既に漏れ出した分のガスは消えない
ガジェットとの相関関係

大抵のガジェットは、パネルの開閉アニメーションに干渉すると破壊されてしまう。特に有刺鉄線の置き方には注意しよう。
- 他のガジェットと干渉するケース
- パネルが閉じるときに設置系ガジェット(シールド、有刺鉄線、固有ガジェットなど)があると、敵・味方関係なくそのガジェットが破壊される
- アイドル状態のSkoposは破壊されない(場所によっては盾が壊れる)
- バリケードやCastle(キャッスル)のアーマーパネルがある戸口にはD.O.M.パネルを展開できない
- D.O.M.パネルを張られた場所には、アーマーパネルを展開できない。スーリヤゲートは展開できる
- ADSとMAG-NETでD.O.M.ランチャーを阻害できる
- シグナルディスラプターでブロックできるが、パネルのユニット部分が効果範囲に入らないと反応しない(床に置くだけでは戸口の上部に効果範囲が届かないため、何らかのオブジェクトの上、または上の階にディスラプターを置く必要がある)
- パネル面にクラスターチャージ、カンデラ、ヒートチャージ、ブリーチングチャージ、ボルカンなどを置ける。パネルが開くときに、面に置かれているこれらのガジェットは破壊される


スーリヤゲートとの関係
- スーリヤゲートについて、不明点
- corerossの動画では、1発無駄にしてスーリヤを停止させないとパネルを展開できないと説明しているが、The Dangleberriesの動画では、スーリヤを停止させながらパネルを展開できることになっていた
- ところがKudosのショート動画(上掲)では、「ゲートと反対側の面にパネルを展開する場合、ゲートは停止しないが、パネルは展開できる」。「ゲートと同じ面にパネルを展開する場合、ゲートは停止し、パネルも一つ無駄になる」という結論だった
- またcorerossによると、「スーリヤゲートのある戸口の、やや上側に向かってパネルを発射することで、スーリヤを停止させずにその向こう側にパネルを展開できる」という(不具合かもしれない)
- 結局どれが仕様なのか、リリース版ビルドで要検証
ドローンとの関係

- ドローンとの関係
- ドローン系(ラテロチャージ、ヨーカイドローン含む)が近づくと、自動的にすき間が開く
- 戸口のわきにドローンを置いて、敢えて射線を作ることも可能
- ヨーカイについては、パネルの上に張り付いていてもすき間ができる


パネル破壊方法

- パネルの破壊
- 銃弾や近接攻撃では破壊できない
- Aruni(アルニ)の近接攻撃で破壊できる
- Oryx(オリックス)のレマダッシュでも破壊できる(クレイモアに注意)
- インパクト、C4、その他の爆発物全般、Blackbeard(ブラックビアード)の盾で破壊できる。攻撃側の爆発物、ハンマー、トーチでも破壊可能
Rauoraへの対策としてはAruniが便利そうだ。パンチでD.O.M.パネルを破壊できるうえ、パネルを張られたところにもスーリヤを再展開できる。ただし上述の通り、スーリヤとの関係はクリエーター間で異なる情報があるため、リリース版ビルドで再チェックしてから実用する必要があるだろう。
「Rauora対策のAruni」への対策は、クレイモアが有効だ。パンチとともに奇襲してきたAruniに逆襲できる。Rauoraはクレイモアを持っていないので、チームメイトに頼んでパネルの前に置いてもらおう。

- オペレーターとの干渉
- オペレーターが立っていると、一定の高さまでしか閉じない
- 伏せ、しゃがみだと50%ほど閉鎖。立っているときは25%ほど閉鎖
- オペレーターが立っていると、一定の高さまでしか閉じない
実用性は不明だが、Blitz(ブリッツ)などの盾オペを戸口のところに置いてからパネルを閉じると、パネルが半分しか閉じない。これを利用して戸口をブロックできる。
テストサーバーを経て仕様が判明し、攻防どちらの視点でもバランスがとれていることが判明したRauora。ゲーム的な華々しさには欠ける印象だが、フレンドと組んでセットプレー主体の作戦を組む際には、きっと新たな選択肢を提供してくれるだろう。
3月4日に新シーズン「オペレーション・プレップフェーズ」がスタートしたら、早速Rauoraでチームに貢献してみよう。3月14日午前2時からTwitchにて行われる、『シージX』の紹介イベントもお見逃しなく。

- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: YouTube
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