Ubisoftは3月14日、『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』における史上最大のアップデート『シージX』の詳細を公開した。この記事では、『シージX』でプレイできる6v6の新モード「デュアルフロント」を紹介する。
『R6SX』攻防合体! 6v6新モード「デュアルフロント」
(※記事および動画内のゲーム内情報はすべてテスト版のもの。リリース版とは異なる可能性があります)

新機能の追加やグラフィック・アップグレードなど、進化が見られる『シージX』だが、新モード「デュアルフロント」にも大注目。
このデュアルフロントは、両チームが攻撃と防衛を同時に繰り広げるという「対称型」ルール。他にも、「大規模マップ」、「6v6」、「リスポーンあり」、「ミニマップあり」など、通常ルールにはない要素が大量に詰まった、新鮮なゲームモードだ。
途中抜けペナルティがなく、途中参加があるので、クイックマッチと並ぶカジュアル向けモードとして扱われそうだ。1プレイ時間は20分程度を想定している(アンランク1戦分くらい)。
攻防オペレーターをミックスして夢のチームを結成

デュアルフロントでは、攻撃オペレーターと防衛オペレーターを混ぜたチームを編成できる。テスト版のオペレータープールは以下の35人で、シーズンごとにオペレータープールを変更し、体験をリフレッシュさせていく。

「セカンドチャンス」で確定負傷

デュアルフロントのオペレーターには「セカンドチャンス」があり、倒されると必ず負傷状態になる。全員アーマープレートを着ているようなものだ(HPの増加はなし)。もしかしたらRook(ルーク)はこのモードに出番がないのかもしれない。
また、負傷中の体力も通常ルールより高くなっており、負傷しても味方のカバーによって生存できるチャンスが高まっている。
弾薬とガジェットはチャージ式
オペレーターの弾薬とガジェットは、時間経過で再補充されるしくみ。たとえば通常ルールだとニトロセルは1つしか使えないが、生き続けていれば対戦中何度も使えるチャンスがある。リスポーン時にも再補充される。
展開系のガジェットは、設置できる上限が決まっている。たとえばKapkan(カプカン)で実験したところ、5つのEDDを設置できたが、6つめを設置すると最初に設置したものが消滅した。

マップ内にはセーフゾーンもある(上のミニマップだと、青い点がついている場所)。ここに入ると体力を回復でき、オペレーターの変更もここで行える。
『シージX』デュアルフロントの対戦の流れ

デュアルフロントのマップは、両チームがゾーンを確保した状態でスタート(左上のミニマップ参照)。ミニマップ中央の白い部分は「中立セクター」で、ここはどちらのチームも支配できない。
相手のゾーンを攻撃しつつ、自分たちのゾーンを防衛するのが主な流れだ。マップの東西の端には、それぞれのチームの「拠点」があり、敵の拠点を確保すると勝利となる。

デュアルフロントで使う「区域」マップは左右対称型のデザインをしており、マップ構造で優劣が決まらないようになっている。東西で構造は同じだが、アートデザインが異なっているため、それぞれまったく別のエリアのように感じられる。

セクターを攻撃して「破壊工作キット」設置

対戦が始まると、1分間の準備フェーズのような自由時間がある。その後、両チームの「第1セクター」が開放され、攻撃可能になる。
オペレーターピック中にチーム内で話し合い、役割分担を決めておこう。スポーン地点は、「自分たちの拠点に近い方」と「敵の拠点に近い方」の2種類がある。防衛担当プレイヤーたちはこの1分間に補強や工事をすることになるが、開き直って6人全員で攻撃しに行くのもアリだろう。
全員で拠点を要塞化して引きこもることもできそうだが、この作戦には勝ち方があるのか、テスト時点では不明だった。
攻撃のしかたは、通常の「爆弾ルール」に似ている。攻撃担当のプレイヤーたちは、それぞれガジェットを駆使して敵陣地へと侵攻していく。デュアルフロントならではの新作戦を実験してみよう。

全プレイヤーは、ディフューザーにあたる「破壊工作キット」というものを持っている。相手のセクターに入って、このキットを設置。セクターの確保を開始する。


設置が完了すると、今度はこのキットを一定時間守らなければならない(40秒x3ゲージ=120秒)。これも爆弾ルールと同じように行う。このときSmoke(スモーク)などの防衛オペレーターを連れてきていると、敵陣内で防衛プレイができて便利だろう。
セクター確保の「チェックポイント」ルール

破壊時のタイマーは3分割されており、「チェックポイント」が2つある。40秒ごとに到達するこのチェックポイントまでキットを守り切ると、そこまでの進行が保存される。
つまり合計では120秒守る必要があるが、途中でキットを破壊されても、次にキットを設置したときはチェックポイントからタイマーがスタートするしくみだ。
敵ゾーンを完全制圧して勝利

セクターの確保に成功すると、ミニマップの自分たち(ブルー)の範囲が拡大。オレンジチームは、奪われたセクターの中にいられなくなる。居残っていると、その位置が自動的に特定されるだけでなく、1分以内に自分たちのエリアまで撤退しないと自動的にデスしてしまう。

次は2番目のセクターA2へ。同じ要領で確保していく。セクターA2も確保すると、最後に敵ゾーンの最深部にある「拠点」がアンロックされ、ここを確保すると勝利となる。

リスポーンあり、デス時にドローン操作も

デュアルフロントは「リスポーンあり」ルール。リスポーン時には、オペレーターの変更もできる。
キルカメラも含めると合計30秒ほどかかり、やや長く感じるが、観戦中にドローンを操作できる。
たとえば上の観戦画像から「設置」を選択すると、その味方の視点からドローンとなって出撃する。戦えない代わりに、しばらく周辺の情報支援を行うことができるため、リスポーン待機中でもゲームプレイを中断させられずに済む。
なおデュアルフロントのドローンにはバッテリーがあり、使い切ると停止する。
人質回収のサイドミッション
敵拠点の制圧とは別に、サイドミッション的な要素もある。対戦中、中立セクターでイベントが発生。そこに人質(Dokkaebi)が出現するので、ヘリまで運んで救出することになる。

ただし人質は一人だけなので、敵チームと奪い合いになる可能性も。それなりにリスクがともなうが、回収に成功すると破壊タイマーの進行ゲージを2つ獲得できる。80秒短縮されると考えると攻撃が一気に楽になるだろう。

創造力を発揮できるカジュアルモード

デュアルフロントは、カジュアルにプレイできる点が魅力だ。ベテラン勢はもちろん、新規プレイヤーも基本的な操作を覚えるのにうってつけのモードとなるだろう。マップはかなり広く感じるかもしれないが、発表時点で1種類、かつ左右対称なので、学ぶ範囲は実質半分だ。割とすぐ慣れるだろう。
さまざまなオペレーターの組み合わせを楽しもう。たとえばAsh(アッシュ)とPulse(パルス)で組んで、火力と情報力を同時に発揮しながら攻撃したり、Capitao(カピタオ)とWarden(ウォーデン)で敵セクターに突撃するような遊び方が考えられる。
逆に、Nomad(ノーマッド)をあえて防衛用に使ったり、Glaz(グラズ)やKali(カーリー)でキャンパー(芋砂)をやるのも面白そうだ。
『シージX』は、2025年6月10日リリース予定(イヤー10シーズン2に相当)。ついに基本プレイ無料となる。新規プレイヤーも、この機会にシージの世界に参戦してみてはいかがだろうか。


Source: Press Release
EAA FPS(イーエーエー)をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (2件)
webアニメだけでやってたストーリー要素と連動するらしい
Dokkaebi救出サイドミッションがそれで、シーズンが進むと別のミッションが付くんだと
前のウェーブ形式モードが根本にありそうね
6v6はいつかイベントとして通常のマップにも来そうやな?