『オーバーウォッチ2』スタジアムアップデート：フレイヤ実装やソルジャー76弱体化、武器・アビリティ強化のゴリ押しが困難に、コールドゲーム条件緩和など

05/22/2025

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本日2025年5月21日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2（オーバーウォッチ 2 ）』で、シーズン16「スタジアム」のミッドシーズンアップデートを実施した。

本記事では「スタジアム」のバランス調整について紹介を行うが、スタジアムは一般的なゲーム・モード（クイック・プレイやライバル・プレイなど）をベースとしているため、そちらのバランス調整もあわせて確認してほしい。

CONTENTS

スタジアムのアップデート

コールド・ゲーム成立の条件緩和

オーバーウォッチ2：新規ゲームモード「スタジアム」紹介の全4パートをおさらい — 画像の15,000部分が10,000に

コールド・ゲームの成立に必要なチーム間のキャッシュ差が15,000から10,000に減少

開発者コメント：本来であればコールド・ゲームが成立するような状況にもかかわらず、なかなかその判断が下されない3連勝マッチが多いように見受けられます。このシステムには今後も注視し続け、必要に応じて新たな変更を加えるつもりです。

大幅に緩和されたことで、ほぼ負け試合確定にも関わらず地獄の4試合目が開催される回数が減りそうだ。もちろん3連敗からの4連勝という熱い展開もあったが、それは低い確率だった。

ラウンド完了時のキャッシュ・ボーナス

両チームのプレイヤーがラウンド中に得たキャッシュの量が想定よりも少ない場合、ラウンド完了のボーナスがブーストされます。
- 追加で得られるキャッシュの量は参加プレイヤーに関係なく同一です。

ラインハルト（弱体化寄りの調整）

開発者コメント：〈ファイア・ストライク〉そのものの強化に伴い、同アビリティの最大弾速値を整え、関連ビルドのバースト・ダメージのポテンシャルを抑えました。また、ラインハルトの接近戦系ビルドのパフォーマンスが一貫して高かったので、このビルドに対するカウンターの余地を広げています。

このカボチャ頭が！（パワー）
- 1回の蓄積ごとの移動速度の上昇率が2%から1%に減少
- 1回の蓄積ごとのライフ吸収の増加率が5%から3%に減少
- 最大蓄積数が5から10に増加
- 持続時間が3秒から2秒に短縮
我が輩のもとへ！（パワー）
- ライフ最大値に基づく回復量が3%から4%に増加
諸突猛進（パワー）
- ダメージ軽減による回復量が15%から5%に減少
ロケット・ストライク（アビリティ/エピック）
- 〈ファイア・ストライク〉の弾速上昇率が50%から25%に減少
- アビリティ・パワーの増加率が20%から10%に減少
キメラ・ストライク（アビリティ/レア）
- アビリティ・パワーの増加率が10%から5%に減少

ロケット・ストライクは、ベースのファイア・ストライク弾速があがったことによる調整。もう適当にハンパーを振り回すだけで勝てることはないかもしれない。

フレイヤ（ヒーロー・ラインナップに追加）

パワー名	効果
サイクロン	〈アップドラフト〉の使用時、照準に向かって〈テイク・エイム〉の矢を1本発射する
シーカーポイント	〈テイク・エイム〉の矢が敵に刺さると、その敵に対してダメージが66%少ないクロスボウの矢を自動で3発、追加で発射する
サイズミック・ショット	〈テイク・エイム〉の爆発範囲が33%広がる矢が刺さった場合、効果は2倍になる
精密射撃	〈テイク・エイム〉の矢が貫通する。追加の爆発が与えるダメージは66%少ない
ディープ・ポケット	いずれかのアビリティを使用すると、弾薬が最大弾薬数の50%分回復する
自給自足	〈クイック・ダッシュ〉の使用後2秒間、〈リバースドロー・クロスボウ〉のヒットが、ライフ最大値の3%分自身を回復させる
ピーク・パフォーマンス	〈リバースドロー・クロスボウ〉の発射中、自身の落下速度が80%遅くなる
リバイバル	〈テイク・エイム〉の矢、または〈ボーラ・ショット〉がヒットしたターゲットに〈リバースドロー・クロスボウ〉を当てると、アビリティのクールダウンが5%短くなり、弾薬が1回復する
ボレー・アドゥ	〈リバースドロー・クロスボウ〉5発ごとに、ダメージが50%少ない、2本の矢を扇状に追加で放つ
リトル・トラップ	〈アップドラフト〉の使用後、次に空中で放つ〈テイク・エイム〉のショットが爆発矢ではなく、ダメージが60%少ない〈ボーラ・ショット〉になる
鎧袖一触	〈ボーラ・ショット〉の範囲内のダメージが50%増え、3秒間長く持続する〈ボーラ・ショット〉のキル数が〈バウンティ・ハンティング〉にカウントされる
強烈なる突風	〈アップドラフト〉を使うと、突風を照準に向けて放ち、敵をノックバックして40のアビリティ・ダメージを与える

武器（レア）
- トラッカー・タグ（必要キャッシュ：4,000）
  - 最大弾薬数30%
  - 〈テイク・エイム〉の矢が敵に刺さると、3秒間、自身の攻撃速度が20%上がる
- スリップストリーム・スカーフ（必要キャッシュ：4,000）
  - ライフ +25
  - 武器パワー +5%
  - 〈クイック・ダッシュ〉の移動距離 +25%
武器（エピック）
- ポータブル・ジップライン（必要キャッシュ：10,000）
  - 武器パワー +15%
  - キルすると〈クイック・ダッシュ〉の両方のチャージのクールダウンがリセットされる
アビリティ（レア）
- 空中歩行ブーツ（必要キャッシュ：4,000）
  - ライフ +25
  - クールダウン短縮5%
  - 〈アップドラフト〉の高さ +20%
アビリティ（エピック）
- マグネティック・メイルストロム（必要キャッシュ：10,000）
  - アビリティ・パワー +15%
  - 〈ボーラ・ショット〉が命中しなくても付近の敵を引き寄せる
サバイバル（レア）
- 狩人の刻印（必要キャッシュ：4,000）
  - ライフ +25
  - バウンティが75以上かつ40メートル以内にいる敵の位置が明らかになる。その敵を倒すと、追加のキャッシュを250得る
- 風編みの羽衣（必要キャッシュ：4,000）
  - ライフ +25
  - 〈テイク・エイム〉の移動速度低下時間100%
- 止血風（必要キャッシュ：4,500）
  - ライフ +25
  - 〈アップドラフト〉を使用すると〈クイック・ダッシュ〉がリセットされ、5秒間、50の追加ライフを得る
サバイバル（エピック）
- 毒矢（必要キャッシュ：9,000）
  - ライフ +50
  - 〈テイク・エイム〉の矢か爆風に当たった敵の動きが30%遅くなるが、爆発までの時間が1秒長くなる

ソルジャー76（弱体化）

開発者コメント：〈ヘリックス・ロケット〉強化系のビルドには、ワンショット・キルをあまりにも安定的に稼げるという問題があります。「クレーテッド」の追加ダメージを減らすことで、バースト・ダメージのポテンシャルを抑えました。

クレーテッド（パワー）
- 爆発の追加ダメージが25%から15%に減少

共通アイテムのバランス調整

開発者コメント：武器パワーまたはアビリティ・パワーの強化一辺倒のビルドが流行りすぎて、他要素の強化を主軸とするビルドの活躍の場があまりありません。ビルドの多様性を高めると同時に、武器/アビリティ・パワーの強化によるバースト・ダメージで押し切る戦略を弱体化させるべく、武器/アビリティ・パワー系以外の共通アイテムのコストを下げました。これと並行して、弱さが目立つ一部アイテムを強化しています。

チャンピオン・セット（アビリティ/エピック）
- コストが13,500から14,000に増加
- アビリティ・パワーの増加率が40%から35%に減少
索敵強化（武器/エピック）
- コストが13,000から14,500に増加
蜘蛛の眼差し（武器/エピック）
- コストが13,500から14,000に増加
ナノ・コーラ（アビリティ/レア）
- コストが5,500から6,000に増加
タロン製強化モジュール （武器/レア）
- コストが5,500から6,000に増加
闇のガントレット（サバイバル/エピック）
- コストが9,500から10,000に増加
氷冷クーラント（武器/レア）
- コストが5,000から5,500に増加
マルチ・ツール（アビリティ/レア）
- コストが5,000から4,500に減少
- クールダウンの短縮率が10%から5%に減少
- アビリティ・パワーの獲得量が5%から10%に増加
血の復讐（サバイバル/エピック）
- コストが9,500から9,000に減少
遺伝学者の秘薬（サバイバル/エピック）
- 蘇生後のライフが200から250に増加
イオン・ブースト（サバイバル/コモン）
- ラウンド開始時だけでなく、リスポーンのたびに追加ライフを100得られるようになりました
- コストが1,000から1,500に増加
アドレナリン注入（サバイバル/コモン）
- ライフが10から25に増加
- コストが1,000から1,500に増加