『シージエックス』こと『Rainbow Six Siege X(レインボーシックス シージ エックス)』は、Ubisoftのタクティカルシューター『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のタイトルアップデート版だ。
この記事では、基本プレイ無料化をきっかけに新たに興味を持ったプレイヤーに向けて、『シージエックス』をプレイする前におさえておきたいポイントを10のトピックにわけて紹介していく。この記事はガイドの後半にあたる。
『シージエックス』初プレイガイド後編
(初プレイガイド前半はこちら)

6. 昔のオペレーターは弱い?

プレイしてきたゲームによっては、「新しいキャラほど強い」というイメージを持っている方もいるかもしれない。しかしシージの場合、「新しい/古い」は強さと関係ない。
いわゆる初期オペレーター(パスファインダー・オペレーター)20名は、事実上10年ほど前に登場したことになる。しかしクイックマッチから世界大会まで、今でも絶えず出番がある。
彼らはシージのゲームシステムに直接関わるガジェットを持っているのがその理由だ。たとえばキーアートでもよく中央に描かれている攻撃オペレーターSledge(スレッジ、上画像)は、固有ガジェットの「ブリーチングハンマー」で壁や床を自在に破壊し、敵の防弾ガジェットも粉砕できる。シージでは絶対不可欠な要素だ。
似たようなことができるオペレーターは他にもいる(BuckやRamなど)が、オペレーターごとに「これができる/できない」の範囲が異なっており、「誰を選んでも同じ」にはならないようになっている。
どのオペレーターにも、最適な状況があると同時に、まったく刺さらない状況がある。自分には合わないオペレーターがいる可能性はあるが、アンロックして無駄になるオペレーターはいない。
7. どのオペレーターを選ぶべき?

ゲーム内のオペレーターメニューには、役割ごとにフィルターをかける機能があるので活用しよう。
- 攻撃側
- フロントライン:キルに直結する強力な武器やガジェットを駆使し、切り込み役となる
- ブリーチ:壁や床を破壊し、防衛側の安全地帯を消し去る
- マップコントロール:防衛側の移動に、何らかの形で制限を課せられる
- 防衛側
- トラッパー:トラップを設置し、本人がいない場所でも敵に損害を与えられる
- アンチエントリー:攻撃側の最短ルートをブロックしたり、一箇所に足止めしたりできる
- クラウドコントロール:攻撃側のスピードダウンや、かく乱による時間稼ぎをする
- 両方
- サポート:キルではなく、目標の達成に役立つツールを提供する
- インテル:カメラや盾などを使い、安全に情報収集をするのが得意
- アンチガジェット:敵ガジェットの破壊や、ガジェットの消耗に貢献する
シージ公式サイトのオペレーターページにもこのフィルターがあるが、こちらにはさらに「アンケート」がある。4つの質問に答えると、自分のやりたいプレイスタイルに合ったオペレーターを選んでくれる(...が、クセの強いオペレーターもオススメしてくるので注意)。
8. このオペレーターは何?

新規プレイヤーはそもそも、オペレーターの名前とアイコンを一致させるのに苦労すると思われる。
シージエックスのリリース時点で、プレイアブルオペレーターは総勢75名もいる。さらに他のガジェット用アイコンも覚えなければならないが、これらはゲームをしながら1人ずつ学んでいくしかない。

ゲーム外では、やはりシージ公式サイトのオペレーターページが「キャラ画像+アイコン画像+ガジェット説明+プロフィールなど」がセットになっているので便利だ。
画面の左上にいるのが最新のオペレーターで、右下にいくほど過去のオペレーターとなる(ゲーム内では逆。左上が古参で、右下に行くほど新入り)。

たとえ対戦が始まってからでも、メニューを開くことで動画つきの取説が見られる(オンライン対戦中だとポーズはできないので注意)。
9. 初心者向けオペレーターは?

紹介文を読んだだけで、何をするのか理解できたオペレーターは「初心者向け」と解釈して問題ないだろう。見た目のクールさや、背景設定でオペレーターを選ぶのももちろんOK。
「初心者向け」と言えそうなオペレーターたちの特徴は以下。
- 初心者向けオペレーターの特徴
- 1. やることがシンプルですぐに覚えられる
- 2. ゲームコンテンツとして楽しい
- 3. デスした後もガジェットが残る
1の例は、攻撃側のAsh(アッシュ)。強力なアサルトライフルR4-Cを持った、最もシンプルなFPS的ガンファイターだ。固有ガジェットの「ブリーチング弾」を使い、障害物を爆破しながら前進できる。
2の例は、攻撃側のFuse(ヒューズ)。固有ガジェット「クラスターチャージ」を壁に設置し、その向こう側に大量の爆弾をばらまける。ゲームの爆発物はもちろん楽しいので、モチベーション的にも重要だ。
3の例は、防衛側のFrost(フロスト)をはじめとする「トラッパー」。自分がデスしても、設置したトラップはマップ内に残る点がうまみ。デスしたまま、トラップがチームの勝利に貢献してくれることもある。
「初心者向けではないオペレーター」の考え方

一方で難しいオペレーターは、ガジェットを効果的に使うために、ゲームへの理解度が求められる。説明を読んだり、チュートリアル映像を見たりしても何が強いのかピンとこなかったら、初心者向けではない可能性がある。
- 難しいオペレーターの特徴
- 1. 1人でできることが多い(=どこで自分が必要とされるのか、ゲームへの理解度が求められる場面が多い)
- 2. マップ知識が必要(=ガジェットは強力だが、効果的に設置できなければならない)
- 3. デスするとガジェットを全ロストする
1の例は、攻撃側のCapitao(カピタオ)。高火力ライフル、ライトマシンガン、GONNE-6、ハードブリーチングチャージ、さらにスモークボルトとガスボルトも持っている「何でも屋」だ。しかしこれらを完璧に活用しようとすると、要求されるスキルは高い。
2の例は、防衛側のAzami(アザミ)。固有ガジェットの「KIBAバリアー」で射線を自在に改造してしまう反則級のオペレーターで、プロに使わせると手に負えないが、新規プレイヤーには効果的な使い方が分からないと思われる。
3の例は、防衛側のSmoke(スモーク)。固有ガジェットの「遠隔ガスグレネード」は、現時点で攻撃側に無効化する方法がない、強力な時間稼ぎ用ガジェットだ。しかし、デスすると未使用のガスグレネードは消失し、チームの作戦に響く。

また、新兵(StrikerとSentry)にも注意。見た目からして初心者向けのような印象を受けるものの、固有ガジェットの「ガジェットキット」を使って「サブガジェットを2種類選べる」というルールブレイカーだ。
他のオペレーターたちには不可能なことが彼らには可能になっており、「1人でできることが多い」タイプのオペレーターなので、初心者にはオススメしにくい。
10. シージは難しいゲーム?

シージは「難しいゲーム」と言われることがある。さまざまな原因が考えられるが、主に以下の2点に整理できる。
- 10年分のコンテンツが詰まっているので、知識をつけるのがたいへん
- ゲームプレイの自由度が高く、選択肢も多い分、「何をすればいいのか」困る
座学は効率よく
1の対策。対戦をスムーズにこなすには、75人のオペレーターとその武器、固有ガジェット、サブガジェットの知識が求められる。さらに、対戦マップの構造もしっかり把握しておく必要がある。
しかし、せっかくシージをダウンロードしたのに「まずは座学から」と言われても面白くはない。まずはゲームをプレイしつつ、分からないことがあったときだけ、すぐに調べられるようにしておきたい。

- オペレーターの使い方が分からない
- 武器の性能は「射撃練習場」でチェックできる
- ガジェットは「ターゲットドリル」をプレイするか、公式サイトのオペレーターページでチェック
- 対戦中にメニューを開くと、そのオペレーターの取説が読める
- マップの構造が分からない:「ターゲットドリル」で自由に探索できる
- カメラや階段の場所などは「ガイド」機能で表示できて学習に便利
- 理解不能な倒され方をした:キルカメラや「リプレイ」機能でチェック(リプレイは「キャリア」メニューにある)
動画では、シージ日本公式の「シージTV」が初心者向けコンテンツを掲載している。
「何をすればいいのか分からない」ときは?
2の対策として、マッチングを開始する前に、「今日やること」を1つか2つ決めておくことを初心者には強くオススメしたい。
前述の通り、オペレーター画面には役割ごとのフィルター機能がある。これを使って「今日はブリーチャーだけやる」といった具合に日課を固定してしまおう。各種のゲーム内チャレンジに従ってプレイするのも有効だ。
やることを自分で限定しておけば、対戦が始まってから「味方のためにドローンで偵察しないと...」「でも壁やガジェットも壊さないと...」「本当は単独行動がしたいけど...」とあれこれ悩まずに済む。
これで、たとえチームは敗北しても「自分がやるべきことはやった」という満足感は得られるだろう。毎日いろいろな目標をこなしているうちに、自分の得意分野も分かってくるはずだ。

そもそもどうやって「やること」を探すのか分からないときは、Twitchでシージ配信者たちのプレイを見ることでアイデアが得られるだろう。質問すると、配信者本人やその視聴者たちがいろいろと教えてくれるかもしれない。
『Rainbow Six Siege X(レインボーシックス シージ エックス)』は基本プレイ無料。対応プラットフォームはPlayStation 4およびPlayStation 5、Xbox OneおよびXbox Series X|S、PC(Ubisoft ConnectおよびSteam)。シージの新時代に、各プラットフォームから今すぐ飛び込んでみよう。

- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: In-game
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コメント
コメント一覧 (13件)
ゲロつまんなかった;;
ゲーム性がそもそも最初から楽しい愉快なゲームじゃないからね
10年やってユーザー層も煮詰まってるし
スプラトゥーンやっときな、今日から武器増えてるぞ
スプラトゥーンはFPSですらないやろ
初心者向けでないオペレーターの2については攻撃側だとテルミット/ヒバナ/エース(いわゆる割り役)とサッチャー(割り役サポート)が当てはまるかな
こいつらが適切な壁を壊せるかが勝敗の争点の一つだから、ちゃんと動けないと味方からのヘイト買いやすい
FPS初めてでシージからFPS入る!って人は一旦落ち着いてオフラインFPSやろう。個人的にはブラックメサ(ハーフライフの公認リメイク)かCoDのキャンペーンから行こう。
FPS慣れててシージをやってみようか、って人はぜひ。
壁抜き、壁破壊、工事その他の破壊そのものに向き合っている点は唯一無二だし(BFとかのエッセンスとしての破壊とは毛色が違うと個人的には思う)、それ以外は意外とシンプルで必要十分を満たす程度に抑えてる(競技に最適化されている?)点がとても良い。
普通の爆破ゲーから何か味変したいという人へは強く勧められる。
この手の論争、たいてい(FPS)初心者と(他FPSプレイヤーでこのゲームは )初心者で相互に言葉の意味が違うからすれ違いになりがち
言ってしまえばFPSで敷居低いのってBF系統しかない、それ以外のすべてのFPSは初心者お断り
BFなんか特に初心者に厳しいイメージ強いけどな
Vとか初心者が分隊から容赦なくキックされるの多かった気がする
カウンタークローンから入ったおっさんからすれば
シージは十二分に初心者向けだと思うんだけどな
各キャラで役割がハッキリしてて
かつラウンド事の待機時間もそんな無いし
ストッピングが無いから銃も撃ちやすいしで
デスへの重さやチームメイト一人の役割が重いとか考えてるんならまずそれが悪いのよな
クイックなんて公衆便所みたいなとこで公共の物だもの
初心者だろうが上級者様だろうが綺麗に使いましょうってのが大事なんよ
長文おじ面倒くさ
CSおじさんそろそろ反射神経限界でしょ
大人しくダラダラやってられるBFとかCoDやってなさい
今年のCoDは出来がいいらしいぞ!
一作前に人が戻ってくるくらいには
絶対新規向けじゃない
だまされるな
新規向けのFPSなんて一個もねえよ、幻想を抱くな