『メタルギア・ソリッド』や『ワンダと巨像』のリマスター、そして『Titanfall(タイタンフォール)』のXbox 360へのリマスターを手がけたBluepoint Gamesの社長、アンディー・オニール氏が、Digital Foundryで行われたインタビューで開発者が30fps制限でゲームをリリースする背景の見解を語りました。
最近でこそPS4の一部のファーストパーティータイトルで30fps制限をアンロックしたものがリリースされいますが、30fps制限に隠された実情とは一体何なのでしょうか。『Titanfall』リマスター時に30FPS制限をデフォルトで解除した背景をアンディー氏はこう語ります。
「大規模なテストを行う時に30FPSに設定するんだけど、可変するfpsとティアリングが怖くて30fpsで詰まってしまうんだ。『Titanfall』のデイワンパッチの開発をやってる時に、誰にも言わずに内緒で60Hzの切り替えのオプションを入れたんだけどRespawnはすぐそれに気付いてね、しかも30fps制限を解除したプレイのほうが良いと僕達と同じ考えを持ってくれたんだ。EAがそれに気付いたのはしばらく後なんだけどね(笑)」
続けてアンディー氏は30FPS制限化での開発に関して、
「30FPS制限下でのデモや安定性を考えた開発が長く続きすぎてしまうと30fpsが当たり前になってしまって60FPSを実現するのが出来なくなってしまうんだ。」
と語り、開発者が初期ステージから30fpsを目標にしてしまうと、それが当たり前になり精神的、技術的な壁になってしまうという見解を示しました。
『Titanfall』のXbox 360版では制限を解除し入力ラグを減らすことに成功したものの、対価としてティアリングが発生してしまうのも事実であり、他のタイトルを見てみると30fps制限で出荷を行ったり、パッチで30fps制限を追加したりするもの、PS4では制限を解除しXbox Oneでは30fps制限をいれるものと様々です。
読者のみなさんは30fps制限の有りと無し、どちらが好みでしょうか?ご意見をコメントやツイッターでお寄せ下さい。
Source:Gear Nuke
コメント
コメント一覧 (7件)
コンシューマーはマシンスペックが同じになるのでFPSの切り替えを実装する必要が無いです。 30PFSならその条件で最大限のチューニングをしています。PS4は今まで30FPSでギリギリ動作していたものが60FPSで動く可能性があるので選択できる時期だと思います。
コンシューマーもオプションが充実したら楽しそう。
『画質の調整』『FPS 30 /60切り替え』『感度を小数点単位で微調整』
コンシューマーで出来ない理由でもあるのかな?
可変60か固定30の話しか無いのがまずおかしいでしょ
Highグラフィックで固定120安定のPC(スペックだけじゃなくモニターの問題もあるけど)とかがかなりあるのにPS4もXBOXONEもだらしなさ過ぎ
CSにFPS120とかw
家庭用ゲーム機ってこと忘れるなよ、
モニタじゃなくてTVにつなぐのが前提でつくってんだからさぁ
そのTVもだんだん120Hz対応が増えているのに、30FPSが当たり前ってスタンスだと進歩しないって事でしょう。
TVも120FPSが当たり前の時代になってから『60FPSは技術的に難しいのでできません。』なんて事になったら・・・
技術的には60fpsもできなくはないと思うんですけどね・・
まぁ、私はあんまりそこらへんの知識ないので「技術者さんたち頑張ってください!」としか言えないんですけどね(;'∀')
ただ思うのは60fpsいけると思うんだよなぁ・・
PS4とか5万もしないんだし、しょうがないんじゃないの 5万円ぐらいだったらパソコンだってカクカクすると思うよ