CoDシリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 6(コールオブデューティ: ブラックオプス6)』は10月25日にリリースされたばかりだが、初週から新記録を打ち立ててコミュニティの人々を歓喜させている。
プレイヤーが増加する一方で、Game Passに組み込まれたことで収益は逆に減ることが予想されていた。しかし実際には、PlayStation版とSteam版のソフト売上も伸びていることがMicrosoftの決算にて報告されている。
『CoD:BO6』は過去最高のスタートダッシュ
10月25日に正式リリースされた『BO6』は好調なスタートを切った。公式Xアカウントによると、リリース初日および初週の3日間は、「プレイヤー数」、「プレイされた時間」、「対戦回数」においてシリーズ歴代最高を記録したとのこと。ベータでも新記録を更新していたが、期待がそのままリリース版にもつながった。
この発表は、Activision Blizzardの親会社となったMicrosoftが現地時間10月30日に発表した25年度第1四半期決算の内容にも支えられている。
Microsoft CEOのSatya Nadella氏によると、Xboxを手がける同社ゲーミング事業は、今四半期における月間アクティブユーザー数で新記録を更新。Game Passもまた、四半期の収益および登録者1人あたりからの平均収益が新記録を更新したとのこと。同氏は続けて『BO6』についても言及した。
「先週の『BO6』のリリースは、『コール オブ デューティ』シリーズで歴代最大のものとなりました。初日のプレイヤー数、およびリリース日のGame Passへの新規登録者数でも記録を更新しています。また、PlayStation版とSteam版の販売本数も前年比で60%以上の増加となりました」
『BO6』はソフト単体も好調、Steam人口は激増
Game Passだけでなくソフト単体の売れ行きも好調であることは、Steam Chartsの人口トラッキングデータからも感じ取れる。
Steamにおける「Call of Duty®」は、『MW2』、『MW3』、『ウォーゾーン』も含めたシリーズ全体のプレイヤーデータだ。
『BO6』がリリースされた今月(2024年10月)、平均プレイヤー数が19.78%も上昇。ピークプレイヤー数も先月の約2倍となっている。2022年11月につけた過去最高記録(平均223,897.6人、ピーク488,897人)には届いていないものの、『BO6』リリースの効果ははっきりしている。
「Game Pass入りで収益が減る」説はハズレ?
Game Passの初日プレイ枠に入ったことで、『BO6』は「プレイヤーは増えても収益は減る」とコミュニティから予想されていた。「プレイヤーは増える」の部分は上述の通り、公式Xでの発表によって正解だったと判明。しかし「収益は減る」については、PS版やSteam版の動向を見るにハズレだったのかもしれない。
とはいえ、決算資料からはまだ何とも言えない部分も垣間見える。今期、Xboxのコンテンツおよびサービスによる収益は前四半期から61%増加。そのうち53%はActivisionグループ買収の影響によるものだ。一方で、Xboxのハードウェアそのものは29%の減益となった。
来期について、Microsoft CFOのAmy Hood氏も「Xboxのコンテンツおよびサービスの売上は、比較的横ばいを見込んでいます」と説明している。もし『BO6』が単独では好調でも、Xbox事業全体ではそれほど喜ばしい数字が出ないのかもしれない。
Game Pass入りによる全体的な影響についても、まだ何とも言えない状況だ。Hood氏も補足している通り、ソフト単体の販売とは異なりGame Passは月額制であるため、「サブスクリプション収益は長期にわたって認識される」ことになる。この辺りは来期の決算でまた確認したい。
CoDシリーズ累計で5億本を売上
ワシントン・ポスト紙のGene Park氏がActivision Blizzardから伝えられた話によると、『コール オブ デューティ』シリーズは通算で5億本の売上に到達したとのこと。これは『テトリス』や『ポケモン』シリーズに匹敵する規模で、『マリオ』シリーズよりは小さいものだという。
また、Microsoftに買収された当時はシリーズの製作体制が変化する可能性も指摘されていた。しかし買収後も『コール オブ デューティ』シリーズに携わる15スタジオの構造は変わっておらず、引き続き年次リリースが見込まれるとのこと。
2025年の新作については、まだ真偽不明の噂話しか聞こえていない。しかし『BO6』が問題無く推移すれば、来年も同様の日程でリリースされ、Game Passでの初日プレイも可能が見込まれる。
『BO6』では11月14日に早くも「シーズン01」アップデートがリリース。より長くプレイできる、魅力的なコンテンツが次々に実装されることに期待したい。
- タイトル:Call of Duty: Black Ops 6(コール オブ デューティ ブラックオプス 6)
- 発売日:2024年10月25日
- 対象機種:Xbox Battle Pass, PC Game Pass, PC(Microsoft Store, Battle.Net, Steam)PS5,PS4 / XboX X|S, One
Source: Microsoft and others
コメント
コメント一覧 (9件)
今回見送ったけど、warzoneはやりたいなって思ってるけどwarzoneって基本無料だっけ?期間限定?
毎年じゃないよ
なにより去年は絶不調だったし、過去作にしたってAW〜BO4までもそれまでは右肩上がりだったシリーズ作品と比べるとかなり低迷してたはず
新MWでウォーゾーン効果も本編の出来も功を奏して一気に盛り返した感じ
ま、ここ最近はほぼ毎年ちょっとズラした似たようなことやって飾り立ててるんですけどね
今年もゲーム自体は初期MWⅢとタメ張れるレベルなのにようやるよな
https://fpsjp.net/archives/471240
https://fpsjp.net/archives/432675
https://fpsjp.net/archives/374232
https://fpsjp.net/archives/319875
プレステージ関連で致命的なバグが多いのは何とかしてほしい、主に設定がおかしくなって利用できないとかなんだけどゴブルガムが使えないとかパークグリードを永久解除したのにパークがロックされて好きなの選べないとか。
わざわざレベルリセットとかいう意味のない事して設定おかしくなるとか詰めが甘いを通り越しておかしいわこのメーカー、そんなに売れてんなら金をかけてさっさとどうにかしてくれ。
mw2のときも売上がいいとか言って盛り上がってたな
なおゲーム内容はどっちもクソな模様
フラッシュポイポイAEK祭頭出し定点ポイント多すぎてしょうもない
日本も10年くらい前までは売り上げ伸びてたのに一気に空気になってしまった
ウォーゾーンも日本人ウケ悪いし何でこんなに売れないんだろう
次のcodは任天堂ハードでも販売されるだろうから更に売上は上がるだろうな
ゲーパスの普及率、PCはわからんけどCS機で言えば箱が
一番売れてないんだからそりゃ利益にはあまり響かないよ。
何かが間違ってPS勢が箱に乗り換えない限りはそのまま利益になり続けると思う
あとCoDの売り上げはある意味では一つのわかりやすい数字だから割と助かってる
Codが落ち込んだ時ってのは恐らく今の安価なCSと性能のPCと言うバランスが崩れる事を意味する
CoD全部でそれを言うのは間違いのような感じはするが
少なくとも米国市場(世界の3割)でもってこの傾向が継続されているから
こそ出る数字でもあるから一つの物差し程度にはなる
何よりこれらはガラパゴス化してる日本のゲーム市場からじゃ見れない視点だしね
毎年やってんなこの恒例茶番