本日2025年5月2日、Riot Games(ライアットゲームズ)は、基本プレイ無料のタクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』に適用予定のパッチ10.09の一部内容を公開した。今回明らかになったのは、競技シーンにおいて非常に高い選出率を誇るイニシエーターエージェント「テホ」に対する弱体化の詳細となっている。
エージェントのアップデート(パッチ10.09)
テホ(弱体化)

- “誘導サルヴォ”
- 1チャージで発射できるミサイルを2発から1発に減少(最大チャージは2に増加)
- 1チャージ目は無料、2チャージ目は150クレジットでの追加購入が必要に
- クールタイムによるリチャージ制を撤廃
- マップ射程を半径55mから半径45mに縮小
- “スペシャルデリバリー”
- 購入に必要なクレジットを300から200に減少
- “ステルスドローン”
- 購入に必要なクレジットを300から400に増加
- “アルマゲドン”
- 発動に必要なポイントコストを8から9に増加
パッチ10.09では、テホに対して複数の調整が行われるが、総合的に見て大幅な弱体化となっている。“スペシャルデリバリー”のコスト減少は唯一の強化点であるが、アビリティをすべて購入した場合のクレジットコストは600から650へと増加している。
“誘導サルヴォ”に関しては、コスト面以外にも多数の弱体化が行われており、クールタイムによるリチャージ制の撤廃は、過去の環境においてトップクラスの使用率を誇っていたイニシエーター「スカイ」の評価を大きく低下させた調整と同様である。
一応、チャージごとにミサイルを1発ずつ発射できるようになったため、これまで不可能だった「若干間を空けてのミサイル発射」が可能にはなった。しかし、実際には2か所に同時攻撃する方が有効である場面がほとんどであり、実用性の高い恩恵とは言い難い。
現在のVALORANT環境では「アビリティ過多」が問題視されており、テホの存在はその傾向をより顕著にしていると、VALORANTスタジオ責任者のAnna Donlonが自身のXで述べている。
この「アビリティ過多」への対応は、今年中に段階的に実施される予定であり、今回のテホへの弱体化はその第一歩と言える。また、同問題に対処するための大規模な変更はChampions終了後に予定されており、詳細な方針については6月に発表される予定である。
- タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
- 発売日:2020年6月2日
- 対象機種:PC(Riot Games)
Source:VALORANT
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