WW3:『World War 3』創設者インタビュー、『バトルフィールド』との差別化は? 日本軍は? DLC無料や日本に嬉しいお知らせも

WW3:『World War 3』創設者インタビュー、『バトルフィールド』との差別化は? 日本軍は? DLC無料や日本に嬉しいお知らせも

第三次世界大戦をリアルにシュミレートしたミリタリーマルチプレイヤーFPS『World War 3(ワールドウォー 3)』ですが、本作とThe Farm 51の創設者であるKamil Bilczynski氏にインタビューすることができました。EAA読者の皆さんからいただいた質問に非常に丁寧に答えていただいたうえ、日本のファンにとっては嬉しい情報も含まれているのでぜひご覧ください。(※日本語版の公開が遅れ申し訳ありません)

『World War 3』インタビュー

インタビューに応えてくれたKamil Bilczynski氏は、『World War 3』プロジェクトと開発会社The Farm 51の創設者。World War 3のプロジェクトリードとゲームクリエイティブディレクターを務めています。また、長年ゲーム業界および軍事的な研究開発プロジェクトの経験を持つベテランでもあります。

第三次世界大戦「World War 3」公式ゲームプレイトレーラー | Gamescom 2018

Q1. まずは、第三次世界対戦を舞台にしたリアルなFPSを作ろうと思ったきっかけを教えてください

The Farm 51はゲーム開発だけを行っている会社ではありません。本格的な軍事関連の研究開発プロジェクトにおいて、軍や軍事産業との協力で成功を収めてきた歴史があります。協力関係を通して戦術、戦略、戦闘車両、ドローンなどに関する多くを学ぶなかで、驚くことに昨今のミリタリーFPSでは我々が知っているリアルな要素が存在しないことに気づきました。

チームの大部分は軍での優れた経験を持っており、私たちのゲームでの経験と軍事企業との協力を融合して、本当に未来の戦闘がどのようなものになりえるかを描いた素晴らしいゲーム体験を届けようとしています。

第三次世界大戦のシナリオを選んだのは、戦術、チームワーク、装備のアップグレード、ドローンなどの点で、次世代の戦いの要素を余すことなく描ける素晴らしい舞台だったからです。正直なところ、世界中の全ての軍司令部では考えられる第三次世界大戦のシナリオ(軍事作戦のシミュレーション)が存在します。未来に起こり得るかもしれない、様々な戦略地政の状況に応じた、数多くのシナリオが存在するのです。

ゲームのリアルな背景を戦略地政の観点からも可能な限り良いものにするため、私たちは最も最悪のシナリオの1つを選択しました。

WW3-WORLD WAR 3

Q2. 『バトルフィールド』シリーズとはどう差別化を? FPSジャンルの中で目指している立ち位置は?

全体的にはより戦術を大きく重視したゲーム体験です。近代戦の本質的な要素を再現し、長期的でグローバルな戦争において兵士の取る行動が生み出す結果を描きたいと思っています。

リアリズムとゲームプレイの楽しさの完璧なバランス。私たちが「プレイアブルなリアリズム」と呼んでいるものを見つけられればと思っています。『Call of Duty』のようなアーケード中心のシューターと、『Arma』のような超リアルなシミュレーションの中間を目指しています。

戦争での戦術はほぼ10年ごとに進化を重ねており、次世代の戦争がどんな形になりえるかを描きたいのです。今日のいかなる戦闘作戦でも、状況認識が重要であり、未来の戦闘では無人/自動の飛行/地上ビークルがとても重要な役割を担います。徘徊型兵器や偵察ドローン、精密照準爆撃が歩兵戦術を含むすべてにとって重要となります。

しかし、そういった強力なオモチャがあったとしても、協力と最大効率が成功への鍵なのは変わりません。なぜなら、私たちは共に戦うから強くあれるからです! そういった点で、『World War 3』は大規模戦闘(歩兵とビークル)、優れたチームプレイ、戦闘の責任、実在するロケーション、幅広いカスタマイズに重点を置いています。

もう一つ、本プロジェクトでとても重要な要素はコミュニティー主体の開発です。どうやってゲームを改善できるかの議論に、私たちは常にオープンです。プレイヤーと共に改善することで、最終的にゴッドライクな品質の第三次世界大戦ゲームが実現できると心から信じています。

WW3-WORLD WAR 3

Q3. 今後、APAC向けのサーバーの予定はありますか?

日本と、そしてアジアコミュニティーにとても良い知らせがあります。APACリージョンへ向けた専用サーバーの稼働をリリース当日から行うことが決定しました! 過去数週間に渡るアルファテストの参加、重ねて感謝申し上げます!

Q4. ベータではテクスチャーやモーションに関する不満がありました。アーリーアクセス版では改善されるのでしょうか?

はい。アーリーアクセスでは全ての要素を改善していきたいと思っています。どんなフィードバックでも大歓迎です! もし何か考えやアイデアがある場合は、ソーシャルメディア、フォーラム、Eメールでご連絡ください。

WW3-WORLD WAR 3

Q5. 今後はどのようなゲームモードが登場しますか?

まずは、2つのメインとなるゲームモードに注力したいです。1つ目が「Warzone(大規模戦)」で、2つ目が「Recon(バトルロイヤルモード)」です。2つのメインモードの面白さを可能限り最大化するために磨きをかけたいので、それが最優先です。もちろん、今後のゲームモードのアイデアがいくつかあります。例えば「タンクウォーズ(ビークル中心のモード)」や「スクワッドウォーズ(スクワッド対スクワッドのモード)」などです。

さらに、全てのゲームモードで近代戦略においてユニークな要素を再現したいと考えています。「ハードでファストなミリタリー」という個性を失ってしまう可能性があるので、楽しいだけのゲームモードは追加したくありません。コミュニティーもとてもナイスなアイデアを持ってきてくれることでしょう。なので、選択肢はオープンな状態にしておきたいのです :)

Q6. ユーザーが自分のサーバーを建てられるようなバイナリプログラムの提供はありますか?(BF2のBF2 Dedicated Server 1.50ような)

現時点では計画にありません。ゲームのメタのためにも完全にセキュアなマスターサーバーが必要です。ただし、プレイヤーが安全に装備セット、カスタマイズ、戦略などを試せるトレーニングサーバーを今後追加するという考えはあります。

Q7. 以前「WW3はFree-to-Playでのリリース」と発言していましたが、変更された経緯を教えてください。

開発を始めた当初はFree-to-Play(F2P)の予定でしたが、F2Pにありがちな罠(有料の壁)に陥るのは避けたくて有料に切り替えました。正直なところ私たちも、有料にした方がPCプレイヤーたちにとっては様々な点でフェアだと考えています。例えば核となる設計のアイデアや、プレイヤーの成長に合わせたゲームプレイのバランス調整など様々な要素があります。また、恐ろしいルートボックスなどではなく、新しいゲームプレイコンテンツも無料で配布されることになります ;)

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Q8. テクニカルテストへの参加はできませんでしたが、「Recon」には何人ほど参加したのでしょう?

現時点で言えるのは、「Recon」は 戦術重視のゲームモードで、少しのバトロワ感も持たせながら敵の陣地での分隊行動にフォーカスする、ということだけです :) 戦術的な「Recon」モードについては間もなく明らかになりますのでお楽しみに。

Q9. 競技シーンは意識していますか? 大会予定やeスポーツとしての展開予定は?

eスポーツとしての計画はいくつかあります。控えめに言っても「Recon」モードはeスポーツ向きでとても面白く、人気が出ると思います。世界中のプレイヤーが参加しても、観戦しても楽しめます。近い将来、クランにとって嬉しい新機能を追加しようと思っています。 しかし当面は早期アクセス版のリリースと、今後のアップデートや改善についてコミュニティーと議論することに集中します。『WW3』の冒険はまだ始まったばかりで、プロジェクトはアップデートの度に絶えず成長していきます!

Q10. ソロでも楽しめますか? やはりチームプレイが必要ですか?

分隊を中心にしたチームプレイがありますが、もちろんソロでも楽しめます。ただし、チームの一員だということを忘れないでください。防衛/攻撃のスキルを使ってチームメイトを助け、目標を達成しましょう。装備をカスタマイズし、分隊の戦術をより効果的な戦闘のために改善しましょう。敵地での戦闘でチームを支援するためにガジェット、ビークル、ドローンなどを調整しましょう。これがアーリーアクセスで届けつつ、拡張していきたい私たちの優れたミリタリーマルチプレイ体験のビジョンです。

私たちのゴールは近代戦における必要不可欠な要素を再現し、グローバルで長期的な戦争行動において、兵士の行動が生み出す影響を描くことにあります。

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Q11. 日本軍を含む東アジアの軍隊が追加される可能性はありますか?(中国人民解放軍、大韓民国国軍、陸上自衛隊など)

アーリーアクセス中はもちろん、最終リリース後にも新しい軍、武器、ビークル、マップを追加したいと考えています。全ての新ゲームプレイコンテツは無料となります。日本や韓国の軍は素晴らしいポテンシャルを持っています。例えば10式戦車やK2ブラックパンサーはとても美しい鋼の獣であり、第三次世界大戦の戦場で見れたら素晴らしいことです ;)

通常はどのようなビークル、カスタマイズ、装備が欲しいかをコミュニティー、その後に新しいゲームコンテンツに取り組み初めたいと考えています。

Q12. 現在現在対応していない日本語などの言語の対応予定はありますか?

追加することを考えています。ご協力・ご提案大歓迎です。

以上です。いかがだったでしょうか。『World War 3』現在サーバーにアクセスできないというトラブルに見舞われていますが、精力的に修正アップデートを重ねています。

第三次世界大戦FPS「World War 3」: ゲームのクオリティ上げるために実銃撃ってみた

『World War 3』の対象機種はPCで、アーリーアクセスは2018年10月20日。