BFV:格闘キル世界一位に聞く「格闘キルのテクニック」

BFV:格闘キル世界一位に聞く「格闘キルのテクニック」

タイド・オブ・ウォー「チャプター1:序曲」が配信された『Battlefield V(バトルフィールド 5)』。そんな世の中のあらゆる喧騒を避け、一人自分の道を磨き続ける職人がいました。夜な夜な敵のドッグタグを集める彼の名は ☻いか☻(masa-m3)氏。EAA取材班は、この謎に包まれた格闘マイスターと接触。世界初の独占インタビューに成功しました。

BF 格闘キル世界一位イントロダクション

EAA:今日はよろしくお願いします。まず貴方のバトルフィールド歴と、これまで獲得した世界一位のジャンルを教えてください。

Masa:PlayStationの『BFBC2(Battlefield: Bad Company 2 / バトルフィールド:バッドカンパニー2』を後輩から借りてやったのがきっかけです。そのまま『バトルフィールド 4』からPC版をやり始めました。『バトルフィールド 1』ではサーベルとK弾。No.3 RevolverはNo.2です。今作『バトルフィールド V』では現在クップクップキルと格闘キル(PC版)で世界一位です。

EAA:K弾とは『BF1』の偵察兵がガジェットで使えるビークル向けの徹甲弾のことですよね? どうやってキルを稼いだのですか?

Masa:9割が裏技グリッチです。メイン武器を外してからK弾を装備すると使える謎の銃があるんですが、それでキルするとK弾でキルしたとカウントされるので、それを利用しました。

EAA:グリッチ…もちろん楽しいグリッチもありますが、一般的に「グリッチ=卑怯」だと捉えられますが大丈夫ですか?

Masa:このK弾銃は性能こそ“Russian 1895”と同じですが、スコープはおろかアイアンサイトすらないため扱いが難しく、K弾でありながらビークルには一切効果が無いですし、若干短い以外はデメリットしかありません。なので「ズルいグリッチ」では無いんです。むしろ「潔いグリッチ」とも言えるでしょう。

EAA:自分には利益がないグリッチだということですが、真面目に5発しか持てないK弾を使うよりはキルスピードは早いのでは?

Masa:EAが作ったお遊び要素を、世界一まじめに遊んだ結果なので、しょうがないですね…。

EAA:やはり世界一位を獲るためには、図太い神経も必要なのですね。グリッチといえば、『BF1』で一時期猛威を奮ったウェルシュナイフについてはどうお考えでしょうか?

Masa:格闘キルというのは、「立ち回り」や、体力削りのため「リボルバーを確実に当てる技量」など、複数のテクニックが絡み合って成り立つものです。しかし、ウェルシュナイフでは正面から「Fキー」を2回押して終わり。誰でも簡単にキルできる武器は面白くないですね。やはり他の人がやらない、出来ないような事をするのが楽しいです。

※ウェルシュナイフ:55ダメージの大型格闘武器でありながら35ダメージのナイフ類と同じ速度で振ることが出来たオーパーツ。Fを2回押すだけでエイムもいらず0.5秒程度で敵を倒せたため、当時はとにかくキルを志すプレイヤーに人気だった。

勝利のための格闘テクニック

EAA:格闘キルには様々なテクニックがあるんですね。いくつかご教授願えますか?

Masa:格闘キルは敵に近づくための「立ち回り」が重要です。これは、普通にプレイする際にも通ずるところですが、先に敵の存在に気づいて、敵の向きを意識して見つからないように動き、敵の不意を突くことですね。

EAA:敵の存在に気づくというのは、マップや音、画面をよく見るということですよね。しかし、敵の向きを意識するというのは?

Masa:敵は、味方を狙って戦っている訳です。味方の位置と敵の撃った弾の方向、赤点があればその動きも注視すれば推測できます。でも、敵の近くに行った時に一番頼りになるのは耳ですね。

EAA:世界一位ほどにもなると、耳で敵の位置だけでなく“向き”まで把握できるんですね。そうして敵のことが分かったら、どのようにして仕留めるんですか?

Masa:しゃがみ走りなどを駆使して音を立てずに近づき、敵の意識外から相手を確実にリスポーン画面へと送り返すために、リボルバーなどで体力を55以下にしてから、55ダメージを与える大型格闘武器を振り下ろしてフィニッシュです。

EAA:なるほど。立ち回り、移動方法、格闘の振り方にそれぞれ気を使う必要があるんですね。他になにか、関連したテクニックはありますか?

Masa:正面からしか近づくことができない場合は衛生兵、敵の裏をつけそうな場合は、斥候兵を使うなど状況によって代えてます。衛生兵ではスモークを活用し距離を強引に詰めることが出来、斥候兵ではビーコンを使用し複数回後ろから攻撃することが出来ます。また、リボルバー格闘はキル確定が早いため、1対1の状況では、斥候兵でも突撃兵にも勝つ可能性があります。

普段の戦闘にも活かせる、格闘テクニック使い道

EAA:そう聞くと、格闘キルがすごく強いように思えてきますね。

Masa:いや~、実際格闘キルは普通にプレイしていたら狙うチャンスもあまりなく、あえて狙いに行くのはK/Dを下げるだけの戦犯行為です。

EAA:そうですよね。それじゃあ今聞いた格闘のテクニックはあまり実践するべきではないと?

Masa:格闘キルができるということは、その状況で銃を使えば有利に戦えるということです。私が気をつけている具体的なポイントをいくつかあげると…。

  • ビーコン出撃後その場で発砲しない
  • 音を聞く
  • 敵付近では音を立てないよう行動(ドアの開閉、足音)
  • 潜伏中の接敵、敵が複数の場合、通り過ぎてから後ろから(味方が湧くのを待つのも○)
  • こちらに気付きそうな敵を優先的にキル
  • スモークを有効的に使って移動(高台など定点の敵には敵付近に向けて撃つなど

これらに気をつけてプレイすれば、戦闘の幅が広がり、これまで打破できなかった状況でも戦えるようになる…かもしれません。

EAA:そう思います。格闘キルそのものではなく、格闘キルを構成する要素にこそタクティカルアドバンテージが含まれているんですね。

BFVの未来について

EAA:最後に、格闘武器世界一として、最新作の『BFV』の感想をお願いします。

Masa:先日実装された練習場は格闘武器の練習ができないし、専門技能も変えられないし、現状無人鯖で練習した方がいいんで、これは残念でしたね。今後のアップデートで改善して欲しいです。それと、今は妥協でクップクップを使っているので、早くトレーラーに映っていた刀を出して欲しいですね。

そう言って彼は、深夜独りTDMへと向かっていきました。誰の力も借りない、一人だけの戦い。例え時代が移り変わろうとも、彼はその場所に居るのでしょう。

『Battlefield V(バトルフィールド 5)』は現在絶賛発売中。対象機種はPlayStation 4Xbox OnePC