オーバーウォッチ:公式大会「オーバーウォッチリーグ」をより楽しむための17の用語集

オーバーウォッチ:公式大会「オーバーウォッチリーグ」をより楽しむための17の用語集

毎試合10万人前後が視聴する『Overwatch(オーバーウォッチ)』の公式大会「オーバーウォッチリーグ」。プレイインではロンドン・スピットファイアとソウル・ダイナスティが勝利し、いよいよ日本時間9月6日よりプレイオフトーナメントが始まります。しかし観ようと思ってもゲーム用語が分からずあまり楽しめていない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は用語を解説する公式動画「Intel Insights: Defined」より17の用語をご紹介。これであなたもすぐに楽しめるようになるはずです。

「オーバーウォッチリーグ」用語集

メタ(Meta)

[名] ほとんどのプロ選手が実践する傾向にある、一般的な戦略やゲームプレイ。

メタとはギリシア語で「高次な-」「超-」を表す接頭詞。メタは元々ゲームが始まる前に相手の戦術を予測する「メタゲーム」を指したものでしたが、現在では単に流行する戦略自体を指すことがほとんどとなっています。オンラインゲームではパッチによってバランス調整が行われるため、その調整の中で新たなメタが生み出されていきます。

owl goats
GOATSは2-2-2のロールロックが導入されるまでゲームを支配したメタでした

グラディエーターズのBischu選手はメタを“今月のフレーバー”と表現しています。全てのプロ選手にとってメタは最善手であり、その時の基準でもある戦略なのです。

勝てる(Winnable)

[形] チームの1人が勝てると思ったときに出す掛け声。

これは単にチームの士気を高めるためだけではなく、チームが実際に勝てる状況にあることを示しています。『オーバーウォッチ』は勝敗を認識することが重要なゲームで、それに合わせて適切にリソースを割くことが必要になります。このコールがかかったとき、アルティメットの使用などで積極的に勝負していきます。

Ultエコノミー(Ult Economy)

[名] チームが利用できるアルティメットとチャージ率の状態。

ドライプッシュ(Dry Push)

[名] 自チームのアルティメットは使わず、敵のアルティメットを消費させるために行う戦闘。

アルティメットは勝負を大きく左右する要素。Ultエコノミーはこのアルティメットをどれだけ効率良く回しているかを指す言葉です。一般的に使用できるアルティメットが敵より多ければ多いほど勝負に勝ちやすくなります。アルティメットの数で不利になっている場合はドライプッシュ戦略を取り、アルティメットのチャージと敵のアルティメット誘発を狙います。

ポーク(Poke)

[名] 全力の勝負に出る前に徐々に敵の体力をすり減らす、遠くからの嫌がらせ攻撃。

Pokeとは日本語で「つつく」の意。ゲーム用語のポークとはまさに敵チームをつつくように、安全な位置から継続的にダメージを与えることを言います。敵やシールドの体力を削り勝負に勝ちやすくしたり、敵の陣形を崩したりすることが目的となっています。

owl poke widow
『オーバーウォッチ』ではファラやウィドウメイカー、ハンゾーなどがポークに向いています

ヒットスキャン(Hitscan)

[名] 即座に当たる(即着弾)武器のダメージ。

プロジェクタイル(Projectile)

[名] 移動により遅れて当たる武器のダメージ。

ヒットスキャンとは撃てばすぐに当たる武器のこと。対してプロジェクタイルは弾速と移動距離の概念があり当たるまでに時間がかかるものを言います。

ヒットスキャンで代表的なヒーローにはマクリーやウィドウメイカーなどがいます。対照的にゲンジやファラはプロジェクタイル武器しか持ちません。ただしほとんどのヒーローは両方の武器を持っており、例えばソルジャー76はヒットスキャンの<ヘビー・パルス・ライフル>とプロジェクタイルの<ヘリックス・ロケット>を持っています。

トリックリング(Trickling)

[動] 1つの目標を争奪するとき、水がポツリポツリと滴るように1人ずつ入っていくこと。

コントロールやペイロードで再集合までに時間がない場合、1人ずつ目標に入りオーバータイムを継続させます。基本的には1対多数になるため不利ですが、この時間稼ぎが成功すればスポーン位置の優位性から逆転することもあります。

スタガー(Stagger)

[動] 敵のタイムバンクをできるだけ多く消費させるために、意図的にキルを遅らせること。

スタガーはあえてギリギリまで敵にトドメを刺さないという高等テクニック。一般的にキルはゲームを有利に進めるためにも重要です。しかし一定の条件ではキルを遅らせることで相手のリセットを妨害することができます。

最もスタガーしやすい(されやすい)ヒーローはD.Va。メックさえはがせればシールドも高速移動もなくなり、心もとない威力の<ライト・ガン>を持つ本体のみ残るためです。

ワンショット(One Shot)

[形] 標的のHPが非常に少なく、“一撃”で仕留められる状態。

ワンショットとは、誰でもあと一撃当てれば倒せる状態のこと。日本語にするなら「激ロー」でしょうか。そのため本来であれば20HP程度の敵を指すのですが…?

実際には「その敵に撃ってくれ」のような意味になってしまっているとのこと。ワンショットと言われた敵が、まだ半分以上も体力を残していたという「ワンショット詐欺」は珍しくないようです。

キルの優先順位が狂う可能性もあるため、あまり望ましいことではありません。プレイヤーのみなさんもワンショット詐欺は絶対にやめましょう。

owl one shot
ワンショット詐欺、ダメ。ゼッタイ。

ブープ(Boop!)

[動] アビリティでノックバックするときの用語。強制移動させるアビリティでキルをしたときにしばしば使われる。

ブープは発信音などの擬音語。このため本来はルシオの<サウンドウェーブ>のみの用語でしたが、現在ではノックバックアビリティ全体に対して用いられるようになっています。例としてウィンストンの<プライマル・レイジ>、D.Vaの<ブースター>、ファラの<コンカッシブ・ブラスト>などがあります。

sombra boop
短編アニメーションではソンブラがヴォルスカヤの鼻を押すときにブープ!(日本語版ではピン!)と発し、こちらも話題になりました(画像はGIPHYより)

敵を環境キルしやすいマップとしてNepalのSanctumが挙げられています。敵はルシオを見ていないことが多々あるため、目標の上を<ウォールライド>することで簡単に裏を取ることができます。またIliosは全目標で環境キルを狙える構造となっています。

ポケット(Pocket)

[動] プレイヤー1人に大量のリソースを集中させること。

ファラマーシー/ファラマ(Pharmacy)

[名] ファラとマーシーが一緒に飛び回り、マーシーが継続して回復を行うこと。

ファラマーシーとはファラがマーシーにポケットすること。ファラが攻撃されてもすぐに回復でき、マーシーが狙われても今度はダメージブーストしたファラで反撃できます。またどちらも機動力が高いため、ヒットスキャンヒーローでなければ狙いにくいという大きな利点があります。

ファラマーシーへの対策もあります。1つはウィドウメイカーでワンショットキルする方法。他にはゼニヤッタで<不和のオーブ>を付与しプレッシャーをかける方法があります。

チーズ(Cheese)

[名] 油断している敵を捕らえるための、型破りで実行しやすい戦略。

チーズとは実行が容易でありながら、対処が難しい低スキルな戦略のこと。なぜチーズなのかですが、「チート」の訛りから、『ストリートファイターII』の英語版FAQでの誤字からなど諸説あります(有力な説を知っている方がいたら教えて下さい)。

混乱させることが主な目的のため高スキル帯ではまず通用しませんが、プロでもここ一番の勝負所で奇をてらって使われことがあります。その中でも最も有名なのが、2018年シーズンプレイオフの準々決勝でグラディエーターズが魅せた以下のプレイです。

The Great Bamboozle

目標をスルーした!?と気を取られているスピットファイアへ、スタート地点で待機していたSurefour選手がスナイピング。合流した5名との挟み撃ちにより、一瞬で守りを崩しました。

クラウドコントロール/CC(Crowd Control)

[名] キャラクターの動きやアビリティを阻害するステータス異常。

元々はMMORPGで使用されていた用語で、群衆(クラウド)の行動を制限して各個撃破する戦略のこと。『オーバーウォッチ』では単に敵の行動を制限するアビリティ(スタン、スリープ、ブープ、フック、速度低下、重力操作、ハック)を総称して呼びます。これらは敵のアルティメットの中断などさまざまな場面で重宝されます。

owl sigma
8月に実装されたシグマは<アクリーション>とアルティメット<グラビティ・フラックス>の2種類のCCを持っています

リセット(Reset)

[動] 戦闘から離脱して、チーム全体で再集合すること。

リセットは「勝てる」コールのちょうど反対に当たる言葉で、チームメイトに勝負に勝てないことを伝えます。これを聞いた場合、即座に退却したりマップ外に落ちたりして早期の再集合を図ります。

ティルト(Tilt)

[名] プレイヤーが最適なパフォーマンスを発揮できない、傷ついた精神的・感情的な状態。

ティルトは傾くという意味ですが、ゲーム用語では人生やゲームで起こったことに対して気が動転している状態のことを指します。特に負けているときはプレイパフォーマンスに悩むようになり、さらにプレイが悪化します。

解決策としてアウトローズのMuma選手は「前向きな姿勢を保ち楽しんでプレイすること」、グラディエーターズのSurefour選手は「やるべきことだけに集中しミスを引っ張らないこと」を挙げています。

lol tilt
『リーグ・オブ・レジェンド』公式サイトではティルトに陥る5つの要因について説明されています

海賊船(Pirate Ship)

[名] ペイロードの上にシールドとバスティオンを配置する、「エスコート」マップの戦略。

海賊船とはペイロードの上でラインハルトかオリーサがシールドを張り、バスティオンがその後ろでガトリングを放つ戦略。バスティオンの代わりにトールビョーンのタレットを置く亜種もあります。チーズ戦略の1つであり、いかにペイロードから引きずり下ろすか、またはこれに耐えるかが勝負の分かれ目となります。

owl pirate ship
高台が少ないJunkertownでよく使用されます

『Overwatch(オーバーウォッチ)』は絶賛発売中で、対象機種はPS4 / PC / Nintendo Switch

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Source: OverwatchLeague

COMMENTS

  • Comments ( 4 )
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  1. By 匿名

    cheese
    swiss cheeseのように穴(欠陥)だらけの〜という意味のスラングが元かと。
    MOBAでも相手の意表を突いて戦力を一点集中する等、ハイリスクハイリターンな戦術をそう呼ぶ事があります。

  2. By 匿名

    Cheeseはcheesy(質の低い、陳腐になった)から由来しています

  3. By 匿名

    cheeseは穴あきチーズのように穴だらけな戦術というのが由来だったと思います

  4. By J7D J7D

    8月6日って終わってますよ?

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