BFV:武器バランスがほぼ初期仕様に回帰、アップデート6.2は3月4日配信

BFV:武器バランスがほぼ初期仕様に回帰、アップデート6.2は3月4日配信

5.2に大きく仕様を変更してから、コミュニティ間で議論され続けてきた『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の武器バランス。5.2.2に微調整が入り、6.0にボルトアクションライフルが2本強化され、そしていよいよきたる6.2アップデートで仕様がほぼ5.0以前に回帰することがRedditにて発表されました。

コミュニティ・ブロードキャスト「6.2の武器調整」

来週に予定されているアップデート6.2では、以前コミュニティマネジャーのAdam Freeman氏が公式フォーラムで述べた通り、近距離戦闘のテンポを上げつつ、近距離銃器の威力を自然な形で減衰させる方針が取られます。

具体的な説明は当時の記事にて記録してありますので、ご参照ください:

BFV:「今週のBFV」2020年第3号・特殊天候はブレイクスルーへ/チャプター6新情報/チャプターリワードXPの調整など

調整内容のプレビュー

6.2バランスはほとんどの武器のダメージ値を5.0時(調整前)に戻します。一部武器は距離減衰が5.0時より強くなりますが、それでも5.2.2と比べると威力は上がります。Redditでは、LMGのFG-42のBTK(キル弾数)性能が例として説明されました:

5.0性能 5.2性能 5.2.2性能 6.2性能
4-6 BTK 5-13 BTK 4-9 BTK 4-7 BTK

FG-42の初期仕様は4~6BTK(キル弾数)でした。5.2実装時に最大13発に遠距離威力を削られ、その後に不評が集まったため5.2.2で最大9発に。6.2では元の仕様に近い7BTKに戻ることになっています。

また5.2バランスは武器のファイアレートに基づいて威力を調整しています。ファイアレートの高い武器は全体的に威力が低く、ファイアレートの低い武器は威力が高く設定されていましたが、6.2では改めて武器種ごとに威力を設定することになるそうです。

例えばアサルトライフルやLMGはSMGよりも遠距離威力は上がることになるとの説明がなされました。それに応じてリコイルや精度などの性能も5.0時代に回帰することが予定されています。特に試製一型は例外的に、あまりに強力すぎるので5.0基準以上にリコイルを強化する予定です。

Brenとほぼ同じかそれ以下の性能を持つために差別化が困難とされる十一年式軽機関銃に関しては、弾速を強化し遠距離対応力を上げることによって性能差をつけることが明かされました。Brenと十一年式軽機関銃の近似性については以下の記事をご参照ください:

BFV:「今週のBFV」2020年第5号・ソロモン諸島実装 / M2 CarbineとModel 37無料配布! / 新銃器性能分析

Q&A

Braddock512:EAコミュニティマネジャーのJeff氏。最近ではいろいろと立場が難しく心ない言葉を受けることも増えたが、めげずにコミュニティとの交流を続けている。

Q:まだ情報が少ないな、MMGとかセミオート銃器はどうなるの?あと独立したダメージモデルを持つMP34とか。

Braddock512:全体的には、ダメージモデルは全て5.0時代に戻ると考えていい。ただし一部の武器だけは遠距離は弱めになる、といっても100mクラスの遠距離でのキル弾数が1増える程度だ。

Q:セミオートライフルを使うのが待ちきれないよ!

Braddock512:それならぜひMAS 44を使ってみてくれ、きっと気に入るはずだ。

Q:戦車車体カスタマイズは?

Braddock512:そちらのブロードキャストも原稿は書き終えて、認証を待っているところだ。中隊コインで購入可能なパーツが37個実装される。武器庫には、いくつかのエピックパーツも実装されるだろう。

BFV:戦車の車体カスタマイズ、ついにアップデート6.2にて実装予定

Q:リコイルについての詳しい話を聞かせてくれる?

Braddock512:全体的に武器のリコイルが強くなるけれど、リコイルの一貫性は保っている。扱えないほど強くはならないけど、現状のレーザービームとも違う手応えになる。

Q:5.0と比べると、全体的に90%ほどに威力を落としたっていう認識なんだけど、そういう感じでいいのかな?

Braddock512:雑にまとめるなら、その認識は合っている。

Q:コミュニティーゲームズのアップデートはどこにあるの?まだ公開許可を待っている感じ?

Braddock512:詳細を待っているし、その詳細の公開許可も待っている段階だ。ToWのコミュニティゲームズ対応は私も個人的に大きくプッシュしている、やはりこれがないから盛り上がっていない側面があるからね。

武器バランス変更の軌跡

5.2

最初に『BFV』のTTKが大きく変更されたのは実は5.2ではなく、2018年12月初年度のクリスマスのころ。当時は「TTK(キルタイム)が早すぎると未熟なプレイヤーがフラストレーションを覚えるため」と明確な目的のもとに、全武器のBTKが1~2増えるとの調整がなされました。

BFV: TTK(キルタイム)変更の詳細発表、部位ダメージの倍率調整やほぼ全ての武器の最大ダメージ減少など

このあまりにも大ざっぱな調整は大きな議論を巻き起こしました。『BFV』は当時は伏せた敵の視認性、ネットコードに起因するTTD(デスタイム)や圧縮弾などの問題をほかにも多く抱えていたため、「そんなことよりも別の要素を修正しろ」とコミュニティに促されたのです。それらの声を受けて最初の調整はわずか2週間で撤回されました。

そんな当時のトラウマが残っている一部プレイヤーが、5.2アップデートの報を聞いた際に反射的に「また初心者のためにTTKを変にいじるつもりか!」と大きく反対したのは自然な成り行きでした。EA DICEもこれはTTK変更ではないと説明を試みます。

BFV:アップデート5.2追加解説、TTK変更なし / 赤アイコン実装の理由 / CTE実装予定など多数の新情報

ほぼ全ての状態に対応できる万能銃が幅を利かせているため、近距離用・遠距離用の銃器をはっきり区分して選択肢を増やすために調整を行う。全体的なリコイルを下げ、一部武器はファイアレートを上げることで、キルタイムは維持するとの説明が繰り返し行われました。ですが騒ぎは収まらないまま5.2は実装されました。

BFV:チャプター5「太平洋の戦い」アップデート5.2パッチノート全文 武器バランス大規模変更/スポット弱体/ビークル調整など

実装された5.2バランスは弾薬口径に基づいたバランスではなく、武器のファイアレートに応じたダメージモデルが適応されます。連射が早い武器は威力が低く、連射が遅い武器は威力が高く。近距離TTKは大体0.3秒に、そして30M以遠のキルタイムが0.5秒以上に設定されました。

中でもFG-42やLS/26、M1907 SFはあまりに「SMG化」されすぎて、プレイフィールが劣悪になっていました。他にはこの期間中に実装されたBARは可変型射撃レートを持っていますが、同じ弾を撃っているのに低ファイアレートと高ファイアレート時の威力が違う、なんとも不自然な性能に。

まだまだ模索や適応しているプレイヤーも多い中、5.2バランスは批判が大きく集中したのを受け、DICEは早速ホットフィックスを準備しました。

5.2.2

BFV:新武器バランスの初調整内容公開、高レート武器復権や敵視認アイコン弱体化など

5.2.2ではほとんどの銃器の最大ダメージが20から25に復帰し、BTKが4に戻りました。ダメージ曲線も調整され、中距離向けとしての性能を確保した銃器も数本でてきます。しかし全体的にファイアレートを基準にしたダメージモデルであることは変わらず、遠距離向けでない銃器はとことん遠距離に使いにくい性能です。

振り返り

6.2で武器バランスは5.0時代に部分的に回帰する事が決定されました。では5.2バランスは何をもたらし、何を成し遂げたのでしょうか。

まず「距離に応じた選択肢を多数提供する」というDICEの目標は、成功していたと言えるでしょう。5.2以前はファイアレートの高い銃器がDPSも高かったので、リコイルコントロールに熟練すればとりあえずファイアレートが高い武器がどの距離においても強力な選択肢でした。

セミオートライフルはおろか、アサルトライフルやSMGでスナイパー相手に撃ち勝ったという熟練プレイヤーも、5.2以前は多かったのではないでしょうか。5.2以降はリコイルこそ削られるもダメージは下がったので、遠距離でスナイパーに撃ち勝つのは難しくなりました。武器ごとの得意距離は確かに鮮明になっています。

その一方で強力だったりインパクトのある武器にプレイヤーが集中するという問題は解決できていません。例えば試製一型はTTKがSuomiと同等で、20m以遠はさまざまなSMGに性能が負けるのにもかかわらず、実装時から高い人気を保っています。

BFV 試製一型
▲実戦的なTTKはSuomiにわずかに劣る。

セミオートライフルも全体的にアサルトライフルと比べると使用率が下がったように感じられました。得意距離を恣意的に差別化しても、プレイヤーは結局一部の答えに集中するものだというのは、5.2バランスで得られた1つの結論と言えます。

銃器性能からいったん離れプレイ体験に目を向けると、移動中の不注意によるデスが少なくなったという印象を強く受けます。

精度とファイアレートが向上した結果静止した目標に対する攻撃は楽になりましたが、ほとんどの武器の中遠距離のTTKが低下したので、移動中の相手からキルを取るためにはより長く目標をトラッキングせねばなりません。

BFV:武器バランス調整続報、ほとんど初期仕様に回帰、アップデート6.2は3月4日水曜日実装
▲FG42は特に中遠距離のキルが難しくなった。

そのおかげで敵前でうっかり遮蔽を飛び出した際に生還できる確率が5.2以前より上がりました。またDICEの目標であった「遠距離からの唐突な攻撃でデスするケースを減らす」も達成できていたと言えます。

ただしそれがゲームとして楽しかったかどうかは議論が残るところでしょう。「自分がミスを犯しても即死せずとも済む」と「ミスを犯した相手をキルできなくなった」が天秤に掛けられた際に、どちらがより重視されるか。5.2バランスをめぐる争論の一端は、本質をその天秤に置いてあるとも理解できます。

結局のところ5.2バランスは失敗作だったと言えます。実装時から賛否両論で、実装期間中は常に議論の中心となり、結果的に『BFV』の着地点とはなりえませんでした。ただし6.2バランスが完全な5.0再現ではないように、この試みから得られた教訓もあったのでしょう。

6.2から『BFV』全体のテンポはより早くなることが想定されます。リコイルの増加に慣れる時間は必要でしょうが、熟練者は中遠距離から0.3~0.4秒の極めて短時間でキルを決めてくるでしょう。セミオートライフルによる中距離戦闘も復権することが予想されます。

5.2以来突撃グセがついてしまったプレイヤーにとっては要注意ですが、何にせよ新たな環境が楽しみです。

『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4Xbox OnePC

Battlefield V (バトルフィールドV) - PS4

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Source: Reddit

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Anonymous
Anonymous
5 月 前

散々引っ掻き回しておいて結局「戻します」はギャグか何かと思われてもしょうがないレベル

Anonymous
Anonymous
5 月 前

何で航空機については触れられて無いんですかね…

Anonymous
Anonymous
5 月 前

こんな調整とかで働いた気にならないでほしい。
本来一番に取り掛からないといけないチート対策をおろそかにしてまでやる必要はないよね。