今週から『Battlefield V(バトルフィールド 5)』に英軍とドイツ軍の正装が実装されましたが、その記念として『BFV』に実装されているスキンを最大限活用し、当時のもっとも一般的な兵士の外見を再現する方法を紹介します。本来のニュースも、合わせてご覧ください。
各勢力の史実再現のススメ
『バトルフィールド』シリーズ歴代の遊び方の1つと言えば、誰でもないモブ兵士の1人になりきって戦争を体験すること。イギリス軍とドイツ軍はわかりやすい制服がやっと実装されましたが、米軍や日本軍に関しては何を装備したら良いかわからないという方も多いのではないのでしょうか?そんな方もご安心!以下のコスプレガイドで、完璧なモブ兵にになりきってみましょう!
アメリカ海兵隊(太平洋戦線)
チャプター5「太平洋の戦い」配信時に実装されたアメリカ海兵隊と日本軍は、最初から史実に準じた服装を実装したことで高い評価を得ていました。それだけにどうして欧州戦線は遅々としてまともなスキンを実装しないかが不思議がられていましたが、「太平洋戦線」は『BF』シリーズの父であるLars Gustavsson氏が特に気を使ったコンテンツであるということが関係していたのでしょうか。
それはさておき、史実に準じた装備があると言ってもバリエーションは豊富。なのでモブ兵士になりきりたい皆さんのために、改めて詳しく解説しましょう!アメリカ海兵隊の太平洋戦線時の見た目は以下の通りです。
アメリカ海兵隊は太平洋戦線開戦までは米国内で不要論が出ていたほど不遇な組織で、まともな野戦用の装備が支給されたのも真珠湾攻撃直前の1941年11月。当時では最も新しい軍服の1つでした。『BFV』内では「レザーネック」スキンの上下で簡単に再現ができますが、ヘッドギアだけは「ヘルハウンド」がより正確となっています。密林地帯での交戦が前提とされた海兵隊は、通常ヘルメットの上に布地のカモフラージュパターンが施されていたのです。
ちなみにこのヘルメットが支給される前の海兵隊は第1次世界大戦風の、お皿のようなデザインのヘルメットを被っていました。『BFV』内では「トロピカル・グリット」とされているヘッドギアで、装備支給が間に合わなかった兵士という通を気取るならこちらを装備するのもいいでしょう。
武装面では一次大戦から現役だったBAR軽機関銃とM1919、1942年にはM1941 Johnson、1943年からはセミオートライフルのM1 Garandや、M1A1 Carbineが導入されました。ショットガンもModel 37、M1897、12g Automaticと幅広いバリエーションを使用。拳銃はM1911が用いられたほか、少数はModel 27を使用していました。
衛生兵や斥候兵はやや難しくて、海兵隊はSMGをほぼ完全に淘汰していました。初期から支給されたものが太平洋戦線では威力不足や整備困難と判断され、M1A1 Carbineの普及後は兵站の問題もあり一般兵科の制式装備リストからは外されていたのです。ただし一部のコマンド部隊では少数のトンプソン短機関銃が使われていたとのことなので、ワンランク特別なモブ兵士になってしまってもいいなら手に取ることはできます。
そしてボルトアクションライフルは実際には初期にM1903のみが支給されていました。こちらは『BFV』では未実装なので、斥候兵だけはどうしようもないのでLee-Enfieldを使いながら「これは誰がなんと言おうと米国版Enfieldなんだ」と自分に暗示をかけましょう。もしくはモブ感は薄れますが、1945年の沖縄で少数配備されたM3 Infraredを活用するのも良いかもしれません。
日本軍
日本軍も戦線によって着用した服装は微妙に異なってきますが、南方戦線に従事した兵士に最も類似している服装はこちら。「試金石」の上下は九八式軍衣や昭五式軍衣と呼ばれていた服装が元で、「甲種」ヘッドギアは若干の違いはあるものの、日本軍の共通ヘルメットとして使用されていた九〇式鉄帽とほぼ同一の見た目をしています。ヘルメットではなく略帽でも良いのならヘッドギアも「試金石」、若干の色違いが好みなら「熱射」を代わりにつかうのもいいでしょう。
一方武装面は漢字が入っている銃は全部OKとシンプル。九七式機関銃は本来車載用の重機関銃であったり、試製一型はそもそも制式配備されなかった実験兵装であったりなど若干不自然な武器が混ざっていますが、とりあえず英語名ではない銃器なら間違いはありません。米海兵隊と違って突撃兵がどうしようもないですが、そこはM1 Garlandを鬼畜米兵から拾ったなどでごまかしましょう。
アメリカ陸軍(欧州戦線)
ヨーロッパで活躍していた米軍はそれこそGeneral Infantry(一般的な歩兵)という名前の通り「G.I.」フルセットで解決!…と思いきや、若干手を入れたアレンジが必要に。
ヘッドギアと上の服装は「G.I.」で間違ってはいないのですが、「G.I.」のみでは後方勤務要員のコスプレで終わってしまいます。実際前線に出ていた兵士は他の装備品や防弾ジャケットも装備していたため、レアスキンの「ヤンキー」がちょうど良い塩梅に。そして下の服装はHBT製のズボンを再現した「トルーパー」を採用。もちろん「ヤンキー」は現在所得不能な装備なので、所持していない場合は再実装されるまで「G.I.」で妥協しましょう。
装備面ではアメリカ海兵隊が使っていたものはもちろん、トンプソン短機関銃やM3サブマシンガンも大量に動員していました。戦利品のルガーを携帯していた兵士も居たそうですので、ちょっとしたアクセントがほしければP08を使ってみるのも悪くはないでしょう。
ドイツ軍
今回の実装で再現が一気に楽になったドイツ側、とりあえずフェルドグラウ一式にKar98を装備していれば完璧なモブドイツ兵です。使っていた装備も多岐に渡り、突撃兵はGewehr 43やStG44、衛生兵はMPと名前につくSMG、援護兵はMG42にFG42やM30 Drilling、斥候兵はKar98と、象徴的なものを除いてもとにかく『BFV』にはドイツ軍にとって違和感のない銃器だらけ。これを機にどれらがドイツの装備だったのかを調べてみるのも良いでしょう。
イギリス軍
イギリス軍もドイツ軍と同じく、今回実装された新スキンの「トミー」一択です。主な銃器はLee-Enfield、STENとBren Gunでした。若干難しいのは突撃兵で、Turner SMLEはLee-Enfieldが元ですが、アメリカの手で魔改造を施されてからカナダでの使用が前提とされていた銃器です。実際に英軍に使われた記録はありませんが、Lee-Enfieldだと思いこんで使いましょう。特殊部隊や情報局員ごっこがしたいなら、最近実装されたWelrodとWelgunのコンビも良いかもしれませんね!
関連記事
本記事は以下の「英軍とドイツ軍の史実服実装」ニュースのおまけです。元となったニュースの方も、よければご覧ください:
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
コメント
コメント一覧 (3件)
あれ?戦争映画とか実際の写真では海兵隊がトンプソン使ってるの結構見かけるんだが?
今ならイギリス兵はPBIの方が前線の兵士って感じがしませんか?
凝ってるな〜