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『BFV』7.0新武器レビュー:LMG Chauchat編「低レート・高威力・凶反動」

BFV:7.0新武器レビュー・Chauchat編 サムネ
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『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の7.0アップデートは数本のメインウェポンを一気に実装しました。本シリーズではゲームファイル内の数字を元に、7.0の新武器を一挙レビューしていきます。今回紹介するのは援護兵の低レートLMGであるChauchatです。

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低レート高威力・Chauchat

元は『BF1』が初登場のライトマシンガンであるChauchatは、当時からファイアレートが低い代わりにダメージが高い銃として多くのプレイヤーの印象に残りました。すべて命中させればキルタイムが短いものの、一発でも外せば撃ち負けてしまうハイリスク・ハイリターンな性能と重厚感のある銃声は、多くのプレイヤーを魅了しました。

実銃の性能も魅力に満ちており、1914年の時点で兵士が1人で運搬、装填、および射撃が可能と、機関銃の時代を先取りした天才的な設計であり、フランスが誇る名銃だと言えます。ただし1918年に米国が.30-06弾に対応した改造版Chauchatを生産する際、肝心の薬室が.30-06弾に対応していない粗造品を大量に出荷してしまったのです。

前線ではもちろん動作不良が相次ぎ、米軍内ではChauchatは「最悪の銃」という評価が固まってしまいました。また、本来のフランス製も銃本体と比べるとマガジンがお粗末で耐久性が低く、加えて塹壕にあふれる泥濘による悪影響が想定されなかったことが災いし、それなりの動作不良が発生していました。これらの要素が重なって噂に尾ひれがついた結果、今日でもChauchatは歴史上最悪の銃の1つという風評被害にあっています。

ですがそもそもの設計に欠陥があった米国版はさておき、本家本元フランス版のChauchatは第2次世界大戦を通しても少なからず使用されました。実際にこの銃を戦場で用いていた兵士はどのような光景を見ていたのか。それを想像するのは難しいですが、せめて『BFV』内で雰囲気だけでも浸ってみましょう。

Chauchatの性能

『BFV』7.0新武器レビュー:LMG Chauchat編「低レート・高威力・凶反動」 BFV Chauchat Skilltree 1
『BFV』7.0新武器レビュー:LMG Chauchat編「低レート・高威力・凶反動」 7
  • ダメージ:35(0m) - 33.3(30m)- 25(49m) - 22(50m)
  • ファイアレート:327発/分
  • 弾速:やや早い(720m/s)
  • リロード:3.8秒(タクティカル) / 4.67秒(フルリロード)
  • 縦反動:とても強い(初弾1.15° / 累積-0.075°)
  • 横反動:とても強い(左0.325° / 右0.325°)

『BFV』のLMGカテゴリーは今まではバランスがとても大味でした。Madsenという距離減衰0の例外を除き、全てのLMGは同一のダメージモデルを持っており、ファイアレートと精度だけでバランスが取られていたのです。そんな中に放り込まれたChauchatは本作のLMGで2つ目の例外です。

ダメージデータとFTK

参考用に今回もデータマイナーコミュニティSymthicのチャートを引用します。以下はゲーム内環境を完全再現したシミュレーターを用い縦反動のみを完全に抑えると前提し、対象との距離ごとに10万回の試射を行った際のキルの可否とE[FTK](キル所要フレーム)を計上したデータです。

BFV:7.0新武器レビュー・Chauchat編
『BFV』7.0新武器レビュー:LMG Chauchat編「低レート・高威力・凶反動」 8

本銃は横反動は大きい方ながら射撃速度が遅いことが幸いしてか、25mまでは縦反動さえ制御しきれば22フレームでのキルが可能となっています。3発までならあまり横にブレないという認識でも良いでしょう。しかしそれ以降ではキル成功率が減少を始め、50m地点の実戦的なFTKは48.67フレームとされています。データのみを比較するならこれは全LMGの中で最も遅い数字で、Chauchatは高威力低レートですが、中距離戦は特筆して優れているわけではないという結論になります。この部分はM3サブマシンガンと似ていますね。

近距離戦闘は15~25mではKE7以下の射撃速度のLMGに勝りますが、一方で5~10mの至近距離は負けてしまいます。極端に大きい縦反動や横反動もあり、LMG全体で言うとChauchatは間違いなく使いづらい部類に入ります。敢えてChauchatが得意とする距離を探したいなら、密着しない程度の近距離で立ち回るのがおすすめです。

またChauchatのダメージモデルは30mまでは3BTK(キル弾数)、50mまでは4BTK、それ以降は一律5BTKと、セミオートライフルの中威力のものと低威力のものの中間的な性能を持っています。『BFV』ではセミオートファイアモードの銃は縦反動が0.85倍に、横反動が0.5倍になるため、多少距離が開いたらセレクトファイアでセミオートライフルのような立ち回りに切り替えるのも、Chauchatを使いこなすコツの1つでしょう。

結論

1発が重く、外した際のリスクが高い代わりに、リターンもそこまで強力というわけではなく、リコイルも強いので使いやすいわけではない。しかも他の銃より明確に得意だと言える距離も少なく、強いて言うなら15~25mは多少有利に立ち回れるだけ。性能面だけをみるなら、Chauchatは微妙な銃器の方に入るでしょう。

しかし性能だけが銃の全てではありません。そもそも本作ではほぼ全ての銃が0.3~0.4秒で敵を倒せますので、細かくこだわらずとも趣味で銃を選んでも十分だと言えます。ChauchatはLMGの中でも最もユニークな1丁ですし、優雅な半月状のマガジンや重厚感のある銃声など、他にもさまざまな魅力に満ち溢れています。『BF1』から愛用していたという方にとっても、長く待ちわびられた銃となるでしょう。あなたもChauchatを手にとって、歴史を感じて見ませんか?

『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4Xbox OnePC

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