12月7日に小規模なアップデート7.3を施し、ブレイクスルーサーバーにて試験運用中のバランサーも一時終了させた『Battlefield V(バトルフィールド 5)』。年末の大掃除も一旦終わったとのことで、DICEスタッフの数名かがTwitterで休暇入りをツイート、バランサーの改善などは年明けに行われる予定だと明かしました。
小規模バグ修正、アップデート7.3
12月7日に行われたアップデートは、『BFV』にしては珍しいほど小規模なものでした。ロード画面の1枚絵が更新された他は、いくつかのスキンとUIのバグ修正が行われています。以下にフォーラムの原文から要約します:
- ロード画面の1枚絵を更新
- 一部のプレイヤーが『BFV』を遊んでいるとき、試遊ユーザーとしてフレンドリストに表示されていた不具合を修正
- 中隊でのキャリアランク表示が間違っていた問題を修正
- ラウンド中にランクアップUIが表示されなかった問題を修正
- コミュニティゲームズの設定で、ネームタグ設定がオフになった際は友軍のネームタグもオフになるように修正
- コミュニティゲームズの設定で、人数設定を64/32から16人モードに変更した際に、最小開始人数の設定が変更されなかった不具合を修正
- コルセア F4U 1-CのSerpentine塗装を中隊に実装
- New Zealand塗装がコルセア F4U 1-Aのコクピット視点からだと表示されなかった不具合を修正
- Hazardスキンを全男性と女性キャラクターに対応
- Loose Part髪型を中隊画面からアンロックできるように修正
バランサーの試用終了、回収のちに改善待ち
11月末より公式ブレイクスルーサーバーにて試験運用されていたラウンド終了後バランサーですが、こちらも回収措置がなされました。短いテスト期間だったものの、改善に必要なデータは採取できたとのことです。
- 試作バランサーの良かった点:
①人数バランスが最初から取れた状態で開始した試合が圧倒的に増えた
②実力バランスも全体的に改善された
③途中抜けが減り、試合最後までプレイするプレイヤーが増えた - 試作バランサーの悪かった点:
①隣接地域のサーバーに入ると、試合終了後に強制的に自分の地域のサーバーに戻されてしまう
②時刻的な要因で他地域のサーバーに入らざるを得ないプレイヤーからすると致命的 - 試作バランサーの意外だった点:
①バランサーに飛ばされ続け、同じマップを繰り返し遊ぶことになったプレイヤーの数は、想定よりも少なかった。
EAコミュニティマネジャーのTreeman改めAdam Freeman氏によると、バランス問題を少しでも改善するという当初の目的は達成されましたが、それとは別に機能上の欠点も見つかったので、年明けに再調整を施して、いずれかのタイミングで再度の試験実装を試みるとのことです。
試験開始当時に公開されていた通り、2021年11月発売の次回作BFへの搭載を視野に入れて開発されているバランサーですから、これからも長い付き合いになりそうですね。
試作バランサーの仕様については、以下の記事をご参照ください。
DICE職員、恒例の年末休暇に。来年は次回作BFに向けてラストスパートか
DICEのシニアデザイナーであるNiklas Åstrand氏をはじめ、複数のDICEスタッフがTwitterで自身の休暇入りを報告しました。ゲーム業界に広がるブラックな制作体制と過労問題が明るみに出続けている昨今、大企業に務める開発スタッフが堂々と休暇入りを宣言するのは、ゲームを無限にアップデートしてほしいプレイヤーからすると少し複雑な気分になりますが、ゲーム業界全体にとっては最終的なパフォーマンスを含め良い影響をもたらすはずです。
そして2021年はいよいよ次回作の『バトルフィールド』がホリデーシーズンに予定されています(関連記事)。DICE LAやCriterionの開発協力が望めなくなった今、DICE Stockholmも本腰を入れて『バトルフィールド6(仮)』開発に取り掛かりだす頃合いでしょうか。
ともすれば、7.3が『BFV』の最終アップデートという可能性もありますが、何にせよDICEスタッフには年明けからの開発に備えて、十分に英気を養ってほしいところです。
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
コメント
コメント一覧 (2件)
乗り物が圧倒的な攻撃力、攻撃範囲があり逃げ足も速い
後ろからじわじわ近づいて対戦車兵器や爆弾を使おうと思っても
なぜか乗り物はTPS視点で死角なし
乗り物がチート過ぎでしょBFシリーズ
これらの実験が次回作のbfに良い影響を与えますように…