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『レインボーシックス シージ』"eスポーツイヤー7"スペシャルインタビュー! 開発チームとの連携 / 大会フォーマットの決め方 / "日本メジャー"の可能性など

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S.I. 2022のフォーマットについて

レインボーシックス シージ:世界大会"S.I.2022"完結、史上最長の大激闘でTSMが初優勝
インビテーショナル2022ではTSMが世界チャンピオンとなった

EAA!!:今回のインビテーショナルでは、グループステージから全試合BO3という点が面白かったのですが、フォーマットは毎回少しずつ変わっているため記憶するのがやや大変です。今回のフォーマットはどのような背景で決められたのでしょうか。意図的に、毎回異なるフォーマットになるように調整しているのでしょうか?

Garcia:私たちは総じていつも、コミュニティのフィードバックを鑑みてフォーマットを改善する方法を模索しており、トーナメントにおける競争の健全さを保つために、フォーマットをいくつかの特定のニーズに適応させたりもしています

例えば昨年は世界的なパンデミックもあって、シックスインビテーショナル2020以降の一年はリージョン内の大会のみだったのですが、シックスインビテーショナル2021は各地域をまたぐ大会となりました。この一年で異なるリージョンがどのように進化してきたか、そして各ステージでそれぞれどのレベルに達してきたのかを見る必要があったので、グループステージは試合数を増やし、プレイオフのスタート前に最も正確なシードができるようにフォーマットを適応させたんです

Yue:2022年はまた異なる状況だったので、グループステージはBO3方式を導入しました。今回はこの形が、プロ選手やファンの期待に最も応えられると考えたからです。私たちは常に学習し、コミュニティのフィードバックに耳を傾けています。だからこそ、エキサイティングな対戦で最高のショーを作るために、年ごとにフォーマットを変更していくのです。 

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2022年の各大会について

Six Invitational 2022 __ Playoffs – Day 6 4-45-41 screenshot
2022年のeスポーツロードマップ

EAA!!:2022年のロードマップによると、8月のメジャー開催地はアラブ首長国連邦(UAE)とのことですが、グローバルランキングでは現在この地域にはティア1やティア2のチームが無いので、とても驚いています。UAE開催の背景について聞かせてください。

(※このインタビューは、UAEメジャーの中止および8月メジャーの開催地変更が発表される前に行われました)

Garcia:私たちはここのところ、より競技性の高いシージを熱望するMENA(中東・北アフリカ)地域のファンに向けて、eスポーツプログラムを立ち上げているところです。シックスメジャーの開催地を選ぶうえでの理念は、よりファンに近いところでプレイし、異なるレインボーシックス・コミュニティを祝福し、各地域のエコシステムをより認知させることです。今回はシージeスポーツ史上初となるアラブ首長国連邦で開催することによって、皆さんに彼らのシージコミュニティや、MENA地域全体のゲームファンのことを注目してもらいたいと思っています

EAA!!:「シージワールドカップ」についての続報を楽しみにしています。現在の競技シーンでも4つのリージョンによるワールドカップのような状態ですが、シージワールドカップではこれとは異なる、どんな点が期待できるでしょうか。

Garcia:「レインボーシックス ワールドカップ」は他の競技サーキットとは異なる大会で、国や地域を代表する選手として、通常のレインボーシックス・サーキットでは対戦相手となり得る選手たちが共に、世界の舞台でプレイする機会を提供する大会です。

しかし、パンデミックに関する不確実性を考慮すると、「レインボーシックス ワールドカップ」はシージファミリー全員が集まって楽しめるユニークなイベントにしたいということもあり、その開催を2023年に延期することに決めました。

「R6 SHERE」の新たなティア分けについて

Six Invitational 2022 グランドファイナル 4-36-2 screenshot
R6 SHEREプログラム参加チームのティアは2つに圧縮

EAA!!:プロチームの新しいティアシステムについて。ティアを2段階にすることで非常に分かりやすくなったと思います。一方でティア1の価値は相対的に薄まっていると思いますが、各年のメジャーやインビテーショナルのチャンピオンチームの、特別なアイテムなどを出したりしないのでしょうか。

Yue:R6 SHAREは、1年以上の学習期間を経て調整と改良を加えてきたので、『レインボーシックス シージ』をより輝かせるうえで、パートナー団体の努力と投資をより良く評価できると思っています。

チームの割当システムをシンプルにすることで、パートナー団体はより容易にティア1に行けるようになります。また、プログラム傘下の各チームのアイテムも、ファンがさらに幅広い選択肢から選べるようにし、そのプロチームアイテムから生み出された純利益の配分についても、従来はチームとUbisoftの分配割合が30:70だったものが、50:50に変更されたことで、チーム側の優位性が高まりました。

もちろんティア1チームは、ティア2チームと比較したとき、シージeスポーツ競技シーンへの貢献度を反映して、今後もより多くのアイテムを選択することができます。イヤーが進行するにつれて、R6 SHAREはこれからも参加チームの協力のもと、長期的かつ持続可能、そして健全な競技エコシステムを構築するために、より一層の改善を続けていきます。

EAA!!:選手たちからはBO1はあまり公平ではないという意見をよく聞く一方で、新しい視聴者からはBO3は長すぎるという声をよく聞きます。私は両方の意見に同意できるのですが、この点を解消する仕組みは何かありますか?

Yue:どちらのフォーマットも、イベントや大会によって使い分けることができるので、それぞれを支持する強固な議論があります。シックスインビテーショナルを例に挙げると、インビテーショナル2021では、前の質問で述べたような具体的な理由から、グループステージではBO1を採用し、今年のグループステージはBO3のフォーマットを採用することにしました。どちらのフォーマットもコミュニティから好評を得ており、私たちは両方にメリットを見出しています。また、長期戦というのは、大抵は極めて接戦になっているということなので、そのような試合を活き活きと、観ていてわくわくさせてくれる才能あるキャスター陣に感謝しています。

アジア、そして日本について

EAA!!:秋のメジャーはAPACが舞台になるそうですね。日本でもう一度メジャーのようなSティア大会をやる可能性はありますか?

Garcia:日本は『レインボーシックス シージ』の素晴らしい競技シーンであり続けています。今年のシックスインビテーショナルのグループステージでも、Cyclops athlete gamingのようなチームが活躍しましたし、日本の素晴らしいコミュニティの前で行われた常滑でのプロリーグ・シーズン10ファイナルなど、日本でのイベントには良い思い出があります。11月に開催されるシックスメジャーの予定を発表するのが待ち遠しいですが、まだ複数の選択肢を模索中なので、これ以上お伝えするのは時期尚早ですね

EAA!!:最後に、日本のプレイヤーに向けて何か伝えたいことがあれば、ぜひお聞かせください。

Garcia: Cyclops athlete gamingのようなチームがこれまで世界大会で日本代表として活躍し、私たちのエコシステムのトップチームから賞賛を受けているように、APACの競技シーンが着実に成長し、世界のレインボーシックス・サーキットで名を馳せていることを大変嬉しく思っています。

3月には再びAPACリーグが始まり、11月のシックスメジャーはアジアで開催される予定ですので、日本のチームや選手たちがどのような活躍を見せてくれるのか、今から待ちきれない思いです。日本のファンの皆さんには、『レインボーシックス シージ』コミュニティの重要なメンバーとして、これらのチームを引き続き応援して欲しいと思います!

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2022年シーズン・ステージ1の公式スタート日は現地時間3月9日で、今後数週間以内に、北米、南米、ヨーロッパ、APACそれぞれのリージョンにおけるDAY1の日程など、詳細スケジュールが発表されます。

過去の傾向から、同じ頃に新シーズン「オペレーション・デーモンヴェイル」もスタートし、今回のインタビューでも話題になった新たなプロチームアイテムもゲーム内ストアに並ぶことが予想されます。さらに幅広くなったというチームの新アイテムは、果たしてどのようなものになるのでしょうか。

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レインボーシックス シージ:"eスポーツイヤー7"スペシャルインタビュー、開発チームとの連携 / 大会フォーマットの決め方 / "日本メジャー"の可能性など

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • ポートレートとか背景とかも今後チームのデザインで出てくるのかなあ ちょっと気になるな

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