[噂]『GTA6』は初の女性主人公（男女ペア）で舞台はマイアミ？ 発売日は2024年以降か

先日Rockstar Gamesが、同社の大ヒットシリーズ最新作で開発中だと明かした『Grand Theft Auto 6（グランド・セフト・オート6）』（仮）ですが、その最新情報とされる噂がようやく出てきました。

GTA6の噂 - 初の女性主人公で？

海外メディアのブルームバーグが情報通から仕入れたとする情報は以下の通り。当然ながらまだ確定していないことに留意してください。

• 『GTA6』は2014年に開発開始
• 架空のマイアミとその周辺地域が舞台
• 「ラティーナ（Latina）」という初の女性主人公が登場し、彼女は物語の主人公のペアの1人となる
  • このペアは、1930年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗や殺人を繰り返したカップル、ボニーとクライドからインスパイア
• 社会から疎外されたグループに対し冗談を言って殴り倒されるという、以前の『GTA』シリーズとは距離を置くよう開発されている（※昨今の情勢に配慮？）
• シングルプレイヤーマップは、時間の経過とともに更新され、定期的に新しいミッションと都市が追加される
• 発売は少なくとも2年先（※2024年以降？）

2013年発売だからもう8年開発中で、発売が早くて2024年なら10年開発…? シリーズ過去作は2-5年くらいで出てたので正式続編としては最高記録。

遠い発売日は、労働環境の改善に着手した結果

発売が少なくとも2年先になることは、従業員の労働環境を改善したことと関連があるそうです。

かつてはRockstar（ロックスター）の名に（不名誉にも）ふさわしかった、スタッフに長時間労働を強要する過激な企業文化も、批判を受けてコロナ禍の中で改善。たとえば、『レッド・デッド・リデンプション2』のリリース前には労働時間が週100時間に及んだものの、現在は新しいメンタルヘルスと福利厚生が従業員に与えられたそうです。また、従業員から虐待的または有害であるとされた複数のシニアスタッフも追放され、超過した分の労働時間は即座に埋め合わせられるような新体制になったとのことです。

この点についてレポートを書いたジェイソン・シュライアー氏は、過去にもBiowareやTreyarchの過酷な労働環境を暴露しており、情報の確度が高いと想定されます。

GTAやRDRのリマスターはどうなった？

これらの情報が真実だとすれば、『GTA6』の発売日はまだ当分先の話となってしまいます。一方でKOTAKUが報じたところによると、噂のあった『GTA4』や『レッド・デッド・リデンプション』のリマスターは、『GTA6』に集中するために今は動きが止まっているとのことで、新作までの時間繋ぎ的に旧作のリマスターのプレイさえ実現しそうにありません。ただし『GTAオンライン』は積極的にアップデートを重ねており、7月26日には大規模アップデート「犯罪事業」を配信しています。

Rockstar Gamesの新作をまちわびるファンの気持ちと、当然過酷な労働は避けたいスタッフ側、それぞれに事情があるでしょう。『GTA6』に関しては、今は公式発表を気長に待つしかないようです。

Source:Bloomberg