『CoD:MWll』は「電話番号登録」必須と判明、チーター＆スマーフ抑止に期待

ActivisionおよびInfinity WardのCoDシリーズ最新作『Call of Duty: Modern Warfare ll （コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2/ MWll）』は10月28日正式リリース。しかし最近『オーバーウォッチ2』における「携帯電話番号の連携義務化」が話題になったことと関連し、CoDコミュニティも穏やかではないようです。

『CoD:MWll』のプレイには携帯電話番号が必要

『CoD:MWll』のプレイには携帯電話番号の登録が必要であることが、Battle.netを提供するBlizzardによる最近のリリースに明記されました。

ゲームの中にはご利用になるために電話番号を必要とするものがあります。

「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2」、「オーバーウォッチ 2」、および新規作成された「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」のアカウントは電話番号が必要です。

『CoD:MWll』だけでなく、新規作成された『CoD:MW』（2019年版）のプレイにも登録が必要で、他にも利用可能な電話番号に関しては以下の注釈が付記されています。

• ひとつのBattle.netアカウントに対してひとつの電話番号のみをご登録いただけます。
• 携帯通知はSMSで送信されます。iMessage（iOS）やWhatsApp（iOS、Android）のようなメッセージアプリには対応しておりません。
• プリペイドプランは携帯通知サービスに対応していない場合があります。
• 携帯通知は、VoIPや、着信を固定電話や携帯電話に転送するIP電話番号には対応しておりません。

プレイヤーからは賛否両論

Battle.netと携帯電話番号との連携義務については先日、Blizzardの最新作『オーバーウォッチ2』でも導入されました。しかし海外コミュニティを中心に批判が高まったことで、現在では「全プレイヤーの義務」から緩和されています。

こうした流れの中で、上記のリリースに『CoD:MWll』の名があったことは、CoDコミュニティにとって寝耳に水の話でした。

Redditで反応をうかがうと、『オーバーウォッチ2』が基本プレイ無料ゲームであるのに対して、有料ゲームの『CoD:MWll』でも電話番号の登録が求められることへの不満が見られる一方、「これでチーターが減る」、「何の問題があるんだ？」と肯定的なコメントも見られます。

電話番号の登録を求めるのは、もちろん不正防止のためです。チーターによる不正アカウント作成や、リバースブースティング（※）というスマーフ行為を抑止する効果が期待され、他にもアカウントの盗難によるトラブルも回避できる可能性があります。一方で、プリペイド携帯を使っているプレイヤーたちはやはりこの発表を率直に嘆いています。

※リバースブースティングとは：アカウントを2つ作成し、一方にわざと悪いパフォーマンスをさせ続けた後で、もう一方のアカウントと組ませ、自分の本来のレートよりも低いスキルのプレイヤーが集まるロビーに入る行為

Activisionからのコメントは？

『オーバーウォッチ1』からアカウントごと移行する『オーバーウォッチ2』と異なり、『CoD:MWll』は前作『CoD:MW』とストーリーだけがつながっている完全新規タイトルです。アカウントの連携先も、まだリリースされていない『ウォーゾーン2.0』が最初になると思われるため、過去作をプレイ済みのプレイヤーが、番号登録の義務を緩和される見込みは薄いのかもしれません。

まだ更新されたばかりなこともあり、今回の件に関して現時点でActivisionからコメントなどは発せられていません。いずれにせよ、プリペイド携帯ユーザーによる失望の声を乗り越えて、今回の措置により対戦中の不正行為が減っていくことを祈るばかりです。

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https://www.youtube.com/watch?v=OthMyIr9XIs

Source: Blizzard