『Destiny 2』国内発売から9年、開発終了までにルートシューターが残したもの

『Destiny 2』のタイタン、ハンター、ウォーロックの3クラスのガーディアンが岩場に並び立つキーアート
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2017年9月6日、Bungie製のルートシューター『Destiny 2』(Amazon)がPS4向けに国内発売され、9年が経った。前作『Destiny』の系譜を継ぎながらストーリーとPvP(対人戦)を大きく作り直し、発売前から国内でも大きな話題を呼んだタイトルだ。そして2026年6月、Bungieはライブサービス開発の終了を発表し、新規コンテンツの追加が止まった。


  • 3行まとめ
    • Bungieのルートシューター『Destiny 2』が、2017年9月6日の国内発売から9年を迎えた
    • 2017年当時は大ボリュームのストーリーと4vs4に刷新されたPvPで話題、国内公式コミュニティも誕生
    • 2026年6月の最終アップデートでライブサービス開発は終了、サーバーは稼働を続けている
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『Destiny 2』とはどんなゲームだったのか

『Destiny 2』は、SF世界を舞台にガーディアンとなって戦うルートシューターだ。FPSの撃ち合いにRPG的なハクスラ(ハックアンドスラッシュ)要素を組み合わせた作りで、協力プレイと、クルーシブルと呼ばれる対人戦の両輪でプレイヤーを長く遊ばせる設計になっている。

タイタン、ハンター、ウォーロックという3クラスにはそれぞれサブクラスが用意され、発売前にはタイタンの新サブクラス「センティネル」やウォーロックの「ボイドウォーカー」のプレイ動画が公開された。センティネルはスーパーとドーンウォードを併用できる汎用性の高いサブクラスとして注目を集め、育成とビルドの奥深さが本作の骨格を形づくっていた。

『Destiny 2』サブクラス「センティネル」の紹介カット。紫の光をまとった盾を構えるタイタンと、背景で交戦するガーディアンたち
発売前に公開されたタイタンの新サブクラス「センティネル」

装備まわりでも前作からのハクスラ要素は健在で、固有パークのランダム要素や武器シェーダーが追加され、集めた武器を自分好みに仕上げる楽しさが引き継がれていた。

Destiny 2 - 公式ゲームプレイ公開トレーラー [JPN]

2017年当時、国内はどう受け止めたか

発売前の情報公開でとりわけ驚かれたのがストーリーのボリュームだった。当時の情報では前作と比較にならないほどの大ボリュームとされ、情報量の多さに「プレイヤーが悲鳴をあげるほど」と伝えられていた。キャンペーン軽視と言われがちだった前作への反省が、続編ではしっかり形になっていたわけだ。

『Destiny 2』のストーリー場面。雨の降る丘の上から、都市の上空を埋め尽くす赤い艦隊を2人のガーディアンが見上げている
前作から一新されたキャンペーンは、街を襲う赤い艦隊から幕を開ける

PvPも作り替えられた。看板モードの「コントロール」は4vs4へと生まれ変わり、開幕から自陣の拠点は制圧済み、制圧速度も上がってよりスピーディな競技性が押し出された。チーム人数を絞ったことで一人ひとりの動きが勝敗に響く方向へと舵を切った格好だ。

体験の入り口も国内で盛り上がった。PS4版のベータは7月19日から24日にかけて開催され、新旧サブクラスを試せる内容に。さらにPS内には日本語の公式コミュニティーが誕生し、仲間募集やヘルプ、雑談の場が用意された。国内プレイヤーが腰を据えて遊ぶための土台が、発売前から整えられていたことがうかがえる。

9年でたどり着いた場所

『Destiny 2』が示した「FPSの手触り+ハクスラ+長期運営」というスタイルは、その後のルートシューターやライブサービス型のシューターに大きな影響を残した。撃ち味とビルドの両立、シーズン制で更新され続けるコンテンツという枠組みは、いまや多くのオンラインシューターが参照する定番になっている。

本作も姿を変えながら走り続けてきた。2019年10月には基本プレイ無料の「新たな光(New Light)」として生まれ変わり、同時にPC版の販売もSteamへ移行。2022年にはBungieがSonyの傘下に入った。拡張とシーズンで積み上げてきた「光と暗黒」のサーガは、2024年6月の拡張「最終形態」で一区切りを迎え、その後も2025年7月の「運命の境界」、12月の『スター・ウォーズ』コラボ拡張「反逆」と続いた。

そして2026年5月22日、Bungieは『Destiny 2』のライブサービス開発を終了すると発表。6月9日配信の最終アップデート「Monument of Triumph」をもって、新規コンテンツの追加は止まっている。ただしこれはサービス終了(シャットダウン)ではない。Bungieは発表のなかで、初代『Destiny』が今もそうであるように『Destiny 2』をプレイできる状態に保つと約束しており、それまでに実装された全コンテンツは6月9日以降も遊べるサポートページで案内している。ゲームの健全性と安定性のために修正パッチを出す可能性は残す、とも書かれている。Bungieはこの先について、スタジオとしての新たな出発に軸足を移し、次のゲームの開発に着手すると述べている。

9年前、大ボリュームのストーリーと刷新されたPvPで国内を沸かせたルートシューターは、基本無料化とSteam移行を経て、コンテンツ更新の止まったメンテナンスモードへと辿り着いた。9年ぶんのキャンペーンと拡張は残っているので、当時の物語を最後まで見届けるなら今からでも遅くない。

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Source: playstation.com


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