3人の工場労働者が2年半かけて作ったPvEvP(プレイヤー対環境対プレイヤー)エクストラクションシューター『Exit Ways(エグジット ウェイズ)』が、Steamでの早期アクセス配信開始からわずか2時間後に「これは詐欺ゲームではない」と声明を出す事態になっている。
サーバーに入れない、マッチングが成立しないといった「そもそも遊べない」報告がレビューに積み上がり、開発陣がSteamの公式ニュース投稿で釈明した。
- 3行まとめ
- 『Exit Ways』の開発陣が、配信開始の約2時間後に「これは詐欺ゲームではない」と声明を出した
- レビューにはログイン不能・マッチング不成立・弾が当たらないなどの不満が並び、評価は「やや不評」
- 工場労働者3人の初タイトルで、8月24日の発売を延期した末に初日だけでホットフィックスを3本投入した
発売2時間後に「これは詐欺ゲームではない」

『Exit Ways』の配信開始は日本時間9月8日午前2時。その約2時間後、開発陣はSteamの公式ニュース投稿に「Three factory workers make a game(工場労働者3人がゲームを作る)」と題した一文を出した。開発チームの規模の小ささを自ら掲げる形の見出しだ。
把握している問題やエラーの大半についてすでに対応を進めており、今後も継続していくと説明。そのうえで「これは詐欺ゲームではない」と明言した。注目度と同時接続プレイヤー数、そしてプレイヤーの期待が、現時点での開発者としての自分たちの能力を超えてしまったのだという。言葉だけでなく努力と行動でそれを証明したい、と続けている。
まさにこうした事態がバージョン1.0で起きないようにするために早期アクセスへ踏み切ったのだ、というのが投稿の締めくくりだ。
しかしこの投稿はあまり意味をなしていない。どれだけ開発規模が小さくとも、有料で販売している以上、少なくとも遊べるようにして公開するのが筋だろう。5万人のウィッシュリスト登録は喜んで報告していたのに、発売2時間後に「開発規模」の言い訳を並べてしまった。しかし、本当に詐欺ではないようにも見える(理由は後述)。
何が「詐欺」と言われたのか

配信開始からの数時間で、Steamのユーザーレビューには不評が積み上がった。目立つのは「そもそも遊べない」の声だ。ログイン画面でユーザー名が入力できない、サーバーに入れない、マッチングが成立しない、マッチに入れても他のプレイヤーがほとんどいない。遊べた側からは、開始直後に敵の目の前に湧く、弾が当たらない、ゾンビが壁越しに殴ってくる、といった報告が並ぶ。日本語のレビューも「ロードバグから抜けたと思ったらチュートリアルを吹っ飛ばされる」「マッチが始まっても他のプレイヤーが基本的にいない」と同じ壊れ方を書いている。ウィッシュリスト6万件に対して、サーバーは同時接続700人に届かないうちに落ちたとするレビューもある。
ストアで買ったアセットを寄せ集めただけではないか、AIに書かせたコードではないか、と疑うレビューも複数あり、「詐欺」の語はこうした流れの中で出ている。開発陣が批判を受けてDiscordのテキストチャンネルを閉じたとする投稿は、否定的レビューの中で最も多くの「参考になった」を集めている。声明はこの状況に対する返答だった。
本稿執筆時点(9月9日)のユーザーレビューは192件で「やや不評」。肯定は41件にとどまり、日本語のレビュー6件も4件が「おすすめしません」だ。
初日だけでホットフィックスが3本
声明が言葉だけで終わっていないことは、同じ日の更新履歴から読み取れる。配信開始から約6時間のあいだに、地域の自動振り分けの修正、協力プレイのスポーン地点とクラフト時のアイテム複製バグの修正、ゲーム内ショップの修正と、ホットフィックスが3本続けて投入された。
購入者はしばらく我慢すれば、トレーラーのようにしっかり遊べるゲームへと進化するのかもしれない。
8月24日の発売は一度飛んでいた
開発元はASKES。『Exit Ways』は同チームにとって初のタイトルで、当初は8月24日の配信を予定していた。ところが直前になって「WE MESSED UP(やらかした)」と題した投稿で無期限の延期を発表している。早期アクセスの追加、ビルドの提出、価格の引き下げのそれぞれにSteamの審査が入ることを見落としていたのが理由で、発売日に買うつもりでいたプレイヤーに向けてチーム名義で謝罪していた。
2週間遅れで迎えた配信当日、ウィッシュリストは6万件に達していたという。ゾンビが徘徊する荒廃した世界で生存者を救助し、装備をクラフトして拠点を築くエクストラクション(脱出)型のサバイバルシューターで、環境の脅威と他プレイヤーの両方を相手取るPvEvP構造が軸になっている。

『Exit Ways』はSteamにて早期アクセスで配信中。通常1,170円のところ、ローンチセールで15%オフの994円になっている。日本語表示にも対応済みだ。不具合の修正はまだ途中で、開発陣は対応を継続する姿勢を示している。
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Source: steampowered.com
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コメント
コメント一覧 (2件)
なるほど、少人数での開発と言い訳をすれば詐欺ゲームを販売しても問題ないということなんですね。
これが詐欺ならWW3の壁紙も詐欺になるのではとww