Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、次回のシーズンアップデート(Y7S4)となる「オペレーション・ソーラーレイド」の全情報が発表されました。この記事ではそのうち、新防衛オペレーターのSolis(ソリス)についてお届けします。
新オペレーターSolisは「防衛側IQ」
『レインボーシックス シージ』66人目のオペレーターとして登場するのは、Solis(ソリス)ことアナ・ヴァレンティーナ・ディアス。防衛側の新たな情報系として、Caveira(カヴェイラ)のチーム「ゴーストアイズ」に加わります。
コロンビア出身で、同国のAFEAU(都市テロ対策特殊部隊)で訓練を積んだ彼女は、頭脳派でありながら銃器の扱いや接近戦にも長けた、総合力の高いスペシャリストです。
- 難易度:3
- スピード:2
- 体力:2
- 固有ガジェット:SPEC-IO エレクトロセンサー
Solisのロードアウト
- メインウェポン:P90、ITA12L
- サブウェポン:SMG-11
- ガジェット:インパクトグレネード、防弾カメラ
- 武器は3種とも倍率サイトなし
メインウェポンはP90とITA12L。高レートなSMGで果敢に戦いに行ったり、固有ガジェットのエレクトロセンサーによる情報を元にショットガンで上下からスニークキルを狙うなど、幅広い立ち回りに対応しています。
サブウェポンとして、高レート&高火力&高反動で知られるSMG-11を持っているため、火力面でも頼れる存在です。なお倍率サイトはどの武器にもついていません。P90とSMG-11のバレルは5種すべて選択可能。SMG-11はアングルグリップとバーティカルグリップが選択可能で、レーザーサイトもつけられます。
サブガジェットはインパクトグレネードと防弾カメラですが、後述するエレクトロセンサーの役割を踏まえると、インパクトグレネードでほぼ固定になりそうです。
固有ガジェット「SPEC-IO エレクトロセンサー」
Solisが「SPEC-IO エレクトロセンサー」を起動すると、壁やスモーク越しに、半径15メートル以内にある攻撃側の電子機器ガジェットを発見できるようになります。さながら「防衛側のIQ(アイキュー)」と言えるガジェットです。1つの画面に映せるガジェットは最大15個(自分から近い順)です。
「電子機器」には、固有ガジェットやサブガジェットだけでなく、ドローンとそれを操作するオペレーターのカメラ端末、そしてディフューザーも含まれます。
エレクトロセンサーに映る情報はSolisにしか見えず、IQのスペクターと異なり、壁越しに固有ピンを立てることはできません(他のオペレーターと同様に、視認しているガジェットには固有のピンを立てられます)。
一方で、エレクトロセンサーには「クラスタースキャン」の機能があります。このスキャンを使うことで、自分の画面に映っているガジェット最大5つ(自分から近い順)に赤ピンを立て、位置情報を味方と共有できます。強力ですが、スキャンを使うとエレクトロセンサーのチャージがどれだけ残っていてもすべて消費されるというデメリットもあります。
スキャンによる赤ピンは、人間ではなくガジェットに立てられます。たとえばカメラを操作中のオペレーターには、自分のカメラにピンが立てられたことは通知されません。この性質を利用して、Pulseと同じ要領でスニークキルが可能です。
エレクトロセンサーの詳細な仕様
- 効果時間:20秒
- チャージを使い切ると、自動リチャージが始まる。再使用可能になるまで10秒かかる。すべてのリチャージが完了するまで、さらに10秒(計20秒)かかる
- 効果範囲:半径15メートル
- 壁や床、スモーク越しに最大15個のガジェットを同時に発見できる
- Pulseの心拍センサーは9メートル、IQのスペクターは20メートル
エレクトロセンサーはIQの探知ガジェット「スペクター」の防衛版ですが、こちらはチャージ式になっており、連続で20秒起動した後は最低10秒間リチャージしなければなりません。その代わり、Pulseの心拍センサーよりも広い範囲をスキャンすることができます。
エレクトロセンサー起動中は発砲できませんが、以下のことが可能です。
- 近接攻撃をする
- インパクトグレネードを投げる
- カメラにアクセスする
- 補強をする&バリケードを張ったり壊したりする
- 走る
センサー起動中もイングレは投げられる点は覚えておきたい仕様で、壁や床の向こうにあるガジェットの位置を確認しながら、いわゆる「イングレ餅つき」をすることが容易になっています。もちろんBandit(バンディット)とコンビで運用すれば、通常の餅つきもさらに容易になるでしょう。
攻撃側の各ガジェットへの反応
以下に、攻撃オペレーターの各ガジェットに対し、Solisのエレクトロセンサーがどのように反応するかをまとめていきます。
汎用ガジェット
- ドローン
- ドローン操作中は、ドローンと、それを操作しているオペレーターのカメラ端末、それぞれをエレクトロセンサーで発見できる
- 操作されていないドローンは発見できないが、攻撃オペレーターがドローンのカメラ画面に切り替えた時点で、そのドローンを発見できるようになる
- 準備フェーズ中の攻撃側は全員ドローン視点になり、オペレーター視点がないため(※オペレーター再選択画面に切り替えても、ドローンは操作中の状態のまま)、Solisのセンサーが届かない距離にドローンを逃がすか、他人のドローン画面に切り替えて自分のドローンを隠す必要がある
- 自分がドローン画面から離れても、他人が自分のドローン画面を見た場合はセンサーで発見される
- Mozzie(モジー)でハッキングしたドローンは、防衛側のものになるためエレクトロセンサーが反応しなくなる
- ブリーチングチャージ&ハードブリーチングチャージ&クレイモア
- オペレーターがそれを取り出した時点から、エレクトロセンサーで発見できるようになる
- インパクトEMPグレネード
- インパクトEMPグレネードを受けると、エレクトロセンサーは一時停止する
- インパクトEMPグレネードはエレクトロセンサーで発見できない
- ディフューザー
- 攻撃側が落としたディフューザーを発見できる
- 設置中のディフューザーを発見できる
- 設置後のディフューザーを発見し、視認したときと同じように防衛側全員にその場所を共有できる
固有ガジェット
- Thatcher(サッチャー)
- EMPグレネードを受けると、エレクトロセンサーは一時停止する
- EMPグレネードはエレクトロセンサーで発見できない
- Thermite(テルミット)
- ヒートチャージを取り出した時点から、エレクトロセンサーで発見できるようになる
- Twitch(トゥイッチ)
- ショックドローンとエレクトロセンサーの関係は通常のドローンと同じ
- IQ(アイキュー)
- 起動中のスペクターをエレクトロセンサーで発見できるが、IQも起動中のエレクトロセンサーを発見できる
- Blitz(ブリッツ)
- 盾を持っているときは、常時エレクトロセンサーで発見できる
- 盾を背負っているとき(伏せ状態含む)は、エレクトロセンサーで発見できなくなる
- Fuze(フューズ)
- クラスターチャージを取り出した時点から、エレクトロセンサーで発見できるようになる
- Hibana(ヒバナ)
- カイロスランチャーを構えた時点から、エレクトロセンサーで発見できるようになる
- ペレットも着弾時にエレクトロセンサーで発見できるが、そこに何個貼られているかは分からない
- Jackal(ジャッカル)
- アイノックスを起動した時点から、エレクトロセンサーで発見できるようになる
- Ying(イン)
- カンデラを握った時点から、エレクトロセンサーで発見できるようになる
- Dokkaebi(トッケビ)
- ロジックボム起動時にエレクトロセンサーで発見できる
- Finka(フィンカ)
- アドレナリンサージ起動中のFinkaは、エレクトロセンサーで発見できる(Finkaの左手にアイコンが出る)
- Finka以外の、サージ起動中の攻撃オペレーターは発見できない
- Lion(ライオン)
- EE-ONE-D起動中のLionは、エレクトロセンサーで発見できる(Lionの左手にアイコンが出る)
- Nomad(ノーマッド)
- 武器からエアジャブを発射した時点から、エレクトロセンサーで発見できるようになる
- Nook(ヌック)
- プレゼンスリダクション起動中は、エレクトロセンサーで発見できる
- Iana(イアナ)
- ジェミニとエレクトロセンサーの関係は通常のドローンと同じ
- Ace(エース)
- Aceがアクアブリーチャーを握った時点から、エレクトロセンサーで発見できるようになる
- Zero(ゼロ)
- アーガスカメラとエレクトロセンサーの関係は通常のドローンと同じ
- Flores(フローレス)
- ラテロとエレクトロセンサーの関係は通常のドローンと同じ
- Sens(センズ)
- ROUプロジェクターシステムを放射するプロジェクターが、それぞれエレクトロセンサーで発見できる
- Grim(グリム)
- ハイヴランチャーのポッド部分のみエレクトロセンサーで発見できる。ビーボッドは発見できない
上記のリストに名前の無いオペレーターのガジェット(フリップサイト、クロスボウ、低速爆薬ランス、トラックススティンガー等々...)はすべて、電子機器ではないためエレクトロセンサーに反応しません。
攻撃側にとって厄介なのは、Yingがカンデラを握った瞬間や、Aceがアクアブリーチャーを握った瞬間、Floresがラテロを取り出した瞬間など、一部のガジェットはそれが出てきた瞬間に存在が分かることです。シージの理解度が高いプレイヤーなら、攻撃側が仕掛けてくる手前でその意図を察することができるようになるため、うまく情報共有できればそれだけ有利になるでしょう。
Solisによって多大な不利益を被っているのがBlitzで、盾を持って歩いているだけでもセンサーに発見されてしまいます。他にもラッシュに使えるオペレーターの電子機器ガジェットも、起動した瞬間にそれを見られてしまいます。
オペレーターの存在を見つけること自体はPulseでも可能ですが、Solisは制限時間がある代わりに効果範囲が心拍センサーより5メートル広く、さらに前述の通りガジェットが出現したタイミングも分かる点で優れています。ラウンド序盤のドローン壊しや、中盤の重要エリアをめぐる攻防、最終盤のセットプレーなど、大抵の場面で無駄にならない点も魅力です。
それでも難易度は高い
書いてあることは非常に強力なSolisですが、「難易度3」のオペレーターであり、そのポテンシャルをフルに活用するには、要求されるプレイヤースキルも非常に高いという印象を受けました。
情報系オペレーター全員に言えることですが、どこにどんなガジェットがあるのかは分かっても、敵が何をやろうとしているのかを見抜けなければ適切なリアクションができないため、高いゲーム理解度が求められます。
逆に言うと、シージを深く理解しているプレイヤーの手に渡れば、典型的な作戦しかないチームはSolisの餌食になるでしょう。シージIQに自信のある方は、ぜひSolisを新たな相棒に迎え、情報戦で敵を圧倒してみてください。
新オペレーターSolisや新マップ「ナイトヘイヴンラボ」以外にも、さまざまな変更が加えられるY7S4「オペレーション・ソーラーレイド」は、現地時間12月6日にリリースされます。
発表では、テストサーバーは今週中にアクセス可能になるとのことです。PC版シージをお持ちの方は、ぜひテストサーバーに参加して、開発側にデータやフィードバックを提供してみてください。
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- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Press Release
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コメント
コメント一覧 (3件)
・準備フェーズ中の攻撃側は全員ドローン視点になり、オペレーター視点がないため(※オペレーター再選択画面に切り替えても、ドローンは操作中の状態のまま)、Solisのセンサーが届かない距離にドローンを逃がすか、他人のドローン画面に切り替えて自分のドローンを隠す必要がある
・自分がドローン画面から離れても、他人が自分のドローン画面を見た場合はセンサーで発見される
↑コレ準備フェーズに他人のせいでバレてギスる要因になりかねなくて怖い。出撃画面になったら電源切れてほしい
MacieJayが1v1でディフューザー設置を落とす動画を上げることが容易にわかるオペ
起動時のみとはいえ、準備フェーズの置きドローンに対する明確なアンチなのは変わりないしめちゃくちゃ強いな
足3になるしゼロ使ってカメラの数増やしたくなる
ディフューザーの位置が確認できるのは超いいな
あとドローン隠しても使用してる間しかバレないのはちょっと安心