PRO X 2 のいまいちなところ❌
- 初代PRO Xより軽量化!でも300gオーバー
- マイクミュートが分かりづらい
- 付属ケーブルはビニール製でスピーカーとマイクを分けるスプリッターなし
- マイク単体の性能は強化なし
- イコライザーの自由度がもっとほしい!
- ゲーム音とVC音を分ける機能はない(裏技あり)
色々書いていますが、イコライザーや音を分ける機能などは普通にプレイする分には必要ないかもしれません。
軽量化!でも300gオーバー
PRO X 2の重量を実測で本体が342g、マイク込みで352g(マイク10g)。「初代PRO X(ワイヤレス)」よりも25g軽量化されているので初代ユーザーには朗報ですが、300gオーバーは比較的重い部類。次世代機にはもう少しがんばってほしいところ。
マイクミュートが分かりづらい
他機種の中にはマイクに赤色LEDが搭載されており、点灯していればミュートと判断できる製品があります。しかし、PRO X 2のマイクミュートは、ミュートボタンが飛び出ているかどうかを確認する以外に、判断する方法がありません。装着中はボタンが見えず、触れて確認する必要があります。もし相手に話しかけても返事がない場合、それはシカトではなくミュートかもしれません。筆者は2回もこのミスをして恥ずかしい思いをしました。
ビニール製ケーブルでスプリッターなし
付属のケーブルは布製ではなくすべてビニール製。接続時に物が当たると衝撃音が聞こえてしまう可能性があります。また、スピーカーとマイクを分けるスプリッターケーブルは付属していません。最近では使う機会が少なくなったとはいえ、「初代PRO X(有線)」にはスプリッターケーブルが付属していたのでちょっと残念。ただしこれらが必要ない人には、製品価格が抑えられているはずなので逆にメリットにもなりそうです。
マイク単体の性能は変化なし
PRO X 2のスピーカーの音質は大幅に進化しましたが、マイク単体の性能は前モデルと同じです。マイクはせっかく取り外し可能なので、ASTROヘッドセットのMOD KITのような、異なる性質を持つ交換マイクが発売されると楽しそうです。
ちなみに有線PRO Xのマイクは互換性がありますが、色合いだけで特に音質の変化は感じませんでした。
エフェクトとサンプラー機能は発展途上
PRO X 2の新機能であるマイクエフェクトとサンプラーは、面白い機能ではありますが現時点では未完成と考えられます。まだまだVoicemodの方が数段上です。しかし、外部アプリに頼らずメーカー側から直接提供されるのはシンプルでありがたい要素。今後のアップデートに期待しましょう。
イコライザーの自由度が少ない
専用アプリでのイコライザー調整幅は(80 ~ 6600)Hzに制限されており、自由度は高くありません。プロ向けヘッドセットでは、より細かな調整が望ましいと感じます。初心者でも簡単にイコライザー設定を楽しめる利点もありますが、PRO X 2のターゲット層は初心者ゲーマーではないでしょう。
有線PRO XとPRO X 2のイコライザーは設定可能な項目数が同じですが、設定の引き継ぎやダウンロードができないのも悲しいポイント。こちらも改善を待ちましょう。
ゲーム音とVC音が分けられない
PRO X 2 ヘッドセット単体では、ゲーム音とVC音を個別に調整できず、専用アプリの設定が通話にも影響します。オーディオミックス機能を使う方法もありますが、相手の声が収録できないなどの制約があります。外付けオーディオデバイスとの有線接続で解決する可能性もありますが、無線の利便性は失われます。
ゲーム音とVC音を分ける方法!
そこで便利な裏技です。SteelSeriesの総合ソフトウェア「GG」に含まれるSonerなら、無線のままゲーム音とVC音を分けることができます。SteelSeries以外のヘッドセットでも利用可能なので、ぜひ試してみてください(詳細記事)。
コメント
コメント一覧 (1件)
初代からイコライザーの項目が減ってるのが気になる
好きな音質にできないんじゃないかと不安に思う