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オーバーウォッチ2:、短編小説「ヒーローたちの夜明け:名誉の息づく場所」公開、“名誉”を言い訳に逃げ続けたハンゾーの決意

オーバーウォッチ2:、短編小説「ヒーローたちの夜明け:名誉の息づく場所」公開、“名誉”を言い訳に逃げ続けたハンゾーの決意
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本日2024年8月27日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 の短編小説「ヒーローたちの夜明け:名誉の息づく場所」を公開した。

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短編小説「ヒーローたちの夜明け」シリーズ

本日公開された短編小説「名誉の息づく場所」は「ヒーローたちの夜明け」シリーズの5作目。過去に公開された「ヒーローたちの夜明け」の作品は「オーバーウォッチ」や「タロン」といった中心組織に所属していないヒーローをメインストーリーに結び付けるシリーズとなっている。

短編小説「ヒーローたちの夜明け:名誉の息づく場所」の主人公は「ハンゾー」。オーバーウォッチの主要メンバーである弟の「ゲンジ」に比べ、ストーリー的な露出の少ない人物であるが、本作の展開によってヌルセクターの侵攻や橋元組といったメインストーリーと大きく関わる事になる。

短編小説「ヒーローたちの夜明け:名誉の息づく場所」

パリへのヌルセクター侵攻はシネマティックトレーラー「Zero Hour」で描かれている内容

本作の舞台は、橋元組のお膝元「東京」。パリへのヌルセクター侵攻を報道するニュース映像を見ていた際に突如聞こえた今は亡き父「島田宗次郎」の声に導かれ、この地で「ハンゾー」は父の仇である橋元組の組員達と遭遇。“嵐ノ弓”や各種アビリティを利用し奮戦するも多勢に無勢、路地で意識を失ったハンゾーは橋元組のアジトに連行されてしまう。

意識を取り戻したハンゾーは、橋元組のアジトで予想外の人物と再会する。その人物は幼少からハンゾーをよく知る「山神敏郎」、橋元組の組員に(処刑を行うために)ハンゾーの身元を確認するよう向かわされたと言う。

敏郎との懐かしくも厳しい答弁の中、自身の過去を振り返るハンゾー。そして、ゲンジに最後に言われた「兄者、生きる理由を探すんだ」という言葉がハンゾーの脳裏に浮かび上がる。答弁の末、敏郎は娘であるキリコへの言伝を頼み、部屋を後にする。

ハンゾーは処刑のため、橋元組幹部の前に連れ出される。銃の撃鉄が起こされたその時、部屋の照明が明滅し、青白く光る狐が現れる。と同時に、ハンゾー目掛けて飛んできたクナイによって拘束が解かれ、赤いフードで顔の下半分が覆われた巫女姿の狐の忍者が現れる。

「青白く光る狐」と言えば

これまでにも共に戦ったことがあるかのような連携を見せ、部屋の中央で立ち位置を入れ替えながら戦う二人。組員を片付けながら逃げ出す幹部を追いかける中で窓の外に目をやると、東京タワーの上空にヌルセクターの司令船が浮かびドロップポッドが街中に降り注いでいた。

外に出たハンゾーは、逃げる橋元組の装甲車を追おうとするが「みんなが私たちを必要としてる」と忍びの言葉に止められる。ヌルセクターの侵略は既に始まっており、少し離れた鉄坂からも火や煙が上がっている。ハンゾーは、忍びの言葉に頷くと目の前の戦闘ロボットを撃ち落とし、市民を安全な場所に誘導する。

一時的に辺りの状況が落ち着き「拙者はお前を知っている」と忍びに伝えるハンゾー。それに忍びは「こっちだって。島田のことなら多少は知ってる」と返す。幼馴染との皮肉交じりの会話が、ハンゾーが心の奥底にしまい込んだ記憶をすべて蘇らせる。

キリコの目的はヌルセクターの襲撃を利用して敏郎を助け出すことであった。それは叶わなかったものの、敏郎の無事と「橋元組に抵抗する娘を誇りに思う」という父の言葉は確認できた。

再び島田宗次郎の声がハンゾーに語りかける。「勝利した龍がかつて住んでいたねぐらに入ると、そこは空っぽで寒々としていた。虎はすべて奪っていった。しかし、そこで龍は自分が求めていたものは財宝や臣下ではなかったことを悟った。龍は自らの善行により、失っていた最も貴重なもの、“故郷”を取り戻したのだ」

「鉄坂に戻るべきか」そう呟くハンゾーをキリコは驚きながらも歓迎し、二人はゆっくりと並びながら家路につくのであった。

「島田家」

暗殺集団としての力や武器と違法薬物の売買によって作り上げられた、巨大犯罪組織。名誉と敬意を重んじる「島田宗次郎」を頭領としていた時代は、町民達と上手く主従の関係を構築していた。また、タロンとの接触もあったが、目的の不一致によって手を組むことはなかった。

宗次郎の亡き後、結果や利益のみを求める一族の長老達の暴走によって勢力は衰退。旧オーバーウォッチによって制圧された後、島田家の縄張りは橋元組の支配下となってしまう。『オーバーウォッチ』本編には、一族の末裔である「ハンゾー」「ゲンジ」がプレイアブルキャラクターとして登場している。

「橋元組」

島田家に替わり鉄坂周辺を支配する組織。「与える者」と呼ばれた島田家に対して「奪う者」と表現され、構成員は特徴的な鬼の面を着けていることが多い。「鉄坂周辺の強引な近代化推進」「売り上げのピンはね」など町民から良く思われていないが、その勢力の大きさから誰も逆らうことができない。

悪役として描かれる事がほとんどの橋元組だが、今回(ハンゾーの予想ではあるが)ヌルセクターの侵攻に備えて招集が行われており、「タロン」のように現状最大の敵である「ヌルセクター」と直接の繋がりはないようだ。

「山神家」

かつて島田家に仕えていた一族。橋元組が支配する現状に不満を持ちつつも、町民への被害を最小限に抑えるため、表面上は橋本組に協力的な姿勢をとっている。これまでに以下の三名(+キリコの祖母)が山神家の一族として登場している。

  • 山神 敏郎
    • 鉄坂で名を知らぬ者が居ない程の刀の名匠。現在は橋元一族お抱えの鍛冶職人として活動しており、その理由は鍛冶の腕前だけでなく、名うての剣客「山神 朝」を操るためでもある。
    • ハンゾーの見立てでは、橋元組では「大量生産」を理由に、わざと粗悪な刀をつくっている可能性が高い。
  • 山神 朝
    • 山神 敏郎の妻であり、ハンゾー・ゲンジ・キリコの師匠。本作では「島田一族の最も偉大な忍」とも記載されている。今回直接の登場はなかったものの作中では、ハンゾーが彼女の教えを思い出すシーンが何度も登場している。
  • 山神 霧子
「島田家」「橋元組」「山神家」の関係性については、こちらの記事でも詳しく紹介している。
  • タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2
  • 発売日:2022年10月5日
  • 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
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Source: Overwatch

オーバーウォッチ2:、短編小説「ヒーローたちの夜明け:名誉の息づく場所」公開、“名誉”を言い訳に逃げ続けたハンゾーの決意

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