『Division 2(ディビジョン2)』の開発を手がけるMassive Entertainmentは、現在進行中のイヤー6についてロードマップの変更を発表した。
2024年の夏に始まったイヤー6では、2025年になってから新DLCがリリースされると予告されていた。しかし1月29日、「可能な限り最高の体験をお届けするため」に、これが延期されると発表された。なおイヤー6シーズン3については予定通り、現地時間2月25日にスタートする。
『ディビジョン2』イヤー6の新DLCが延期へ
「エージェントの皆さん、こんにちは!
開発チームは『ディビジョン2』の未来を築き続けることに専念し、新シーズンなどのエキサイティングなアップデートをご用意しています。2月25日から始まるこの新シーズンを、皆さんにプレイしてもらうのが待ちきれません。
予定しているDLCのリリースを、心待ちにしている方も多いと思います。可能な限り最高の体験をお届けするため、少し時間をかけてこのDLCを洗練させることにしました。つまりイヤー6の間にはこのDLCはリリースされません。
ご理解とご支援に感謝致します。後日さらなるアップデートをお届けしますので、ご期待ください!」
延期された「新DLC」とは?
『ディビジョン 2』では現在、イヤー6シーズン2「シェード・オブ・レッド」が進行中。イヤー6ではシーズン・ジャーニーという連続ミッションをコアに「シーズン制のライブサービスゲーム」の側面をさらに強化。各シーズンでテーマが変わる「シーズンMOD」など、新規もベテランも新鮮な気持ちでプレイが続けられる工夫が施されている。
今回Massive Entertainmentが言及した「DLC」とは、イヤー6のロードマップに記載された新ストーリーコンテンツのことだ。その内容は、「すべての始まりの地であるニューヨークのブルックリンを舞台に展開される」とのことで、コミュニティからの注目が高まっていた。
『ディビジョン 2』ではこれまでも「DC郊外: エクスペディション」など3つのエピソードや、大型拡張パックである「ウォーロード オブ ニューヨーク(WoNY)」がリリースされてきた。2020年の「WoNY」から時間は空いたものの、いずれリリースされる新DLCでも、膨大な新コンテンツや新鮮な体験が期待できる。
とはいえ「新DLC」の開発は難航しているのかもしれない。振り返ると、もともとは「イヤー5」のロードマップで、シーズン4で「新DLC」がリリースされると予告されていたからだ。しかしその後の2023年末、「プロジェクト・リゾルブ」というゲームの大規模な改修計画が発表。1年が4シーズンから3シーズンに縮小され、「イヤー5シーズン4」も立ち消えた。新DLCについては、2025年に延期されると説明されていた。
つまり今回の発表は、延期されたDLCのさらなる延期を意味する。イヤー6ではリリースされないとのことで、詳細不明のイヤー7(またはそれ以降)の発表を待つことになる。2025年内なのか、2026年に入ってしまう可能性もあるかは明かされていない。
2025年はどうなる『ディビジョン』シリーズ
『ディビジョン』シリーズ全体では、『ディビジョン ハートランド』が開発中止となった一方、モバイル版の『ディビジョン リサージェンス』は開発継続。また、最初期段階と思われるが『ディビジョン3』の存在が公式に明かされている。
『ハートランド』の件はともかく、『ディビジョン2』イヤー6シーズン3は予定通り2月25日にスタートし、さらにモバイル作品と新作も控えていることも踏まえると、シリーズファンはそこまで悲観する必要はなさそうだ。DLC延期は残念だが、まずは2月の新シーズンの詳細を待ちたい。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: X
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