オーバーウォッチ 2：ソルジャー76の過去とイラリーとの任務を描く短編小説「過ぎ去りし未来」が公開 / プライド月間中はログイン報酬を配布

本日2025年5月30日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2（オーバーウォッチ 2）』の公式ニュースページを更新し、6月のプライド月間に合わせて実施されるゲーム内アップデートの詳細を公開した。

また、ゲイというアイデンティティを持つソルジャー76を主人公とした短編小説「過ぎ去りし未来」も公開されている。

短編小説「過ぎ去りし未来」

本日公開された短編小説『過ぎ去りし未来』では、過去パートと現代パートが交互に描かれている。

過去パートでは、ソルジャー76ことジャック・モリソンと、かつての恋人「ヴィンセント」との出会い、強化兵士計画への参加を前に抱えていた葛藤、愛と責務の狭間で揺れ動く心情が描かれている。

一方の現代パートは、短編小説『ヒーローたちの夜明け：運のいい男』の後日譚となっており、ジャックがソンブラの依頼を受けて南米オアシスの研究所に潜入する場面が描かれる。同行者は、自身も過去に仲間を失った痛みを抱えるサポートヒーロー「イラリー」。彼女との交流を通じて、ジャックはかつての選択と向き合い、ヴィンセントとの未来を改めて考え直すきっかけを得る。

現代パートの進展としては、モイラが関わるオアシス研究所が収集していた「太陽の戦士」に関する情報を削除するのみで大きな進展はなかったもののソルジャー76が経験した「オーバーウォッチスイス本部の爆発事件」とイラリーが経験した「身体強化の儀（太陽の撚糸）での大爆発」には「人類の発展と保護のために尽力している組織が、たった一度の大爆発で壊滅した。」という共通点が見出される。

現代パートでは、モイラが関与するオアシスの研究所が保有していた「太陽の戦士」に関するデータを削除するという任務が主な展開であり、大きな物語の進展は見られなかった。しかし、ソルジャー76が経験した「オーバーウォッチスイス本部の爆発事件」とイラリーが経験した「身体強化の儀（太陽の撚糸）での大爆発」には「人類の発展と保護のために尽力している組織が、たった一度の大爆発で壊滅した。」という共通点が見出される。

任務を終えた物語の終盤、ソルジャー76は、イラリーから「“エネルギーの測定値”と“イラリー自身による太陽の撚糸”の映像」を託される。そして彼は、そのデータを分析し、結果を必ずイラリーに伝えることを誓う。

「プライド月間」ゲーム内イベント

5月31日から6月30日までの間にログインしたプレイヤーには、以下の2種のアイテムが配布される。

• ソルジャー76用レア・スキン「不屈の戦士」
• レインボー・カラーの煙玉を使った特別エモート

いずれもプライド月間を象徴するデザインとなっており、プレイヤーが自らのアイデンティティや支持の意志をゲーム内で表現できる内容となっている。

加えて、プライド月間を祝う「プライド・フェスティバル」が、ハイブリッド用マップ「MIDTOWN」にて開催される。本マップは期間中、紙吹雪が舞う華やかな装飾が施され、クイック・プレイ、ライバル・プレイ、アーケード内の専用カードからアクセス可能だ。

現実世界の各地で行われるLGBTQ+コミュニティのパレードやフェスティバルに呼応し、ゲーム内でも“勇気と団結”をテーマにした祝祭が展開される。

Source: Overwatch