CoDシリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 7(コールオブデューティ: ブラックオプス7)』は11月14日発売予定で、Amazonでも予約受け付け中。
日本時間10月10日午前1時をもって、オープンベータが無事に終了した。メイン開発を手がけるTreyarchからは早速、リリース時に実装される変更点が共有されている。スキルマッチの大幅緩和など、CoDの歴史を変えそうな興味深い内容だ。
『CoD:BO7』で「オープン・マッチメイキング」正式採用

「オープン・マッチメイキング」が、リリース時にデフォルト設定として正式採用されることとなった。
他の対戦型タイトルと同様『コールオブデューティ』シリーズも、マッチメイキングの際にはプレイヤーのスキル値を重視し、なるべくスキルが近い者たち同士でロビーが編成されるシステムになっている。
いわゆる「スキルマッチ(SBMM=Skill Based Match Making)」と呼ばれるこのしくみは、2007年の『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』から導入され、その後時代とともに調整されてきた。現在の形になったのは、2019年のリブート版『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』からとされている。
しかしTreyarchは「プレイヤーにより多様な体験をしてもらいたい」という思いから、『BO7』ベータでは、プレイヤースキルをほとんど考慮しないマッチングシステム「オープン・マッチメイキング」を実験的に導入した。
海外コミュニティのインフルエンサーたちはこの試みを絶賛していたが、開発側でも手応えがあったのだろう。『BO7』の初日からこの「オープン・マッチメイキング」がデフォルト設定として組み込まれることになった。詳細は後日共有される。
解散しない「永続ロビー」
スキルマッチと同様に議論されていたのが「ロビーの解散」機能だ。
マッチメイキングを開始したプレイヤーたちは「ロビー」と呼ばれる仮想の部屋に集められ、定員数がそろったところで対戦がスタートする。
現在のシステムでは、このロビーは対戦ごとに解散される確率の方が高くなっている(具対的な割合は非公開)。この点は、スキルマッチ同様にプレイヤーコミュニティの不満になっていた。もし満足のいく対戦ができるロビーが成立しても、試合後いちいち解散させられ、再度マッチングを始めるのには時間がかかる。また、運悪くバランスのとれていないロビーに放り込まれる可能性もあり、そこにうっかりチーターが紛れ込んでくることもあり得る。
リリース版『BO7』では、ロビーが解散する頻度が低下することになった。「永続ロビー」と言えるほど、同じメンバーでしばらく固まれるようになる。もしまずいロビーに入ったと思ったら自分から抜ければいいので、プレイヤー側の選択肢が増えた形だ。こちらも詳細は後日共有される。
エイムアシスト調整
まだ具体的な記述はないが、コントローラーのエイムアシストが調整されることが予告された。
ベータ時点では旋回エイムアシストが強力で、キーボード&マウスよりもコンローラーに優位性があるという意見がよく見られていた。
(旋回エイムアシスト=動く標的を追尾する、または自分が動いても標的を捉え続けるエイムアシスト)
調整とはおそらく弱体化のことと察せられる。もちろん「エイムアシストは弱い」または「調整の必要はない」という意見も目にしたが、どちらにせよTreyarchは、「どんな入力機器を使っても公平に対戦できる環境を整える」ことを目標にしている。開発側の調整力に期待したい。
アンチチートも活躍、98.8%の試合が「無チーター」に
アンチチート「RICOCHET(リコシェ)」のチームによると、『BO7』ベータではうまくチーターの蔓延を防げたようだ。
ベータDAY1から、全対戦のうち97.5%がチーター不在で進行できた。このチーター排除率はさらに上昇し、DAY5の時点で98.8%もの試合でチーターの侵入を許さなかったという。
『BO7』から、セキュアブートとTPM 2.0の有効化がプレイの必須条件となった。これらだけがチーター減に寄与したとは考えにくいものの、アンチチートの出だしは良好のようだ。より詳細なレポートは後日RICOCHETチームから共有される。
その他のゲームプレイへの変更予定についても、11月14日の正式リリースまでに順次共有されていく。ベータ終了と入れ替わる形で『CoD:BO6』のシーズン06がスタートしたので、『BO7』ベータに満足できた方は、新シーズンを楽しみつつ続報を待とう。

FPS POWER TUNE


Source: CoD Official
コメント
コメント一覧 (30件)
BO7は新規の取り込みを諦めたんだろう
SBMMで初心者を守らなくても、今作はBO6から直接の続編だし、
どうせある程度CoDプレイしてる層しか今回はやらないって判断したのか
ここまで規模が大きいタイトルなら影響も少ないだろう
もうPVPのシューティングにクロスプレイとかいらないと思うの
公平性がどうのこうのでエイムアシストの仕様変更で操作感が変わるのは結構疲れる
ランクをもっとカジュアル寄りにしてくれればいいなぁ。サーチとか無ければランクにもっと人は行くと思うし、同程度のレベル帯で遊びたい人もいるだろうし、初心者の受け口に以外となるかも知んないよね。
CODとかアシスト強すぎて不公平だから公式ではpadオンリーやってたくらいpad優遇なのにエイムアシスト弱いって、真ん中にエイム置いておいても敵が居たらトラッキングしてくれないとアシスト実感できない層か?
マッチング緩和って、一斉スタート時はまだしも、新規は武器差でボコされて、スコアストリークで何もできなくなって、楽しいのは格下狩ってる方って、今回も1、2ヶ月したら誰もやってない状態になるんだろうな。
BFは乗り物、CODはスコアストリーク、どっちももうちょっと上手くやれんのかっていう。
それだよね。
スコストの仕様のせいでタダでさえ下手な人が不利なのに、そこからさらに腕の差を考慮せずにマッチングさせられたら、下手な人のやる気激減でしょ。
間違いなくトップ勢の意見しか聞いてない。
PS3時代のCODのシステムに戻りましたと書くだけでこの長さ?
エイムアシストを完全に無くせばコンバーターマウサーはいなくなって皆公平なプレイにならない?
今のコンバーターって高性能化著しくて無反動マクロとか低遅延のメリットもあります
エイムアシスト無くしたくらいじゃ駆除は無理かと
なるほど。勉強なりました。
全く意味が無いって事は無いよ キーマウとマクロは検出的には全く別もので。
キーマウ検知はCSメーカーの協力が必要不可欠だけどマクロはPCと兼用だから一つの対策で済むのよ
ただ一番の問題はPAD勢がマウスに移動してくれるかって所かな、PSだとジャイロ上手く使えば解決できそうだけど
もうCSは諦めろ 13年前に爆発的に増えてからずっとそうやろ
実際今のCoDってPCとCS機はどれぐらいの割合なんだろ
体感はBo3-4とかの時は間違いなくPC過疎ってキーマウでCoDするにはコンバーター+PSじゃないと遊べたもんじゃないってなってたけどMW19でクロスプレイしてからは一気に人増えた気がする
CS版では98.8%がハードウェアチーターになってそう
規約的な話するとフリークも違反者だから冗談ではなくかなりの割合になる
もっと言えばCS機は双方ライセンス品のPAD以外を全て規約違反にしてるけど
最近はPADを使うためのコンバーターも多く存在しててそれ含めれば結構な数になるかと
まぁCS機の規約ってPCの自己責任による同意と同じ意味だからメーカー自体はあまり気にしてないんだけどさ
CS機のめんどくさいのはハードが決めた規約とゲームの規約が必ずしも一致して無いことで。
ハード→ゲームの規約は圧力と企業同士の契約によって縛られてるけど
ゲーム→ハードの要望はまず通らない これがコンバーターが消えない理由
(もっと言えばコンバーター民が増えればSonyとしては売上増えるから対策する必要もなかったて感じや)
チーターを排除できてるっていうけど、ゴリゴリのマウサーが大量にいるんだが…
やられるたびにコンバーター認定してそう
マウス判断要素のジッターとか旋回時のマウスの置き直す挙動とかでちゃんと見ても
2-3割いればいいほうだよ しかもソフトウェアチートと違って普通に倒せるし