2025年11月18日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2)』の次期シーズンに登場する新ヒーロー「ヴェンデッタ」のヒーロー・トレーラーを公開した。
「ヴェンデッタ」ヒーロー・トレーラー
トレーラーでは、彼女の故郷であるイタリア・コロッセオで巨大ロボットと戦う、グラディエーターさながらの姿が描かれている。良くも悪くもかなり派手に注目を集めているようだが、過去ストーリーの流れやセリフから、現在はタロンに所属していると見てよさそうだ。
新ヒーロー「ヴェンデッタ」は、現地時間2025年11月26日~12月1日にトライアル(先行プレイ)の実施が予定されている。
亡き父「アントニオ」

ヴェンデッタの父としてトレーラー内に登場した人物にピンときた方は、かなりの古参プレイヤーかストーリーのファンだろう。彼の名は「アントニオ」タロンの元幹部であり、ヨーロッパ地域の武器流通を担っていた人物。そして、無印『OW』のアーカイブイベント「レトリビューション」の冒頭で、ブラックウォッチの手によって命を落とした人物だ。
本来「レトリビューション」の任務は、ブラックウォッチ施設(対策本部)へのテロ行為に対する報復任務ではあったが、あくまで目的は「生け捕り」。しかし、ガブリエル・レイエス(現リーパー)の独断により、現場で彼が排除されるという結果を迎えてしまう。ちなみに、この対策本部で指揮を執り、テロによって重傷を負った人物「ジェラール・ラクロワ」は、ウィドウメイカーの元夫でもある。
アントニオを失ったことを機に、タロン内部の勢力図は大きく変化した。比較的新顔だったアカンデ・オグンディム(ドゥームフィスト)やマクシミリアンらが、一気に台頭する流れを生んだ。

「ヴェンデッタ」と今のタロン

各々があまり目的を明示せずに動くことの多いタロンメンバーにしては珍しく「彼らを利用して奪われたものをすべて取り返す」と目的がハッキリしているヴァンデッタだが、現在活躍が描かれている主なタロンメンバーは以下の通り。
- リーパー:父を失った直接の原因
- モイラ:同作戦に参加し、その現場にも居合わせた
- ドゥームフィスト:アントニオ不在を機に台頭した人物
- マクシミリアン:同じく台頭した人物
- ウィドウメイカー:以前からアントニオを狙っていた人物(ジェラール)の元妻
- ソンブラ:加入時期不明
- マウガ:加入は事件後(事件後の三代目ドゥームフィスト襲名後)
- シグマ:加入は事件後(リーパーのタロン所属後)
ヴェネツィア事件の原因がオーバーウォッチ(ブラックウォッチ)である事や、他の関係者であるキャスディとゲンジが現在もオーバーウォッチに所属している事などを考慮しても、ヴェンデッタにとって現在のタロンの居心地は良いとは言えないだろう。タロンの内部崩壊(+外部への影響)について、ラマットラが警鐘を鳴らしていたのも当然といえる。
シーズン19で「インベージョン編」が一区切りし、シーズン20からは新たな物語の展開が期待される中、タロンとオーバーウォッチ双方の歴史の転換点となった“ヴェネツィア事件”の中心人物の娘が参戦する意味は非常に大きなものになりそうだ。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
FPS POWER TUNE
Source: Overwatch







コメント