ソニー・コンピュータエンタテインメント傘下、SCEワールドワイド・スタジオ代表取締役会長である吉田修平氏はGDC2014で、PS4に対応するバーチャルリアリティテクノロジー“Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)”を現在開発中であることを明らかにした。
吉田氏「これまで産業は、ゲームプレイヤーのためにテクノロジーを進歩させ成長してきた。
人々が想像もできないことも可能にしてきた。PlayStation は、遊びという境界線を飛び越え、いかにしてプレイヤーに革新的で創造的な経験をさせることに焦点を当ててきた。」
例えばBlu-rayなどは、今では当たり前のものとなっている。
同氏は「PlayStationから生まれる新たなバーチャルリアリティは、ゲームの未来を形作っていくだろう。」と語り、滑らかな白と黒を基調とした“Project Morpheus”を登場させた。
「PlayStation CameraとPlayStation Moveとのシームレスな統合が、Morpheusをより魅力的なものにするだろう。我々はディベロッパーからのフィードバックをもとに、これからより良いものへと改善していく。そのためこの場で発表することにしたのです。」
続いて、ソニー・コンピュータエンターテイメント・アメリカの上級研究開発部長であるRichard Marksは、「Morpheusは、ゲームにはもちろんのこと、ゲーム以外でも使われる予定だ。私は、NASAのジェット推進研究室の探索プロジェクトにも参加しているんだ。」
「Morpheusは、ソニーが開発した3Dオーディオ技術により、階段を上り下りする足音、頭上を抜けていくヘリコプターの音など、音の位置を正確に再現できる。そしてこのシステムは頭の動きを追跡し、プレイヤーに360度のリアルな音の世界を体感させるだろう。」
位置の追跡、これはバーチャルリアリティの鍵になるものだ。これを制御するのはとても困難かもしれないが、PlayStation Cameraによるトラッキングと加速度センサー、ジャイロセンサーによって可能になるだろう。
そしてPlayStation Moveと繋がることで、プレイヤーは武器持った自分の手を見ることができ、バーチャルの世界で、実際に剣で敵をなぎ倒すことが出来る。
「Morpeusの導入は、とても簡単だ。お店に行き、購入して、接続すれば、すぐ使うことができる。設定で戸惑うことはない。」
と、導入の簡素性もアピールした。
最後に、SCEA R&Dの上級ソフトウェア技術者であるAnton Mikhailov氏は、「プレイヤーをゲームに没頭させ、はかなくも貴重な存在だと感じさせ続けるために、ゲームのディベロッパーとソニーの技術者は低レイテンシ、高フレームレート、適切なキャリブレート、クリアなレンダリングな状態にを維持するできるよう開発している。」
「Morpeusのつけ心地はとっても最高だよ。細かく調整可能で、長時間の装着でも快適だ。カスタムヘッドホンの取り付けも可能なんだ。これによって、バーチャルリアリティー独特の酔いを大幅に軽減させることができた。」と詳細に述べている。
視野は水平90度、1920×1080ピクセルのフルHDで、位置補足は3メーター内、360度で可能だ。
ソニーはGDC開催期間中、プロトタイプMorpeusのデモを行うとしています。
そのデモイベントには、ロンドンスタジオの『The Deep』、『The Castle』、CCP Gamesの『Eve Valkyrie』、スクエア・エニックスの『Thief』が準備されるとのことです。
Source:Polygon
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コメント
コメント一覧 (3件)
これ付けてたらサーチで無双できそうだなw
お値段が気になりますね。
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