レインボーシックス シージ: 日中プロゲーマー対決終結、両チームへじっくりインタビュー [TGS2017]

レインボーシックス シージ: 日中プロゲーマー対決、日本チーム雪辱を晴らせず【TGS2017】
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9月23日(土)の東京ゲームショウ2017(TGS2017)のHPブースで『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の日中プロゲーマー対決が開催されました。今回取材にお邪魔させていただき、試合後にはインタビューもさせてもらったのでその模様をお届けします。

日中プロゲーマー対決の模様

試合内容はJCG tubeのYoutubeチャンネル上に、タイムシフトがアップされているのでそちらをご覧ください。また親善試合の後に行われたエキシビジョンマッチも両チームのおふざけプレイ満載で見応えありです。
【タイムシフト】TOKYO GAME SHOW 2017 OMEN by HP Public Day1
日中プロゲーマー対決を制したのは学生プロゲーマーの中国チーム「uL Gaming」。学業以外の時間をゲームの練習時間に割いた結果、驚異的なエイム力でチーム「父ノ背中」を圧倒しました。父ノ背中は勝利よりもエンターテイメントに徹していたようです。

試合後の両チームインタビュー

試合後には、uL GamingからLusty選手、父ノ背中からけんき選手から主にお話をいただきました。 ― 試合中、日中のチームで戦略的な違いがあるように感じましたか? けんき選手:特に感じることはなかったですね。僕たちアジアのプロチームは、ヨーロッパのプロチームの戦いかたを参考にしていることが多いんですよ。ただ、今回の僕たちの戦いかたはかなり特殊でした。理由としましては、先ほども言ったように、チームのトッププレイヤーを集めたチーム編成ではなく、TGSに合わせて、より発信力のあるプレイヤーでチームを構成したんですね。対戦相手のuL Gamingは強豪チームですから、セオリー通りにならないような戦いかたで奇襲をかけようという作戦だったのですが、残念ながら追いつくことはできませんでした。 Lusty選手:ほかの中国のチームと、ほとんど変わらない戦術に感じました。ひとつ違うと感じられたのは、こちらの戦法に合わせるように、戦術を変えて対応してくるのが非常に上手いと感じました。 ― 試合後のエキシビジョンマッチでは、タチャンカダンスを披露したり、モンターニュでの近接キルを披露したり、エンターテイメント性にあふれる展開がありましたが、盛り上げようと思ったポイントはありますか? けんき選手:自分たちは配信者チームとなっているので、ガチの試合練習はここ1週間ほどで急遽練習するという状況でした。あの試合が普段の僕たちですね。人を喜ばせるためにプロとして活動するという気持ちでやっています。 Lusty選手:もちろん観客を楽しませるという気持ちは両チームあったとおもいます。タチャンカを選んだり、みんなで外に出たり本当に楽しかったです。

タチャンカ卿の御姿

― 特に本作では立ち回りやエイムなどの練習量がものをいうと思いますが。日本と中国で、プロゲーマーの練習環境にはどのような違いがありますか? けんき選手:中国の練習についてはあまり詳しくありませんが、日本の環境についてよく「賞金が少ないからプロが育ちにくい」であるとか「eスポーツが盛んでない」といった意見をよく耳にします。ただ、僕たちのメインの収益はYoutubeですので、1人生きていく分は十分にいただいております。ですので毎日楽しくゲームをプレイしている状態です。なので海外に比べて厳しい環境であるとかは、僕達のチームに関しては感じないです。 Lusty選手:よくカスタムゲームでスクリム(練習試合)を行っています、いろんな戦略をたてます。日本、韓国、シンガポールやオーストラリアなどいろんな地域のチームと交えて、いろんな戦略を組み立て、練習をしています。

試合前の入念なアップ

― 今回の試合でのMVPは誰だと思いますか? けんき選手:Rookie選手ですね。間違いなく。 Lusty選手:Rookieですね。

中国チーム「uL Gaming」
写真左からCHOLY選手、Rookie選手、ifear選手、Edmond選手、Lusty選手

― ファンの方へメッセージをお願いします。 けんき選手:本当にこのイベントに参加できたのもリスナーさんがいたからで、ここに居てこうやって話しているのもすべて皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。 Lusty選手:僕たちの試合を観てくださってありがとうございます。ぜひぜひサポートもよろしくお願いいたします。 ― uL Gamingは今回の試合の勝因を、父ノ背中は反省点を教えてください。 けんき選手:メンバー構成ですね。僕も含め『レインボーシックス シージ』の第一線から離れ、一年以上たっているプレイヤーで構成しました。クランでがっつり練習するということは、それだけ配信に時間が割けなくなってしまいます。ですので、配信チームと実際に戦っているチームが分離しています。今回TGSのイベント自体がPRを目的としているということもあり、発信力のあるメンバーで挑んだことが敗因かと思います。その分、イベントの盛り上げはしっかりできたと思いますが。しっかりしたメンバー構成での闘いは今後のESLなどで見せていきたいと思います。 Lusty選手:今回勝てたのは、色々な努力が実った結果だと思います。メンバー全員大学生ということもあり、授業が終わったあとのフルタイムをすべて『シージ』に費やし、練習やスクリムを行い頑張ってきたので、今日は勝たせていただきました。
レインボーシックス シージ: 日中プロゲーマー対決は中国チームに軍配、日本チーム雪辱を晴らせず【TGS2017】

試合に集中する選手たち

― AshとIQ、結婚するならどっちがいいですか? Lusty選手:結婚するならIQ、デートするならAshですかね。AshはFBIのオペレーターで、かなりアグレッシブだと思うので(笑) けんき選手:僕は・・・IQですかね。僕はよくドジを踏むので、事前にIQがフォローしてくれるかも(笑) ―では最後に、選手のみなさん一言コメントお願いします。 けんき選手:今回本当に大きいイベントで、実際に人に来ていただいて、こういう人たちが配信を見てくれてるんだと思いました。今後の配信の糧になりました。ありがとうございます。 アップル選手:オフラインイベントは初でしたが、たくさん盛り上がれたので、今後もこういうイベントがあれば、積極的に参加したいです。ありがとうございました。 中の人B選手:僕は今回ただひとりシージをガチでやっているメンバーなので、オフラインのイベント自体は海外などで経験済みだったんですが、国内ですと応援してきてくださる方がいてすごく楽しかったです。ショー自体は負けてしまったんですがプロリーグでリベンジしたいと思います。ありがとうございました。 Fox選手:自分もオフラインイベントは初めてでした。普段自分は、プロゲーマーと平行してサラリーマンをしています。フルタイムで終業したあとにがっつり練習という期間が続き厳しかったのですが、今回イベントに来て、普段触れ合えないファンの方と触れ合えたりお話できたり貴重な体験ができたので、非常にありがたいイベントでした。ありがとうございました。 abitun選手:僕は別ゲームのプロとして活動していまして、時間はあまりなかったのですが、今回『シージ』のため練習してきました。いい動きができないということが多々あったんですが、見せ場は作れたかなと思います。今回たくさんの観客の前でゲームができて楽しいなと思いました。ありがとうございました。 きんち選手:オフラインイベントや、大会だったり大きいイベントに出ること自体初めてで、お話があったときは楽しそうだなと思いましたが、実際でてみて緊張感とか責任感があって、本当にこれ最後まで乗り切れるかなと不安でしたが、途中から楽しさに変わってきたので、またこういうイベントがあれば参加したいと思います。ありがとうございました。 Lusty選手:招待してくださって本当にありがとうございます。オフラインの大会は初めてで、本当にいい機会でした。父ノ背中もいい試合をしてくださってほんとうにありがとうございます。 Edmond選手:海外遠征が初めてだったので貴重な体験になりました。機材もすばらしくて本当によかったです。父ノ背中もすばらしい試合をしてくれ、今後のスキルアップにつなげたいと思います。ありがとうございました。 CHOLY選手:TGSは大きくて本当にすばらしいイベントでした。特に機材が良くて一番は、HPブースで使用したモニターで今まで一番でした。父ノ背中も優しくてすごい楽しかったです。 Rookie選手:TGSにこういう舞台を与えてくださって本当にありがとうございます。父ノ背中のような強いチームと戦えて光栄です。ありがとうございます。 ifear選手:今回のイベントはuL Gamingにとって大きな意味をもたらしてくれました。父ノ背中との戦いも精一杯がんばってようやく勝てたので、この戦いを記念にもっと強くなって、より強いチームとなりたいと思います。

観客でごった返すHPブース。入場規制まで起こった

大いに盛り上がった日中プロゲーマー対決。プロリーグでは華麗に勝利するシーンを期待したいところです。 『レインボーシックス シージ』の発売日は2015年12月10日で、対象機種はPS4、Xbox One、PC。
  • タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
  • 発売日:2015年12月10日
  • 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam
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コメント

コメント一覧 (12件)

  • なぜ勝ったチームをメインにインタビューしないのか?
    戦った感想を負けたチームに聞いてもネチネチ言い訳しかしないだろ
    主催側?記者?インタビュアーの質の悪さに胸糞悪いわ

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