トランプ大統領「銃乱射事件の一因は“暴力的なゲーム”」 ゲーム規制に言及

トランプ大統領「銃乱射事件の一因は“暴力的なゲーム”」 ゲーム規制に言及

アメリカの高校で起きた銃乱射事件を受けて、米大統領ドナルド・トランプ氏は被害を受けた生徒や被害者の保護者たちをホワイトハウスに招き面会を行いました。そこでトランプ氏は「暴力的なゲーム」が事件の起こった要因の1つだと指摘しました。

ネット・ビデオゲーム・映画に規制?

トランプ大統領は以下のようにコメントし、ゲームだけでなく映画やインターネットに対して厳しい姿勢を見せました。

「インターネットについて考えなければならない。なぜなら、インターネット上には青少年の考えに悪影響をきたすものが多く存在していて、彼らの考え方をその中で形成されてしまう。彼らが見ているもの、そしてその見方についても何かをしなければならないかもしれない」

「またビデオゲームも、『暴力性の高いゲームが若者の考え方を形成している』とますます多くの人が漏らしているのを耳にする。さらに言えば、映画も非常に暴力的だ。子供は、セックス描写さえなければ殺人描写のある映画を観ることができてしまう。レーティングシステムを作るべきかもしれない」

「ビデオゲームがモンスターを生み出す」

トランプ大統領は以前からビデオゲームについては厳しい態度をとっており、2012年サンディフック小学校銃乱射事件が起きたときには「ビデオゲームでも暴力と美化はやめろ!それがモンスターを作り出しているんだ!」と厳しい口調で口撃しています。

暴力的なゲームは以前から問題視

Lee 暴力ゲーム
『グランド・セフト・オート』『アサシンクリード』『レッド・デッドリデンプション』を手に持ち暴力ゲーム規制を訴えるイー議員(当時)

政府による暴力的なビデオゲーム規制問題は今に始まったことではなく、以前にはリーランド・イー民主党議員(当時)が「暴力ゲーム規制法案」をカルフォルニア州で作成しました。このとき、規制法案はアメリカ合衆国憲法修正第2条(信教・言論・出版・集会の自由、請願権)に抵触するとされ、棄却されています。ちなみにこのリーランド・イーは、後に武器密売などで逮捕されるという冗談のような事件を起こしています。

関連記事:「暴力ゲーム規制法案」作成の米上院議員、武器密売と汚職で懲役5年

進まない銃規制

銃 規制

銃を持った民間人が無差別殺人を犯す凶悪事件が度々発生し、多くの犠牲者が出ているにも関わらず、アメリカでは銃の全面的な規制には至っていません。その理由のひとつとして、アメリカ合衆国憲法修正第2条で「規律ある民兵は自由な国家の安全保障にとって必要であるから、国民が武器を保持する権利は侵してはならない」と人民の“武装権”を国が保護していることがあげられます。

また歴史的背景や、全米ライフル協会(NRA)という市民団体の問題など多くの障害が銃規制を阻んでいます。これについては映画評論家の町山智浩氏が詳しくアメリカの銃事情について触れており、銃規制について理解が深まる内容となっています。

町山智浩のアメリカの〝いま″を知るTV #18 アメリカは何故、銃を捨てられないのか?

ゲームが人間に与える影響は度々議論が重ねられており、先日WHO(世界保健機関)が「ゲーム中毒は精神障害」と認めたことは大きなニュースとなりました。以下の関連記事もぜひご覧ください。

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Source: kotaku.com

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