新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けさまざまな企業が続々と自粛を声明していますが、『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』『Anthem(アンセム)』『Battlefield V(バトルフィールド 5)』と『Star Wars Battlefront II(スター・ウォーズ バトルフロント 2)』などFPS作品のパブリッシャーであるElectronic Arts(EA)も対策と今後についての発表を行いました。
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EAも新型コロナウイルス対策
発表では一連の感染を未曽有の出来事だと称し、世界中がパンデミックを抑えるべく努力している中、Electronic Artsとしてはスタッフの健康を守りつつもユーザーにゲームを届け続けたいとの思いを述べています。
地域ごとの状況
- 1月頃からグローバルタスクフォースがCOVID-19の感染状況を確認しつつ対応策を想定
- アジアでは現地政府と保健当局の案内に従い上海・シンガポール・ソウルのオフィスを閉鎖し、リモートワークに切り替え
- イタリアはミランのオフィスも閉鎖
- 現在上海・シンガポールは状況が一時安定したので通常業務を再開
- 他地域も現地の保健当局の発表を待ちつつ様子見
ホワイトな社内の取り組み
- 2月末からグローバルな渡航禁止令、極一部を除き一切の行き来を禁止
- 事業継続性は問題なく保たれている
- ITやセキュリティチームの努力の元にVPN環境のキャパシティを拡大
- 各地のオフィスやスタジオを全面的に在宅勤務に転換
- スタッフの健康と感染拡大防止のためにも北米、欧州、オーストラリアの全スタッフは4月1日まで在宅勤務を強く推奨
- Redwood Shores本部などスタジオは元から在宅勤務をサポートしていたので、今回はその規模を拡大する形
- 在宅勤務では業務遂行が不可能な請負業者や販売員にも通常通りの給与を支給
この迅速かつホワイトな対応には、EA社員からも会社に対する感謝のコメントが散見されます。
提供するサービスに関して
- ゲーム開発やサービス提供には大きな影響がないと予想
この発表の最後には、今回の大規模なリモートワーク体制を可能にしてくれた技術スタッフへの感謝と、ユーザーやスタッフへともに難局を乗り越えようとのメッセージで締められています。
eスポーツリーグが始まったばかりの『Apex Legends』は先日COVID-19の影響を受け延期が決定、EA傘下スタジオのDICE Stockholmもリモートワークへの全面移行を発表していました。既に各界へ大きな傷跡を残しているコロナウィルスですが、一刻も早くパンデミックが終息し、いつも通りの日々に戻ることを願うばかりです。
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Source: EA
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